COLUMN コラム

ジョングクの咀嚼音が美しい!“黄金の瞬間”を追ったドキュメンタリー映画『JUNG KOOK : I AM STILL』の注目ポイントを独自解説

公開日 2024/10/14 11:45

変更日 2024/10/14 20:15

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全米チャート首位に輝いた初ソロシングル「Seven(feat.Latto)」のレコーディングから始まるドキュメンタリー映画『JUNG KOOK : I AM STILL』が全国で公開されている。ジョングクがロサンゼルスやニューヨーク、ロンドンを訪問する中で、ひときわ美しい音色を響かせるのが、食事場面での咀嚼音である。イケメン研究をライフワークとする“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、独自の視点から本作を解説する。

マジカルスター唯一の欠点?

ぼくなんかは、このチップスの咀嚼音だけでお腹いっぱい満足してしまうが、TSXでのパフォーマンスで、ニューヨークのARMYを前に1stアルバム『GOLDEN』のタイトル曲「Standing Next to You」で登場する瞬間はさらに満腹中枢を刺激してくる。この曲は、イントロだけでリスナーの耳を満足させる。たった一曲で、どうしてこんなにマジカルなことをできしてしまうのか? 

2023年4月のワットとのレコーディングでは、「Seven(feat.Latto)」の収録翌日の10日に「Standing Next to You」がレコーディングされた。マイクに向かうグクのすぐ隣で細かな指示をだすワットが、歌いだしあとの2つ目のヴァース「control」がマイケル・ジャクソンのようだと指摘していた。そう、この曲のグクのフレージングは誰がどう聴いたってマイケル・ジャクソン的なのだ。ボーカルだけでなくマイケルのステップが憑依したダンスもマジカル。長めのアウトロが持続するのもマイケル的な小刻みの息づかいが随所に織り込まれているから。

咀嚼音にしろマイケル的フレージングにしろ、グクから発せられるあらゆる音の成分が凝縮されることで、マジカルなスター性はどんどん強くなる(他のレコーディング場面でテテが入ってきて、「今日は何曲?」と聞く瞬間にはドキッとする魔力があった!)。でもそんなマジカルスターにもどうやら欠点(?)らしきものがある。TSXでのパフォーマンスはコンディションが最高だったようだが、ニューヨークで行われたGMAライブ後ではどしゃ降り。公演後には思わず「僕は雨男なんだ」と言っている。確かに屋外でのグクのライブは雨が多かもしれない。ただ、『Are You Sure?!』で昼の買い出しをする場面を思い出すなら、多少の雨降りなんてなんのその。スーパーマーケットの駐車場で華麗なステップを踏んでみせるグクは、欠点らしきものすらマジカルな要素に取り込んでしまえる人なのだ。

   

映画『JUNG KOOK: I AM STILL』全国公開中!

10 月 18 日(金)より特典映像が追加された“Party Edition”の上映が決定!

またARMY BOMB ライト連動応援上映会も!

さらに、入場者プレゼント第3弾は「スペシャルステッカーセット(3 枚組)」に決定!

詳しくこちら:https://www.jungkook-iamstill.jp

配給元: エイベックス・フィルムレーベルズ

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加賀谷健