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【アレンジがすごい!】韓国だからこそ実現できた日本原作の韓流ドラマ6作

公開日 2019/07/26 13:52

変更日 2024/06/20 18:04

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日本原作の韓流ドラマは「これが日本原作!?」と原型をとどめない作品がある一方、韓国のお国柄を反映し、日本人の意表をついた秀作も揃う。そんな韓国だからこそ実現できた、アレンジの効いた韓流ドラマをセレクト。

ハッピーエンディング(2012)

余命宣告を受けた男と家族の絆を描く号泣必至のホームドラマ!

テレビの社会部記者として、20年間仕事ひと筋で生きてきたキム・ドゥスは、突如多発性骨髄腫で余命6ヶ月と診断されてしまう。残された時間を最愛の妻であるソナや子どもたちと過ごそうと考えるも、家族の反応は冷たい。長女のグマは司法試験を目指す無職の夫を支えてパートの日々、侍女のウナはホテルの臨時職員になったばかり、長男のドンハはまだ高校生だがダンス歌手を目指しており、それぞれに悩みを抱えていた。ドゥスは、かつての恋人で現在は親友でもあるエランにだけ病気のことを話すが、エランとドゥスが会っているところを目撃したソナは、ドゥスの浮気を疑いはじめる。

原作『象の背中』

タイトルが違うのでわかりにくいが、原作は作詞家・音楽プロデューサーとして名高い秋元康の小説『象の背中』。象は死ぬ間際になると群れから離れるという逸話をもとにした異色の作品で、日本では2007年に映画化。コミカライズやアニメ化もされ、絵本にもなったが、ドラマは映画の番外編として別の物語をオムニバスで描いた4話のみ。
韓国版では設定も大幅に変更され、主人公の病名は肺がんから多発性骨髄腫に。仕事もサラリーマンではなくテレビ記者。原作の主人公には愛人がいたが、代わりにかつての恋人が病気のことを知る存在として登場。子どもの数も3人となり、それぞれが恋や仕事に悩みを抱えた濃密なホームドラマとなっている。また、ドゥスにいつも怒鳴られている新米女性記者ナヨンが、物語のキーパーソンとして登場。韓国ドラマらしく出生の秘密や三角関係、どんでん返しなども盛り込まれ、既に別作品と呼べるほどだが、死期を悟った中年男が、家族と自分を見つめなおし、夫婦と家族の絆を描くというテーマは一貫している。
主演は演技派として知られるベテラン俳優チェ・ミンスで、第一話から最終話まで徐々に体重を減らし、実際に10キロ以上減量して役作りを徹底。妻のソナ役のシム・ヘジン、元恋人のエラン役のイ・スンヨンもさすがのベテラン演技。娘役もソ・ユジン、キム・ソウンなどフレッシュな顔ぶれで、次女の相手役に元H.O.Tのカンタが出演している。

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