韓国ドラマを牽引するベテラン実力派女優5選！

キム・ヘス

1986年のMBCドラマ『人形の教室』で女優デビューし、ドラマ『春香伝（1988/KBS）』 、映画『ザ・ラスト・ウィンター（1988）』で立て続けに主演デビューを果たす。
1999年の主演ドラマ『クッキ 〜菊熙〜』では最高視聴率53.1%、続いて『張禧嬪[チャン・ヒビン]』では最高視聴率42.9%を記録し、視聴率女王となった。
2010年代では、日本のヒットドラマ『ハケンの品格』の韓国リメイク『オフィスの女王（2013）』で独立した頼れる女性を好演。そのほか、人気ドラマ『シグナル（2016/tvN）』で第52回百想芸術大賞＜テレビ部門＞女性最優秀演技賞を受賞。『ハイエナ（2020/SBS）』『未成年裁判 （2022/NETFLIX）』など社会問題を扱った法律ドラマで主演を務め、存在感を放った。

SEOUL, SOUTH KOREA – DECEMBER 10: Actress Kim Hye-Soo attends the launch event for AHC New Product ‘Time Rewind Real Eye Cream For Face’ at Pier59 Studio on December 10, 2019 in Seoul, South Korea. (Photo by The Chosunilbo JNS/Imazins via Getty Images)

時代劇、社会派ドラマなど、ヒットドラマに多数出演してきたキム・ヘスが単独主演を務めた最新作は史劇ドラマ『シュルプ』。後継者争いが絶えない朝廷で世子と4人の皇太子の子育てに奮闘する母兼王妃を好演した。

『シュルプ』

朝鮮の国王イ・ホの正室のイム・ファリョン（演：キム・ヘス）には世子と4人の皇太子がいたが、その他にも、4人の側室との間にそれぞれ男児が跡継ぎ候補として存在していた。
ファリョンを目の敵にしている大妃は、常に世子を引き吊り下そうと企み、皇太子たちを疎んでいた。ある日、文武両道で完璧だった世子が病に倒れて亡くなってしまう。
大妃の策略により、次期世子はファリョンの次男ソンナム大君（演：ムン・サンミン）だけでなく、ファリョンの息子たちと側室の息子も含めた皇太子たちが競い合って、勝利した者だけが世子の座を得る事ができるという後継ぎ争いとなってしまう。さらにファリョンの息子以外が世子となれば、廃妃となる条件を付けられた。
ファリョンは世子の無念をソンナム大君に託し、大妃と真っ向勝負していく！
王妃として貫禄とカリスマを備えながら、母としての愛情深さがグッとくる。そんなキム・ヘス演じるファリョンに釘付けになる事間違いなし。

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次回作は、クライムサスペンス映画『密輸』。7月26日より公開を控えている。

チョン・ドヨン

1992年MBCドラマ『われらの天国』で女優デビュー。1997年公開映画『接続 ザ・コンタクト』で映画初出演にして第35回大鐘賞新人女優賞。第18回青龍映画賞新人女優を受賞。韓国映画界で高い評価を受けながら、多数の映画ドラマに出演。2007年の主演映画『シークレット・サンシャイン』では第60回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞。
2007年以降は結婚・出産で芸能活動を休止していたが、女優復帰した2010年公開の主演映画『ハウスメイド』でセンセーショナルを起こした。
その後も映画界で活躍していたチョン・ドヨンは、2016年のtvN『グッドワイフ〜彼女の決断〜』で11年ぶりにドラマ出演し主演を務めた。

SEOUL, SOUTH KOREA – MARCH 21: South Korean actress Jeon Do-yeon during a premiere of the Netflix film “Kill Boksoon” at the InterContinental Grand Seoul Parnas on March 21, 2023 in Seoul, South Korea. (Photo by The Chosunilbo JNS/Imazins via Getty Images)

映画界で異才を放っていたチョン・ドヨンが、2023年のtvN新ドラマ『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜』でラブコメディのヒロインとして等身大の中年女性を演じ、新たな魅力で視聴者の共感を得た。
さらに、映画『キル・ボクスン』では最強の殺し屋を演じ、キレッキレのアクションを披露している。

『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜』

惣菜店「国家代表」を営むナム・ヘンソン（演：チョン・ドヨン）は、娘のヘイと弟ジョウを世話する一家の大黒柱だった。成績優秀でソウル大学志望のヘイのために身銭を切って、進学塾「ザ・プライド学院」のカリスマ数学講師チェ・チヨル（演：チョン・ギョンホ）の授業を受講させる。チヨルは摂食障害を患っていたが、「国家代表」のお弁当だけは食べる事ができた。かつて受験生だったチヨルの唯一の拠り所が、へンソンの母親の食堂のご飯だったのだ。ヘンソンがその食堂の娘だと知ったチヨルは、彼女の事が気になっていく。
シンデレラストーリーのような展開はなく、受験に悩む学生とその母親たちに起こるトラブルや親子関係のホームドラマを描きながら、地に足のついたヘンソンとチヨルの恋愛が描かれ、共感度100％のラブコメディになっている。

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『キル・ボクスン』

殺し屋を束ねる組織「MKエンターテインメント」と契約しているギル・ボクスンは、伝説的存在となったAクラスの凄腕殺し屋。一方、私生活では正体を隠し、思春期の娘を名門学校に通わせる教育ママだった。ボクスンは、契約満了が近くなり、娘の将来のために引退を考えていたが、MKエンターテイメントの代表チャ・ミンギュ（演：ソル・ギョング）は彼女を手放そうとはしなかった。
ある日、Aクラスの暗殺依頼をうけ、男子大学生を自殺に見せかけて殺害する計画だったが、ターゲットの事情を知ったボクスンはミンギュに計画失敗と報告する。この事件をきっかけに、ボクスンと組織に亀裂が生じ…。

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