COLUMN コラム

チ・ヒョヌ主演韓国ドラマ「紳士とお嬢さん」ってどんなドラマ?あらすじ・出演者など

公開日 2023/09/07 11:30

変更日 2024/06/20 17:35

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2021~2022年にかけ放送され、俳優のチ・ヒョヌが主演を務めた韓国ドラマ「紳士とお嬢さん」。なんと最高視聴率は38.2%を記録。国民的ドラマといえるでしょう。今回はそんな「紳士とお嬢さん」について詳しくご紹介します。

2021年KBS演技大賞で最多の7冠を獲得。大賞・新人演技賞・ベストカップル賞など、その年の賞を総なめにしました。また最高視聴率は驚異の38.2%をたたき出し、国民的ドラマといえるレベルです。

主演は「イニョン王妃の男」「恋愛は面倒くさいけど寂しいのはいや!」でおなじみのチ・ヒョヌ。ヒロインには若手女優のイ・セヒが大抜擢されました。年齢差14歳の2人が衝突を乗り越え愛を育んでいくラブストーリーです。

演出は「復讐の花束をあなたに」などのシン・チャンソク、脚本には「吹けよ、ミプン」のキム・サギョンが担当しています。

あらすじ

ダンダン(イ・セヒ)は父・継母・異母兄と暮らしていましたが、継母と兄が詐欺に遭ってしまい、一緒には暮らせないと一家を飛び出します。同時期に頼みの綱であった塾は経営不振となり職も失います。

困り果てている中、恩師の紹介で家庭教師をすることに。その家はなんと、FTグループ会長であるイ・ヨングク(チ・ヒョヌ)の家。ダンダンはお金や家の心配をしなくて済むと喜びますが、実は父であるスチョルが知らないうちにその家の住み込み運転手になっていたのです。さらには住み込みの部屋に継母であるヨンシルも一緒に住んでいて…気づいた父は娘にばれないよう辞めようとしますが、継母であるヨンシルに止められてしまいます。

一方、ヨングクは妻を亡くした喪失感や仕事に追われる中で、3人の子どもたちに関してはお手伝いさんに任せてばかり。しかし、ダンダンが家庭教師になってから家の中が明るくなり、子供たちへの関心も少しずつ増えていきます。それと同時にダンダンへも心を開いていくようになります。ダンダンも少しずつ会長であるヨングクが気になり始め…
しかし、そんな2人をよく思っていない室長のサラはどうにかダンダンをヨングクから引き離そうとします。

年齢差がありながらも、困難を乗り越えて愛を育んでいくドタバタラブコメディーです。

主要キャスト

パク・ダンダン(イ・セヒ)

本名イ・セヒ(이세희)
生年月日1991年 12月 22日
身長165cm
出身地忠清南道 天安市

パク・ダンダンは実家を出て新しい道を模索しているところで、縁があってFTグループ会長の子供たちの家庭教師になるという役どころ。天真爛漫、かつ芯があり、歳の差に悩みながらも会長を一途に想う現代の等身大の女性です。

そのヒロインであるダンダン役を務めたのはイ・セヒ。本作で一躍名を知らしめました。2017年のウェブドラマでデビューし、着実に演技力をつけていきます。今回のドラマに出演するにあたって、なんと500倍もの倍率の中からヒロインの座をゲットしたそうです。2022年にもKBSドラマ「真剣勝負」にも出演していますよ。今後の活躍に期待の女優です。

イ・ヨングク(チ・ヒョヌ)

本名チュ・ジュンテ
生年月日1984年 11月 29日
身長187cm

ドラマ内ではFTグループ会長であるヨングクを演じ、3人の子供を持つパパ役でもありました。妻が亡くなったことへの喪失感から子どもたちを疎かにしてしまっていましたが、ダンダンに会ってから少しずつ変化が…という役どころ。チ・ヒョヌが今まで演じてきた役柄とは違い、父親としての演技にも注目です。

チ・ヒョヌといえば、ユ・インナに公開告白をし、その後しばらく付き合っていたことでも有名ですよね。実は最初は5人組バンド「The Nuts」のメンバーとして活動していたのをご存じですか。ギターを担当していますが、ご両親がレコードショップを経営するほどの音楽好きで、自分たちが叶えられなかった夢を叶えてほしいと、教え始めたそうです。
2020年には「サゴリクオッパ」として再デビュー。新曲も出しながら精力的に活動しています。俳優としては2003年にデビューし、韓国ドラマ好きな方は一度は必ず見たことのある俳優の一人ではないでしょうか。

「紳士とお嬢さん」出演後、ドラマ出演はまだありませんが、2023年には来日ファンミーティングを開くなど、日本のファンとの交流も図っています。

チャ・ゴン(カン・ウンタク)

本名シン・スルギ
生年月日1982年8月16日
身長182cm

ゴンはダルレの息子でダンダンとデボムの叔父という役柄。ベトナムに出稼ぎに出ていましたが母親の祖国に帰りたいという希望から帰国。さまざまな仕事に就きながら、室長のセラと出会い、恋に落ちるという役柄です。

そんなゴンを演じたのはカン・ウンタク。2001年にファッションモデルとしてデビューし、俳優としては2006年に時代劇でデビューしました。しかし名前が知られるまでにかなりの時間を要し、長い下積み時代を送りました。2014年の「輝いてスングム」で主演に抜擢され、少しずつ名前が知られるように。その後は「白夜姫」「復讐の花束をあなたに」など、愛憎劇に出演することが多かったため、次第に“マクチャン・プリンス”と呼ばれるようになりました。2018年・2020年とKBS演技大賞で優秀演技賞や最優秀賞等を受賞しています。

チョ・サラ(パク・ハナ)

本名パク・ハナ
生年月日1985年7月25日
身長165cm

ヨングクの後妻の座を狙っている役どころ。ダンダンが来るまでは一番身近な存在として公私ともにヨングクを支えてきましたが、彼がダンダンに惹かれているのを目の当たりにし、さまざまな妨害にでて、なんとかダンダンを家から追い出そうとします。また、ヨングクの次男には格別の愛情を示しており、何かあるの?と思わせる役どころです。

そんなサラを演じたのはパク・ハナ。実はSMエンターテイメントの練習生だったことはご存じでしょうか。あの東方神起や少女時代と練習生生活をともにしていたそうです。2003年に「Funny」のメンバーとしてデビューし、その後は短編映画や舞台を経験。2012年「パンダさんとハリネズミ」でドラマデビューを果たしました。その後も出演は多数に渡り、2022年には映画「鬼川」にも出演しています。

パク・スチョル(イ・ジョンウォン)

本名イ・ジョンウォン
生年月日1969年9月25日
身長183cm

ダンダンの父であるスチョル。妻に出ていかれ、一人でダンダンを育てることに。そんな中、自殺しようとしていた2人を見たヨンシルに助けられ、生活をともにします。曲がったことが嫌いで心優しい性格であるスチョルは、家族のために日々自分を犠牲にしながら生活しています。途中からダンダンの実母が現れ、自分の気持ちと葛藤するようなシーンも含まれています。

そんなスチョル役を演じたのはイ・ジョンウォン。私生活では一男一女のパパでもあります。1993年にドラマデビューしてから多数のドラマに出演しており、一度は見たことのある方も多いのではないでしょうか。私生活ではかなりのスポーツマンとして知られ、芸能人スノーボードチームを率いていたこともあるそうです。

チャ・ヨンシル(オ・ヒョンギョン)

本名オ・ヒョンギョン
生年月日1970年3月25日
身長170cm

ヨンシルはスチョルの妻でお互い再婚同士。日々の生活が苦しい中で互いに助け合って生きてきました。また、ダンダンのことも自分の娘として厳しいことを言うなど、しっかり育てあげましたが、少しおっちょこちょいな部分や頼りない部分もあり、スチョルに助けられることも多々。息子とともに詐欺にあい、家族がバラバラになってしまう原因を作った一人でもあります。

ヨンシルを演じたオ・ヒョンギョンは、1988年のKBSドラマ「愛が花咲く木」で女優デビュー。その後1989年の第33回ミスコリア大会で優勝しました。その後、順調な女優生活を送っていましたが、1998年に起こったビデオ流出事件により10年ほど芸能活動を中止。その間に私生活では結婚・出産を経験しますが、夫が逮捕されたことにより離婚と波乱万丈の生活を送りました。
しかし10年ぶりに女優復帰すると出演ドラマは大ヒット。また、「王家の家族たち」では憎たらしい長女役を演じ、更なる人気を高めます。今ではドラマに欠かせない女優の一人になりました。

パク・デボム(アン・ウヨン)

本名アン・ビョンホ
生年月日1991年1月7日
身長180cm
出身地京畿道 安山市

ダンダンの兄でヨンシルの実の息子。大学時代に負傷したせいでサッカー選手になる夢を諦めてからは、どんどん人生が変な方向へ…
夜な夜なクラブに繰り出しては泥酔して帰宅するというような生活を送っていましたが、いつものようにクラブで遊んでいる時にイ・セリョンと出会います。その出会いから徐々にデボムも変わっていく…というキャラクターです。

演じたアン・ウヨンはもともとアイドル練習生。デビューも控えていたそうですが、なんとデビュー1週間前に突然延期、実際にデビューすることはできませんでした。
その後、本格的に俳優を目指しはじめ、2015年ウェブドラマでデビュー。多彩な演技で出演したドラマは軒並みヒット。今後の活躍にも期待です。

イ・セリョン(ユン・ジニ)

本名ユン・ジニ
生年月日1990年7月27日
身長164cm
出身地大田広域市

ヨングクの腹違いの妹で、苦労を知らない財閥のお嬢様であるイ・セリョン。クラブで出会ったデボムに一目ぼれ。好きな人に一途に想いを表現し続けるかわいらしさあふれるキャラクターです。また、兄の良き理解者でもあります。

演じたのはユン・ジニ。2011年のオーディションでスカウトされ芸能界入りし、2012年「紳士の品格」でドラマデビューしました。その後も「応答せよ1994」「大丈夫、愛だ」などに出演。さまざまな役柄で視聴者を魅了しています。私生活では2022年に4歳年上の一般男性と結婚、2023年には女の子のママとなりました。芸能界復帰が気になりますね。

紳士とお嬢さんへの口コミ・評価

Netflixで放送が開始された際、「今日のTV番組TOP10」入りを果たし、長らく1位の座に君臨し続けました。また、記憶喪失や強敵の悪役、問題だらけの親など、「韓国ドラマあるある」が全て詰め込まれているとの声も多く、ハマる人が続出。「THE韓ドラ」という感じで、「なんとなく見始めたけど最後まで見てしまった」など、かなりの長期間に渡るドラマでしたが自分でも知らない間に完走したという人も多かったようです。

韓国内でもJTBCで放送され、全体平均視聴率が12.5%、最高視聴率は38.2%を記録。かなりの反響があったようで、国民的ドラマと称されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「紳士とお嬢さん」についてご紹介しました。恋愛模様だけでなく、幸せとは何か、家族のつながりなどヒューマンストーリーも描かれています。誰もが共感できるシーンもたくさんありますので、ご家族でぜひご覧になってみてくださいね!

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