【名作韓国映画特集】全作配信で鑑賞可能！年100本視聴ライターが忖度なしに推す！ ロマンス、ヒューマンを堪能できる韓国映画4選

韓国映画『手紙と線路と小さな奇跡』（2021）

線路だけがあり、駅がない村。高校まで往復5時間、最寄り駅までは危険な橋を渡らなければならず、過去には転落死亡事故も。簡易駅開業を目指し大統領府に手紙を送り続ける男子高生のジョンギョン。そんな時、ジュンギョンに数学の才能を見出した担任は「高校生クイズ」への出場を提案。ためらいながらも、大統領と会話のできる”大統領賞”の存在を知ったジョンギョンは、駅開設の夢を叶えるためソウルへ向かうのだが…。

ヒューマン映画の名手、『Be With You ～いま、会いにゆきます』のイ・ジャンフン監督が手掛けたヒューマン＋ちょっぴりロマンスに胸打たれる名作。

駅を作るため奔走するジョンギョンと、彼を支える家族、村人、ジョンギョンに想いを寄せる同級生ラヒのキュンとして心温まる感動ストーリー。

主人公ジョンギョンに『それだけが、僕の世界』のパク・ジョンミン、ラヒ役にドラマ『キング・ザ・ランド』のユナ（少女時代）。さらに『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』で〈百想芸術大賞〉 男性最優秀演技賞の受賞が記憶に新しい、名優イ・サンミン、『ホグの愛』のイ・スギョンと、実力派たちが脇を固めます。

韓国に実在した韓国初の私設駅、両元（ヤンウォン）駅（2012年に閉鎖）をモチーフに描かれる同作。リアルとファンタジーを行き来しながら起きる奇跡の数々を、ローカルな情景と共に俳優陣が情感たっぷりに演じます。

心揺さぶられて止まらないのは、後半につれ明らかになるジョンギョンと姉、父との絆。これまでの行動の理由、その裏に隠された真意に涙腺崩壊必至です。

本国では観客動員数70万人と芳しくない成績でしたが、その後配信が開始されたことで高評価の口コミが急増。韓国サイトNAVERで★8.37（★8以上は優秀作と言われている）を獲得し、「人生で最も良い映画」に挙げる人も。ちょっぴりロマンスに加え、切なさと温かさが入り交じる家族愛が、強い余韻と感動を残す一作です。

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https://video.unext.jp/title/SID0069083

韓国映画『愛の棘』（2014）

高校教師と美人女子高生の禁断の愛を描くロマンス映画『愛の棘』。

イケメン教師に恋をした女子学生が、あらゆる手を使い想い人を振り向かせようとする、その愛の深さにキュンとしてゾワッとする物語。

『運命のように君を愛してる』で世の女性のハートを打ち抜き、日本でも高い人気を誇るチャン・ヒョクが、体育教師ジュンギ役。相手役の女子高生ヨンウンは、近年『軍検事ドーベルマン』でクールな一面を披露し再注目を浴びたチョ・ボアが担当。

同作はロマンスですが、愛におぼれたピュアな女子高生の行き過ぎた言動に、サスペンス×サイコパスが絡まるのが面白いところ。ジュンギにはなんと妊娠中の奥さんが居るという罪深き設定！ 序盤は2人が禁忌を犯す、理性と本能の葛藤にキュンとしてハラハラ…。 後半にかけ複雑になる人間関係、狂い始めるヨンウンにゾクッとし、目が離せない展開に夢中になってしまいます。

当時から大スターであったチャン・ヒョクですが、本作ではどこか純粋かつ素直な雰囲気が感じられ新鮮。男の理性、揺れる感情を変わらぬカリスマで見事に体現しています。そんなチャン・ヒョクを骨抜きにするチョ・ボアは、華奢な体とは裏腹に、大胆過ぎるほどの小悪魔っぷりで悩殺級の可愛さを披露。筆者も「素敵…」とジュンギに共感し、彼らの行く末にどっぷり感情移入しながら楽しみました。

今から10年前の作品ですが、今観ても蘇るスキャンダラスなハラドキ感がたまらない！ そんなスリルとロマンスがお好きな方はドハマり確実の一作です。

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https://www.video.unext.jp/title/SID0089594

韓国映画『傷だらけのふたり』（2014）

ファン・ジョンミンの名演技に魅せられる！ 借金取りの男が最初で最後の恋に落ちる珠玉のラブストーリー『傷だらけのふたり』。

40代、実家暮らし。家族も呆れ顔の武骨な男テイル。一目ぼれした女性を振り向かせるため、自身の人生を変えようとがむしゃらにもがく様子をファン・ジョンミンが圧倒的な演技力で熱演。素直になれない不器用な恋は心ふるえるほどに切なく、同時にトキメキまでも感じさせる秀逸さに脱帽。演技であることを忘れ夢中になってしまいます。

相手役は『離婚弁護士シン・ソンハン』のハン・ヘジン。ごろつきのテイルとは正反対の端正で上品な銀行の受付嬢ホジョン役を好演します。紆余曲折を得てテイルの猛アタックで実る、正反対の2人の恋は、喜びと悲しみの連続。すべての気持ちが明かされるクライマックスでは、深く深い2人の愛に思わず涙があふれてしまうはず。

ファン・ジョンミン渾身の演技は手厳しい本国の観客をも唸らせ、ロマンスジャンルでは珍しい200万人に迫る198万人の観客を動員。

最後の最後まで、1人の女性を愛し続けた男の生き様に打ち震えるような感動を覚える名作です。

https://www.netflix.com/jp/title/80165484

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