公開日 2019/12/27 12:27
変更日 2024/06/20 18:04
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現在、急速に力を伸ばしているのが中国エンタメ。国土面積、人口が圧倒的な中国では、好景気を受けて圧倒的な予算をかけたドラマ・映画を量産中。最近韓国での活動が減っていたK-POPスターが中国で俳優・女優デビューしていたなんていうことも! そんな中国で活躍するK-POP出身スターの出演作を紹介。
(あらすじ)11世紀末、武術界の一大勢力である物乞いの結社・丐幇の指導者となった喬峯は、異民族の出自であることから丐幇を追われてしまう。大理国の王子である段誉は、親の決めた結婚から逃れるために家出をするが、先々でトラブルに巻き込まれる中で、偶然にも武術界の最高奥義を身につけてしまう。そして、少林寺で育てられた虚竹は、寺を出たとたんに戒律を破ったことで破門され、やがて武術界で一派を率いることになっていく。まったく異なる人生を歩んできた3人の若者が出会い、国の命運を左右するほどの大事件に身を投じながら成長していく姿を描いた大河武侠活劇。
SEOUL, SOUTH KOREA – AUGUST 24: Model Kim Ki-Bum attends the ‘Louis Quatorze’ 2016 FW Showcase on August 24, 2016 in Seoul, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
アメリカ生活の長かったキボムは、SUPER JUNIORの英語担当でありキュヒョンが加入するまでの最年少メンバーだった。しかし、大ヒット曲となった『SORRY, SORRY』収録後、突如俳優業に専念したいと歌手活動を休止。その後はドラマ『根の深い木』や『I LOVE イ・テリ』などに出演していたが、2013年に中国HBSの製作した『天龍八部』への出演が決定。同作は香港出身の武侠小説家・金庸の代表作で、過去にも何度もドラマ化された名作。5度目のドラマ作品となった本作で、キボムは金起範名義で、主人公のひとりである段誉を演じている。ウォレス・チョン演じる喬峯や、ハン・ドンの演じる真面目な僧侶・虚竹にシリアスなシーンが多いのに対し、キボムは、武術はまったくできないものの、行き当たりばったりで武術界の秘奥義を修得してしまい、多くの美女と出会いながらもことごとく結ばれないという、どちらかというとコメディパートの担当。しかし、愛する女性との別れや、奥義をくり出すアクションシーンなどは見応えがある。その後も中国でのドラマ活動が続いたが、2015年にSMエンターテインメントとの契約が切れ、韓国でも再び芸能活動を開始し、元メンバーとも再会を果たしている。