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2021年アジアドラマ<韓国・タイ・中国>総まとめ!

公開日 2021/11/27 12:00

変更日 2024/06/20 14:22

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2020年から韓国ドラマだけでなく、タイドラマや中国ドラマが大ブレイク!日本でも多数の作品が日本語字幕版で見る事ができます。そこで、2021年に日本でも流行ったアジアドラマをピックアップして紹介します。

「華流」と呼ばれる中国ドラマは、韓国ドラマほどの人気とまではいかないが、最近では桃花シリーズ、九州シリーズ等、独自の世界観設定のファンタジードラマが頭角を現している。
中国ファンタジーは、時代劇とは異なり、歴史をモチーフにしながらも、非現実的な設定、特殊能力持つ主人公や魑魅魍魎といったキャラクターも登場する。
男女の恋愛ものが人気ジャンルの1つだった。

そんな中、2019年に放送され、2020年に日本に上陸した『陳情令』が大ヒットをきっかけに、美形男子のブロバンスファンタジーが今女性を中心に熱い支持を得てた。
『陳情令』は、スピンオフ作品も製作され、『生魂』と『乱魄』が2021年に日本初放送、『渡魂』の日本放送も期待される。
さらに、2020年にはアニプレックスによって原作の『魔道祖師』がアニメ化、そのスピンオフが2021年に『魔道祖師Q』も製作された。

『山河令』

2021年『陳情令』の次ぐヒット作はこれ!

あらすじ

20年前、青崖山で五湖盟と英雄に討伐された大魔王“容炫(ロン・シュエン)”は一夜にして天下一となる最強の武庫を残した。武庫を開ける鍵は琉璃甲(るりこう)がという秘宝。
この逸話にまつわる童話が広まり、歌の後半には琉璃甲を匂わせる歌詞があった。
各勢力は武庫を狙って、ひそかに琉璃甲を捜索する。
そんな折、北方を拠点とする晋王が皇帝の座を狙って謀を巡らせていた。
晋王の特殊部隊「天窗」の首領・周子舒(ジョン・ズーシュー)は、主の命のまま要人たちを次々と抹殺。そのせいで、一族が滅び、愛する人たちが犠牲となってしまう。
この事に憂いた周子舒は、「天窗」を離脱する者に課せられる七竅三秋釘(しちきょうさんしゅてい)を自らの身体に打ち込んだ。
「七竅三秋釘を打てば3年で冥土へ赴く」死ぬ3年までの間に、武力を失い、五感も衰えていくという過酷なものだった。
周子舒は「天窗」から追放され、流浪の身となり、顔を変えて怠惰な生活を送っていた。
そんな折、貴公子・温客行(ウェン・コーシン)と鏡湖派の三男・張成嶺との出会いによって、琉璃甲を巡る争いごとに巻き込まれていく。

ヒットの理由

本作は中国で人気のBL作家Priest原作小説『天涯客』を基に実写化。
最強武官と長髪の貴公子のタッグが1番の注目。
皇帝の権力争いと琉璃甲を巡る魑魅魍魎の戦いが交錯し、畳み込むようなアクションの連続で魅せる武侠ドラマである。
余命3年の周子舒と、そうとは知らずに出会い彼に惹かれる温客行とのブロマンスをはじめ、次々と登場する多様な登場人物との対決も魅力的だ。

中国では『皓衣行』、『君子盟』というブロマンスが制作されていたが、当局の規制によってストップがかかっている状況。
『君子盟』は『張公案』にタイトルを変更し、男性同士の親密なシーンを削除して検閲をクリアし配信可能になったとのこと。
中国ファンタジーのブロマンスは、BL小説がヒットの発端となっているので、今後はBL排除される中国で新作の輩出は難しそうだ。
それでも、現在日本で視聴できるドラマは一見の価値あり!

『山河令』(全36話):WOWOWにて放送&WOWOWオンデマンド配信中。

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