公開日 2020/08/04 17:14
変更日 2024/08/01 17:02
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キム・スヒョン&ソ・イェジ主演ドラマ『サイコだけど大丈夫』第14話のあらすじを紹介します。やっと家族になれたムニョン、ガンテ、サンテ。蝶のトラウマを克服しようとするサンテと、蝶の正体を知って苦しむガンテとムニョンに、恐ろしい魔の手が伸びます・・・。※この記事は本編のネタバレが含まれています。
ガンテが、サンテとジェスを見送ると、玄関の前に宛名のない封筒が置かれていました。
封筒の中には、「手とアンコウ」という絵本が入っていました。
むかしむかし、ある裕福な家にかわいい子が生まれました。
モクレンのように色白のかわいい子を母親は愛し、この子の為なら 太陽や星をも手に入れると誓いました。
子供が初めてご飯を食べたとき時、母親はとても喜びました。
“母さんがずっと食べさせてあげる 口を大きく開けて「あーん」して”
初めて歩いた時には、母親は走り寄っていきました。
“母さんがおぶってあげるわね 早く背中に乗って”
なにもかも世話を焼き大事に子供を育てた母親は言いました。
“愛する我が子よ・母さんは少し休みたい。これからはあなたが私に食べさせて”
すると子供がいいました。
“お母さん、私は手がないの。一度も使わなかったから消えてしまった”
“それなら我が子よ、母さんをおんぶして。足が痛いのよ”
すると子供はいいました。
“お母さん、私は足もないの。ずっとおぶわれてたから地面を踏んだことがないの。その代わり、大きな口を持ってる”
そういって、大きな口を開きました。
起こった母親が叫びました。
“あなたは完璧な子じゃなく、役に立たないアンコウだったのね。食べる事以外は何もできない失敗作よ”
母親は遠くの海へ、アンコウを投げました。
それから荒々しい海風が吹きつける日には、船乗りたちの耳に子供の泣き声が聞こえたとか。
“お母さん、お母さん。私が悪いことした?私を迎えに来て。お願い、私を迎えに来て”出典元:本編「手とアンコウ」より
絵本の最後のページには、ヒジェからメッセージが書かれていました。
「この本は、あなたの唯一の失敗作だけど、お母さんが一番好きな本よ。創作家なら分かるわよね。失敗作は廃棄処分しなきゃならない」と。