COLUMN コラム

韓国ドラマ『良くも、悪くも、だって母親』で“千の顔”を見せたイ・ドヒョンを深掘り!(ネタバレあり)

公開日 2023/06/24 20:00

変更日 2024/06/20 20:05

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大ヒット作『ザ・グローリー〜輝かしき復讐~』(Netflix シリーズ独占配信中)に続き主演した『良くも、悪くも、だって母親』(Netflix シリーズ独占配信中)で俳優としての評価が爆上がりしたイ・ドヒョン。その裏には5歳年上の恋人、女優イ・ジヨンと発達障害の弟の存在があったのです。

『良くも、悪くも、だって母親』はNetflix の「今日のTV番組TOP10」て1位を獲得した人気作ですが、1話を観たときは、ここまで面白い作品だとは思いませんでした。
いきなり豚が出てきたのに戸惑い、辺鄙な村の養豚場が舞台?
どんな展開になるのかと予測不能だったのですが、親子愛を軸にサスペンス、復讐、ロマンス、コメディと多彩なの要素を盛り込んだヒューマンドラマでした。

Netflixシリーズ『良くも、悪くも、だって母親』独占配信中

◇ストーリー

亡き夫に代わって養豚場を経営するヨンスン(ラ・ミラン)は、ひとり息子のガンホ(イ・ドヒョン)が高い地位の職業につけるように厳しく育てます。眠くなると勉強できないから満腹まで食事をさせない、野球や遠足にも行かせないなど、母親の「虐待」ともいえる熱心すぎる教育のおかげで優秀な検事となったガンホは、自分が生まれる前に自殺した父親のことを調べるうちに、ふたりの権力者が関わっていることを知ります。

彼らに接近して「復讐」するため、検事になるまで同棲していた幼馴染みのミジュ(アン・ウンジン)とも自ら別れたのですが、ある陰謀によって事故に遭い、大怪我で記憶を失い7歳の子供にもどってしまうのです。

そこから母親の懸命な看護が始まります。悲しみのなかで、心を鬼にして厳しく接したヨンスンとの二人三脚で身体機能も回復し記憶を取り戻したガンホは、検事に復帰して亡き父をめぐる陰謀を明かし、母との絆も取り戻し、ミジュとの愛も再燃させていくのです。

ストーリーからわかるようにドヒョン演じるガンホは、非常に振り幅の大きい難しい役です。頭脳明晰で優秀な検事から、無垢な7歳の子供を演じるのですから。

また、母親に対しても冷酷な面から、のちに愛と感謝が溢れる表情、とめどなく涙を流すシーンまで多彩な顔を披露。さらに、ミジュに恋する甘い顔から亡き父を巡る陰謀に苦悩する姿までを鮮やかに演じ分けました。

ひとつの作品のなかで、見事にいくつもの迫真の演技を見せたドヒョンは韓国で「千の顔をもつ俳優」と高い評価を得ることになりました。

母親役のラ・ミランは、演技に意欲的な彼に「どうして『良くも、悪くも、だって母親』を選んだのかと聞いたら、『今じゃなければ出来なさそうだから』と答えて感心した。売れるしかない俳優だ」と評し、「目を見て演技をしても、年齢を超えて感情を交わせる俳優は少ないが、イ・ドヒョンはそのやりとりがすべて出来た。お互いを見ていると自然と演技ができた」とドヒョンの演技を絶賛しているのです。

でも、いくら実力があってもいい役に巡り合わなければ発揮できません。その点、ドヒョンは強運にも恵まれ秀作を引き寄せたといえそうです。

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