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キム・スヒョン主演『サイコだけど大丈夫』最終話まで一気見オススメ/あらすじ&作品解説!

公開日 2020/08/20 19:51

変更日 2024/06/20 14:12

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キム・スヒョン&ソ・イェジのカップルとオ・ジョンセの演技が話題の『サイコだけど大丈夫』の内容を徹底解説します。心の病とトラウマをテーマに、大人向けのダークな童話を演出に絡めた、痛くも切ないラブストーリーです。Netflixにて独占配信中『サイコだけど大丈夫』は一気見&リピート視聴必見です!

美人の童話作家コ・ムニョンは、反社会性パーソナリティ障害を持ち、後先考えず欲望のままに動き、攻撃的で他人の気持ちはお構いなし!
ワガママなお嬢様のヒロインは韓国ドラマでよく登場しますが、ムニョンの悪女っぷりはヤバいです。
他人をナイフで突き刺そうとする、階段から突き落とす、自分の邪魔をする相手が現れるとすぐ手を出してしまう危険な行動を次々と起こしていきます。
ムニョンが専属作家を務めるサンサンインサン出版の代表サンインは、お金で解決してきました。

しかし、周囲の評価や善悪を気にせず、どんな本音もズバッと言い、嫌な相手をねじ伏せる様は、見ていてスッキリする場面もあります。
偽善やキレイ事を嫌うムニョン独自の考え方が、時に患者の心を目覚めさせます。ムニョン流の荒治療もドラマの見どころの1つです。

ムニョンの恋愛観

ムニョンは綺麗な物や気に入った物は、手段を選ばず手に入れようとするタイプ。
最初、ガンテは、物欲同然に自分に接する彼女に、感情のない空き缶だと批判します。
ガンテの心を強引に揺さぶるムニョンを、ソ・イェジがコミカルに演じています。
また、童話の魔女や姫のような華麗な衣装がソ・イェジの美貌を一層引き立てていて、ヒロインの心境によって変化する衣装を見るだけでも一見の価値あり!
次に何をしでかすか分からない、ムニョンの言動にドキドキハラハラするのも、魅力の1つです。

毒親とトラウマ

ムニョンの性格には、少女の頃のトラウマに原因があります。
母のヒジェは「西の魔女の殺人」という小説を執筆したベストセラー作家。
ヒジェは娘の事を、作品に例えて、「自分が作った最高傑作」として所有物のように扱います。
自分の言いつけを守らなければ髪を掴み、時には脅して怯えさせていたのです。
さらに、ヒジェの危険な正体を知った父のデファンは、母娘共に「怪物」になると恐れて、まだ少女だったムニョンの首を締めて殺そうとした過去がありました。
毒親とトラウマの2重苦が、子供の頃からムニョンを苦しめ、歪んだ人格へと成長させたのです。
そんな性格がガンテとの出会いで変わっていく様が丁寧に描かれています。

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