【第4次韓流】『愛の不時着』ロスの男たちが見るべき韓国ドラマ10選【ジャンル別】

『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』

大ヒットしたファンタジーラブロマンス

あらすじ

高麗時代の英雄キム・シンは、王の嫉妬により命を落とすが、神の力により鬼〈トッケビ〉となり永遠の命を生きることになる。この呪いのような不老不死から解放されるには“トッケビの花嫁”を探さなければならない。そして900年の時がたち、かつてシンが助けた妊婦の娘ウンタクが高校生になっていた。彼女には生まれつきの痣があり、シンがトッケビであることを見破ると、自分が“トッケビの花嫁”だと言い出す。半信半疑のシンだったが、天真爛漫なウンタクと接するうち、死ぬことより生きる希望を見出していく。

見どころ

　男性にとってもっとも手を出しにくいのが恋愛ドラマ。しかし、これこそが韓流ドラマの真髄でもある。『愛の不時着』にハマッた以上は避けては通れない道。そして、今さらヨン様やグンちゃんと言われてピンとこない男性にオススメな恋愛ドラマが本作。
　とりあえずコン・ユの名前だけは覚えてもらいたい。映画『新感染　ファイナル・エクスプレス』の主演で、『トガニ　幼き瞳の告発』や『82年生まれ、キム・ジヨン』など社会派映画にも率先して出演する意識高い系。ファンタジーロマンスというありえなさが、「記憶喪失」「出生の秘密」「不治の病」という韓流ドラマ３点セットのありえなさを上回るおもしろさに変換する。
　タイトルのトッケビとは、朝鮮半島に伝わる妖怪の名前。通常は「鬼」と訳され、日本や中国の影響も見られるが決まった形はない。人を襲う悪鬼のように描かれることもあれば、日本の河童のよう童話にも登場するポピュラーな存在。本作では元は人間で900年を生きたトッケビが、人間の少女と恋に落ちるというストーリー。『愛の不時着』以前の大ヒット作であり、このドラマを押さえておけば、韓流好きな奥さんとも女子社員とも会話がはずみ一目置かれるかも？

『キム秘書はいったい、なぜ？』

難易度高めのシンデレラストーリー

あらすじ

一流企業の若き副会長イ・ヨンジュンは、ルックスも頭脳も最高の完璧な男だが、自分大好きなナルシスト。そんな彼の秘書を９年務めるキム・ミソは、“秘書界の巨匠”と呼ばれるほど完璧に仕事をこなしてきた。ところが、そんなミソが突然辞表を提出。理由は「普通に恋をして結婚したい」というもの。その日の予定からネクタイの色まですべてミソに任せてきたヨンジュンは大パニック。あの手この手でミソを引きとめ、ついには「自分が結婚してやる」とまで言うがあっさり断られる。ヨンジュンはどうすればミソを取り戻せるのか？　ヨンジュンの的外れなアプローチが始まる。

見どころ

　お金持ち御曹司と庶民の娘のシンデレラストーリー。いかにも韓流ドラマな、トレンディでスマートなロマンティックコメディ。これが楽しめるようになったらかなりの韓流上級者といえるが、もちろん『愛の不時着』を見た後ならそれほど難しいことではないはず。
　御曹司を演じるパク・ソジュンの、オレ様な姿はいけ好かないが、お坊ちゃまのあまりに必死な姿は、ちょっと応援したい気持ちがわいてくる。ヒロインのパク・ミニョンは『トキメキ☆成均館スキャンダル』でブレイクした、ヒロインも脇役もこなせるラブコメ女王でふたりのやりとりがキモ。
　韓流ドラマにありがちな突飛な設定がなく、ただひたすら男女の恋のかけひきが展開し、それなのにおもしろくて笑えて胸がときめく。実際のところ圧倒的に権力を握っている男性側が、結局は女性の手の上で転がされているという事実は、認めるしかない部分がかなり多い。
　パク・ソジュンですらフラれるカン違い発言は、普通の中年が言えばまず秒で黙殺されるもの。そんなイケメンしか許されない言動をしていないか自分をふり返り、女心を知るためにもぜひとも見ておいたほうが良い。

まとめ　更なる韓流ドラマの沼に！

　男性が好きなジャンルに絞ってピックアップした10本。もちろん韓流ドラマにはその他にも名作が盛りだくさん。ここで紹介した10本を足がかりに、さらに新しいドラマを開拓していくのが正しい。そして、自分のお気に入りの一本を見つけたら、同僚や友人に広めていこう。こうして韓国ドラマの輪が広がっていくと、新たな人のつながりもでき、いつの間にか仕事にも活力が生まれるかも知れない。妻が夢中になった理由がよやくわかるかも？