暑い夏…食欲がない…！ そんな時、キンキンに冷えた韓国の麺料理はいかが？

密かに人気！酸っぱさで暑さが吹き飛ぶ「チョゲタン」

「チョ」はお酢、「ゲ」はからし、「タン」はお鍋を表す麺料理「チョゲタン」。

もともとは、冬に宮中の宴会で出されていた冷たい鍋料理で、そこにあたたかいご飯やお蕎麦（メミル）を入れて食べていたそうです。

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現在は鶏出汁ベースのスープをお酢とからしで味を付けて、
冷たいお蕎麦を入れた、夏にぴったりのさわやかな麺料理として密かに人気になっています。

具材はお店にもよりますが、細く裂いた鶏肉、千切りにしたきゅうりと牛肉にせりが最もポピュラーです。

韓国では夏に「伏日（ポンナル）」という日がありますが、その日にも有名な韓国料理の「参鶏湯」と並んでよく食べられているとか。

ちなみに、「伏日（ポンナル）」は日本でいう「土用の丑の日」に似た、スタミナ食を食べる日のことです。

１年で1番暑い、7月から8月の間に3日間あり、それぞれ「初伏（チョボッ）」「中伏（チュンボッ）」「末伏（マルボッ）」と呼ばれています。

3日間の「伏日」を合わせて「三伏（サムボッ）」と言い、暑い暑い夏の熱気をスタミナ料理で吹き飛ばそう！という、韓国の方には欠かせない大切な行事なのです。

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「冷麺」でも有名な北朝鮮の咸鏡道（ハムギョンド）と平安道で生まれた料理で、なかなかソウル市内で見つけにくい「チョゲタン」ですが、観光地「明洞」にほど近いエリアに、専門店があるそうです！

鶏のうまみがたっぷり溶け出した、さっぱりスープの「チョゲタン」。
見つけたら是非お試しを！