観客動員数韓国歴代8位！映画『7番房の奇跡』のあらすじ、キャスト、視聴方法まとめ

『7番房の奇跡』ってどんな映画？

冤罪によって引き裂かれた父娘と周囲の人々の想いが起こす奇跡を描いた感涙ヒューマンドラマ『7番房の奇跡』。

本作は2013年に韓国で上映され、なんとその観客動員数が韓国歴代8位(1281万人)をマークするほどの人気を博した超有名映画です！

キャストには『王になった男』のリュ・スンリョン、『美男〈イケメン〉ですね』のパク・シネなど、演技力に定評のある顔ぶれが揃っています。
また、主人公の幼い娘役を演じた子役カル・ソウォンの可愛らしくも鬼気迫る演技は大変素晴らしく必見です。

舞台が刑務所の中でありながら、明るい色彩を意識した映像と登場人物たちの人情味溢れるやり取りにより、とても温かい雰囲気に包まれた作品となっています。

『7番房の奇跡』のあらすじ

『7番房の奇跡』

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出典元：Netflix

生まれながらに知的障害を抱える主人公ヨングは、しっかり者の娘イェスンと仲睦まじく暮らしていました。

いつものように車両誘導員として真面目に働いていたヨング。
そんな彼のもとに、イェスンが欲しがっていたキャラクターランドセルを背負った少女が現れます。
売っている店を教えてくれるという少女についていくヨングでしたが、この行動が彼の運命を大きく変えることになります。

少女を追いかけて町の市場に行く道中、角を曲がるとそこには血を流し倒れる少女の姿がありました。

慌てるヨングは一生懸命に救急救命措置をとりますが、少女は一向に目を覚ましません。
そしてその様子を見かけた通行人に、少女に乱暴していると誤解され、警察を呼ばれてしまいます。

身の潔白を証明したいヨングですが、彼の知的能力では人に説明することができないのです。
被害者の少女が警察長官の娘だったこともあり、無情にもヨングは有罪を宣告され、収監されることに。

刑務所に入れられ、最愛の娘イェスンとも離ればなれになったヨング。
収監先の7番房の囚人や課長にもきつく当たられ、辛い日々を送ることになります。

しかし心優しいヨングは、刑務所内でトラブルが起きるたびに同房の囚人や課長を助け、次第に彼らのヨングを見る目が変わっていきます。

やがて同房のヤンホは助けてもらったお礼にと、7番房にこっそりイェスンを忍び込ませるのです！

再会を喜ぶ2人。
純粋に娘を深く愛するヨングと、父を心から慕う天真爛漫なイェスンの姿を目にした囚人や課長たちは、次第にヨングの有罪を疑い始めます。

警察長官にヨングの無罪を進言する課長、裁判に備えて答弁の練習を手伝う囚人たち。
しかし、娘を殺された怒りで我を失う長官により、ヨングに死刑が言い渡されてしまいます。

悲しみに暮れる囚人たちでしたが、最後にヨングのために一肌脱ごうと一致団結し、所内の道具で立派な気球を作り上げます。
冬に行われる刑務所内の大イベントの場で、ヨングとイェスンに乗ってもらおうという想いからでした。

イベント当日、ヨング親子は無事友人たちの大きなプレゼントに乗り、大空を高く舞いました。
風に乗り塀の外へ飛び出しそうな気球を、囚人たちはもちろん課長までもが「そのまま遠くへ行ってしまえ」という想いで見つめていました。

しかし、塀の有刺鉄線に引っ掛かり、気球は動きを止めてしまいます。
皆が夢から覚めたような表情を浮かべる中、ヨングは夕日を前に、幸せそうに笑っていました。

同じ冬、程なくしてヨングの死刑執行日が訪れます。
友人たちと食事をし、イェスンに待望のランドセルを贈るヨング。

幸せな時間はあっという間に過ぎ、別れの時。
涙ながらに別れを告げる父娘、非情にも運命は彼らを永久に切り裂いてしまうのです。


時は流れ、イェスンは立派な弁護士に成長していました。
彼女の目的はただ1つ、父親の無念を晴らすこと。

7番房の仲間に声をかけ、当時自分が見聞きしたことをすべて明かし、法廷にぶつけます。
そして無事に当時の判決が覆り、イェスンが最も愛した父にかけられた疑いが遂に解けたのでした。