『ハッシュ〜沈黙注意報〜』は働く全ての人の心に響く“胸熱”社会派ヒューマンドラマ

レビュー

Writer Nana

公開日 2021/06/11 18:00

変更日 2024/07/18 19:00

©JTBC STUDIOs

韓国トップ俳優ファン・ジョンミンと少女時代ユナを中心とした超豪華キャスティングで注目を浴びた最新ドラマ『ハッシュ〜沈黙注意報〜』。豪華キャストはもちろん、ドラマトレンドにマッチした心に響く胸熱社会派ドラマでもある本作。本記事では、現在の韓国でのドラマトレンドを分析しながら本作の魅力に迫ります！

“働くヒント”が見つかる！全ての人々の心に刺さる胸熱お仕事ドラマ

今、社会派ヒューマンドラマがアツイ！

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かつて韓国ドラマといえば、現実離れした奇想天外な設定や、純愛を描いたロマンスドラマを中心にヒットしてきましたが、近年本国で軒並みヒットしているのは、“社会派ヒューマンドラマ”。

2019年は、親の過剰な教育熱に焦点を当て、社会的なメッセージが込められた作品『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』が大ヒット！社会現象を巻き起こしました。2020年は、落ちこぼれ野球球団の裏方スタッフ達の奮闘を描いたお仕事ドラマ『ストーブリーグ』が、韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる権威ある賞「百想芸術大賞」で作品賞を受賞。更に、患者の話ではなく医師の感情と日常に焦点を当てた『賢い医師生活』は、唯一のメディカルヒューマンドラマとして大衆から絶大な支持を受けました。そう、今韓国では“社会派ヒューマンドラマ”、“お仕事ドラマ”がトレンド。視聴者がどこかドラマや登場人物に共感できるような、リアリティのある作品が求められているのです。

そんな今のドラマトレンドが詰め込まれた作品が本作。基本的な背景は新聞社であり記者達ですが、就職不正、非正規職とインターン制度、学歴社会などの社会問題に踏み込んだ、そんな“リアリティ”ある作品なのです。