公開日 2022/06/18 22:00
変更日 2024/06/20 17:45
SEOUL, SOUTH KOREA - MARCH 19: Ahn Bo-Hyun poses during an interview at Sangam THE FACT on March 19, 2020 in Seoul, South Korea. (Photo by THE FACT/Imazins via Getty Images)
悪役の見事な怪演でブレイクし、主演級の実力派俳優に成長するケースが多い韓ドラ。ドラマで主人公より目立っていたインパクトの強すぎる悪役演技が好評だった俳優をピックアップします!
【本名】ナムグン・ミン(남궁 민)
【生年月日】1978年3月12日
【身長】177cm
【職業】俳優
【所属事務所】935エンターテインメント
【デビュー】1999年
【出演作】ドラマ『私の心が聞こえる?』『野獣の美女コンシム』『キム課長とソ理事』『恋のトリセツ』ほか
ナムグン・ミンは、大学時代に俳優を志し、芸能プロダクションやオーディションに直談判して、2002年にシットコムドラマでデビューしました。2012年のドラマ『清潭洞アリス』から、メインキャストや主演作が増えました。『リメンバー』の強烈な悪役から『キム課長とソ理事』の陽気な役、『恋のトリセツ』の爽やかイケメン役、近年は大人ワイルド役まで、ふり幅の多きな主演級俳優として人気です。
ナムグン・ミンがインパクトある悪役を演じたのは、主演ユ・スンホの除隊後復帰作となったドラマ『リメンバー ~記憶の彼方へ~』です。視聴率27%超という驚異の数字を叩き出した大ヒット作です。悪役ナムグン・ミンと、悪徳弁護士役パク・ソンウンは、本作でクセの強いキャラクターを演じ、ブレイクしています。
殺人事件の真犯人である傍若無人な財閥御曹司ナム・ギュマン役を演じています。ドラマ『匂いを見る女』でも、爽やかな人気シェフの反面、サイコパス殺人鬼という悪役でしたが、今回は優しさの欠片もない暴力的なサイコパス役として視聴者に徹底的に嫌われる演技を見せました。
ちなみに、2017年のドラマ『マン・ツー・マン』に、ナムグン・ミン演じるナム・ギュマンがカメオ出演しています。
ドラマ『リメンバー ~記憶の彼方へ~』予告編
【題名】リメンバー ~記憶の彼方へ~
【原題】리멤버 – 아들의 전쟁
【制作】SBS / 2015-2016年
【監督】イ・チャンミン
【脚本】ユン・ヒョンホ
【出演】ユ・スンホ、パク・ミニョン、ナムグン・ミン、パク・ソンウン ほか
【本名】キム・ジェウク(김 재욱)
【生年月日】1983年4月2日
【身長】183cm
【職業】俳優、モデル、歌手
【所属事務所】マネジメントSOOP
【デビュー】2002年
【出演作】ドラマ『コーヒープリンス1号店』『メリは外泊中』『君を守る恋』『彼女の私生活』ほか
キム・ジェウクは、韓国で生まれた後、小学校に上がる直前まで家族で日本に住んでおり、日本語を流暢に話せます。2002年にドラマ『勝手にしやがれ』でインディーズバンドのベーシスト役で俳優デビューし、2007年ドラマ『コーヒープリンス1号店』のモデル出身らしいアンニュイなビジュアルとクールな雰囲気で人気を集めました。近年では主演ドラマ『彼女の私生活』や『Crazy Love』でコミカルな演技も見せています。
キム・ジェウクがインパクトある悪役を演じたのは、チャン・ヒョク主演ドラマ『ボイス ~112の奇跡~』です。ヒロイン役イ・ハナ主演で続編が3シリーズも制作された大ヒットシリーズで、日本でも唐沢寿明主演でリメイクされました。
キム・ジェウクが演じるのは、サイコパスな連続殺人犯という裏の顔を持つソンウン通運社長モ・テグ役です。これまで悪役イメージがなかったキム・ジェウクの新境地ともいえる本作。不気味で狂気的なサイコパス演技は、とても恐ろしい反面、ミステリアスな魅力を感じさせます。
ドラマ『ボイス ~112の奇跡~』予告編
【題名】ボイス ~112の奇跡~
【原題】보이스
【制作】OCN / 2017年
【話数】全16話
【監督】キム・ホンソン
【脚本】マ・ジンウォン
【出演】チャン・ヒョク、イ・ハナ、ペク・ソンヒョン、イ・ヘヨン、イェソン ほか
一言に“悪役”といっても、目つきや筋肉の細かい動きまで伝わる表情、出で立ちなど、演じ方は俳優によって様々です。これだけ印象強い悪役を演じたのに、他の作品では「え、この人があの作品の悪役?」と驚くほど別人に見えるケースが多いのは、悪役の怪演を評価される実力派俳優の力量といえます。また、実際の俳優は好青年ばかりというのも人気が出る理由でしょう。現在では多くが主演級俳優となった彼らの今後の活躍に期待です。