COLUMN コラム

グローバル音楽市場を席巻!「I-LAND」発のアイドルグループENHYPEN

公開日 2021/02/01 09:00

変更日 2024/06/20 15:55

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Big Hit EntertainmentとCJ ENMとの合同プロジェクト「I-LAND」から誕生した7人組のアイドルグループENHYPEN。デビューからたった2か月で韓国の音楽賞で新人賞4冠に輝き、さらにグローバル音楽市場を独占!期待の新人グループENHYPENについてご紹介致します! (文・今泉圭姫子)

ENHYPENが、必死に練習して勝ち抜いてきた3ヶ月間、そしてデビューまでの2ヶ月余りで、あそこまで完成度の高いパフォーマンスを見せることができる背景には、アイドルになる意識の高さにあると思うのです。それは才能だけでなく、彼らの強い思いがそうさせるのです。私たちは、コロナ禍の中で、そんなアイドル候補生たちの努力を目の当たりにし、その成長を見続けることになりました。

3年という長い時間を練習生として過ごし、ラストチャンスに全てをかけたヒスン、アメリカ生まれで、国際感覚を身に付けているジェイ、すでにフィギュア選手として名が知れていたソンフンのチャレンジ、日本、オーストラリアから単身で韓国にやってきたNI-KIとジェイク、大病を乗り越え夢に向かって歩き出したソヌ、元テコンドー選手で、17歳にしてグループのリーダーとなった信頼度の高いジョンウォン。

7人の強い思いが集結したENHYPENは、デビュー曲「Given Taken」に象徴されるように、高難度のパフォーマンスで、多くの音楽ファンを魅了しました。特に、日本人メンバーNI-KIがいることにより、日本での注目度もデビュー前から高く、またTVなどを通じてのインタビューでも、15歳とは思えない、しっかりとした日本語での応対に驚かされました。これだけ礼儀正しい日本語を話す15歳に嬉しくなったものです。

ENHYPENは、デビュー前に冠番組「ENHYPEN&Hi」で、素顔の7人の姿を披露し、デビューまでの日々をファンと共有してきました。これもファンとともに歩むというK-Popシーンには欠かせない道のりです。デビュー日がスタートではありますが、すでに9月18日のファイナルが放送された日から、彼らのスターへの道は始まっているというわけです。

デビュー日のメディアに向けたステージでは、少し緊張感が見えましたが、夜、日韓同時放送されたデビューショーケースでは、この日を迎えられた嬉しさでいっぱいの笑顔が微笑ましかったです。その日をスタートに、「Given Taken」のパフォーマンスは各音楽番組で披露されてきましたが、日に日にそのパフォーマンスには磨きがかかり、さらに、デビューして1ヶ月のグループとは思えない、スター然とした顔つきにも驚かされました。

発売日に30万枚を超える記録を打ち出し、11月Gaonチャートでの月間売上は、BTSに続き2位となる快進撃。2020年にデビューした新人の中で、ダントツの売り上げとなりました。これはたった1日で成し遂げた記録です。「I-LAND」を通じて、すでに世界中にファンを作ったENHYPENが、コロナの終息とともに、どんなスタートダッシュを切るのでしょうか?そして待ち続けたファンが、どんな爆発力で彼らをさらなる高みに連れて行くのでしょうか?2021年は、グラミー賞でのBTSの存在がさらにクローズアップされます。ENHYPENのメンバーは、そんな先輩たちの功績を目にしながら、大きな夢を膨らませて行くことでしょう。

12月31日にオンラインで開催されたBig Hit Entertainmentのアーティストが集結した「2021 New year’s Eve Concert」では、BTS、GFRIEND、N U’E S T、Tomorrow X Togetherなど大先輩達のパフォーマンスのオープニングに登場し、約20分間の堂々としたステージを披露しました。チーム・パフーマンス、NI-KIのソロ・ダンスなど、音楽番組ではなかなか見ることの出来ないスペシャルもあり、彼らへの期待がさらに膨らみました。

(文・今泉圭姫子)

FMヨコハマ「Radio Hits Radio」のラジオDJやWEBコラムを通して最新音楽・インタビュー・情報を発信。
韓国アーティストの日本語歌詞も担当。シンファ、S、イム・ヒョンジュ、ソン・シギョンを手がけ、CDライナーなども執筆。
現在、ラジオ番組のDJ、制作を始め、アーティストの楽曲管理、プロデュース、作詞など、新たな気持ちでエンタテイメント・ビジネスの場を広げている。

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Kboard編集部