【華流＆韓流】中華圏で活躍するK-POPアイドルたちの出演ドラマ・映画７作

ドラマ『三国志〜趙雲伝〜』

（あらすじ）後漢末期、王朝の実権を握る董卓は、皇帝が密かに持ち出させた漢王室の2本の宝剣・倚天剣と青釭剣を探していた。青釭剣を託された趙安は、故郷の常山に隠棲していたが、追手により殺され息子の趙子龍に剣を託す。子龍は残る倚天剣を持つ李全を探すために真定県を訪れ、そこで郡太守の娘・夏侯軽衣と恋に落ちる。しかし、夏侯軽衣の許婚である真定県の長官・高則は、剣と夏侯軽衣の両方を手に入れようと暗躍する。子龍は仮面のヒーロー鉄面侠として苦しむ民を助けながら、李全に弟子入りして武術を修め立派な武将に成長。やがて漢王室再興を目指す英雄・劉備の家臣・趙雲として数々の功績を挙げていく。

ユナ（少女時代）

INCHEON, SOUTH KOREA – NOVEMBER 21: Actress Yoona attends the 40th Blue Dragon Film Awards at Paradise City on November 21, 2019 in Incheon, South Korea. (Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images)

2002年にSMエンターテインメントの練習生となり、５年の練習生期間を経て2007年にガールズグループ少女時代のメンバーとしてデビュー。少女時代はK-POPブームの中心的存在として日本でも大人気となったが、センターのユナは歌手活動ばかりではなくCM、ドラマ、バラエティなどにも引っ張りだこ。ドラマ『９回裏２アウト』へ出演以降『君は僕の運命』、『ラブレイン』などでヒロインを務めた。本作は2015年に中国の湖南衛星テレビが製作。中国の『三国志』でも人気の高い武将・趙雲の若き日を描くアクション時代劇で、ユナ演じる夏侯軽衣は、おてんばなヒロインでワイヤーアクションなどにも挑戦。趙雲の初恋の女性にふさわしい美少女ぶりとなった。ちなみにライバルの高則を演じるのは『宮～Love in Palace』のJohn-Hoonで、韓国側から２人が主要キャストに選ばれた（両者共にセリフは吹き替え）。ユナはその後も女優活動に力を入れており、2018年の韓国ドラマ『王は愛する』では時代劇に再挑戦、2019年には映画『EXIT』も緊迫感のあるアクションを見せている。

まとめ　2020年は中国ドラマが大躍進!?

K-POPファンならお気づきの通り、今回紹介した映画・ドラマに出演しているK-POPスターは全員がSMエンターテインメント出身。現在も在籍中のスターもいるが、それだけSMエンターテインメントは中国への進出に力を入れてきたといえる。途中で離れることになった中国人メンバーも、K-POPアイドルとしてデビューした経験が現在の活動につながっているのは確か。また、他の事務所にも中国人メンバーの在籍するグループは少なくない。ガールズグループ宇宙少女には3人の中国人メンバーが在籍し、ミギとソニは、「中国版PRODUCE101」を見事勝ち抜き、中国版IZ*ONEともいえる火箭少女101として中国で活動中。PRISTINのギョルギョンも中国のバラエティ番組に出演。男性グループならGOT7のジャクソンや、Wanna Oneのメンバーにも選ばれたグァンリンが中国で人気を博しており、今後の活躍を期待されている。2020年には休眠していた韓国俳優・女優の出演作が解禁されるとの見込みもあり、今後は中国ドラマで韓流スターの活躍が見られるかもしれない。