【異色作】中国ドラマ『河神Ⅱ－Tianjin Mystic－』のあらすじ＆キャストと見どころをご紹介！

西洋と東洋の入り混じる独特の世界観

『紳士探偵Ｌ～魔都・上海の事件録～』や『同居人は名探偵 ～僕らの恋は迷宮入り～』など1900年代前半の中国・租界を舞台にしたミステリードラマは人気のジャンルですが、やはりその魅力といえば、西洋と中華の入り混じった独特の世界観が一番ではないでしょうか。本作はその中でも、摩訶不思議な世界観をビジュアル、物語の両軸から取り入れた作品。煙を使った秘術で死の真相を明らかにする“河神”、グオ・ドーヨウ、グオ・ドーヨウの許嫁で巫女のグー・インと、天津を牛耳る漕運商会の息子で、ドイツで法医学を学んだ科学万能主義者、ディン・マオの対立はファンタジーでありながら、土着の宗教と西洋医学の入り混じった当時の様子を上手く描いています。

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パワーアップしたキャラクターたち

前作では、そんな超感覚と科学という相入れないものを信仰する二人が徐々に絆を深めていく姿も魅力の一つでしたが、本作はその先を描きます。冒頭から絞首刑に処されるグオ・ドーヨウを間一髪救い出すディン・マオの手腕は、前作では見られなかった巧妙なもの。それもそのはず、前作では留学帰りの街を牛耳る大会社のお坊ちゃんとして、少々チャラついた部分もあった彼ですが、本作では家業を継ぎ、漕運商会の会長となり、さらに天津市の秘書長にも任命されることに。前作では見られなかった、組織を背負い、街を守る覚悟が一話一話と進むごとにその表情に現れていくようになり、視聴者としても、彼の成長していく姿に胸が熱くなります。

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