韓国ドラマ『グリッド』第一話&第二話レビュー♪SF×サスペンス・スリラーの意欲作！

圧倒的スケール感と多層的なストーリー

本作の舞台は、太陽フレアによって地球が滅亡の危機に瀕したのちの地球。1997年、一人の女性が作った「グリッド」と呼ばれる太陽風防御膜が地球を守った様子が冒頭から描かれる。ハリウッドSFさながらのスケール感に圧倒されること間違いなし。

この冒頭だけ聞くと、SFジャンルに耐性のない視聴者にとっては少し難しいようにも感じる。しかし、宇宙vs地球的なSFストーリーが繰り広げられるのかと思いきや、始まった物語で起きたのは、コンビニでの不可解な殺人事件。
それだけでなく主人公・セハの家庭環境や幽霊との関係性、そしてなぜ「グリッド」を作り、世界を救った女性が突如姿を消し、そしてまた犯罪者として舞い戻ってきたのか、これらの謎は現時点ではまだまだ謎が謎を呼ぶばかり。どのような展開が待っているのか先が気になってたまらない。
SFファンのみならず、サスペンスドラマファンも必ず満足できるに違いない。

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さらには、24年前から“幽霊”を追ってきたセハと、コンビニ殺人事件をきっかけに本事件を追うことになった刑事のチョン・セビョク。そしてその二人が追う“幽霊”と呼ばれる謎の女。この三人を中心に、それぞれのキャラクターがどのように関わり合っていくのかも見どころの一つと言えるだろう。

現時点では、第四話までが配信中の本作。日韓同時配信ということで、この物語の結末はまだ誰にも分からない。全十話の物語はまだまだ序盤。『グリッド』の世界に飛び込むには今しかない！