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【必勝!】『愛の不時着』のヒョンビンだけじゃない!兵役で男を上げた韓国スター【忠誠!】

公開日 2020/08/02 09:29

変更日 2024/06/20 18:05

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韓国人男性であれば義務となる兵役。芸能人も例外ではなく、過去には兵役逃れや芸能人の優遇などが問題になっていた。しかし、近年は志願して兵役につく芸能人も多く、除隊後に大きく躍進することも珍しくない。『愛の不時着』で再ブレイクしたヒョンビンのように、除隊後も輝き続けるスターをピックアップ。

Flag of Capital Division (South Korea)

韓国軍では、兵役のイメージアップに貢献した場合などに「模範兵士」として表彰される。また、訓練で優秀な成績を修めると、今度は新兵を訓練する助教に任命されることもある。助教は職業軍人である教官の補佐役だが、新兵にとってお手本となる存在であり、軍務に精勤したものしかなれない。芸能人であるとかに関係なく、一人前の兵士として認められることは、大いに男っぷりを上げることにもなる。

テギョン(2PM)

https://news.livedoor.com/article/detail/16493183/

TWICEやNiziUの先輩でもあるボーイズグループ2PMのオク・テギョンは、アメリカ永住権を持っており本来は兵役の対象外。しかし、韓国では兵役前に外国籍になった歌手のユ・スンジュンが活動禁止となって以来、外国籍の芸能人を見る目も厳しい。テギョンはそんな自分の特権を放棄して兵役に志願。しかも、腰の持病により兵役検査で不適格判定を受けた後、2回にわたって腰の手術を受けて現役兵として入隊。朝鮮戦争で奮闘したという第9師団の白馬部隊に配属後、新兵教育隊の助教となった。社会服務要員にも、得意の英語力を使った語学兵にもなれたのに、あえて現役を選んだ姿は大絶賛され、2019年の除隊時には、兵務庁から「模範兵士」として表彰された。

ユンホ(東方神起)

https://sbsfune.sbs.co.kr/news/news_content.jsp?article_id=E10008554156

日韓を通して韓国アイドルとしては別格の存在といえる東方神起のユンホが入隊したのは2015年。第26機械化歩兵師団の軍楽隊に配属された。軍楽隊というと歌手の定番コースともいえるが、本部の軍楽隊となるとプロの演奏家で占められる。ユンホの入ったのは各師団ごとの軍楽隊で、演奏やコンサートに出る他、訓練も軍務も普通に行われる。別名不無理部隊とも呼ばれる機械化歩兵師団は、戦車や装甲車を扱う部隊で訓練も厳しい。そんな本気の部隊でユンホは「特級戦士」として表彰されている。これは広報活動への貢献ばかりではなく、実際に軍務で優秀な成績を修めた者にしか与えられない称号。ユンホは新兵訓練でも最優秀訓練兵賞を受ける等、若い新兵に混じってもダンスで鍛えた底力を見せた。もちろん除隊後には即チャンミンと共に東方神起として復活した。

ユ・スンホ

https://www.wowkorea.jp/news/enter/2014/1204/10135135.html

数々のドラマで韓流スターの子供時代を演じてきた名子役ユ・スンホは、成長後も『ドラゴン桜<韓国版>』などで活躍し、将来を期待されていた。ところが、19歳を迎えた2013年に入隊。多くの芸能人が期限ギリギリで入隊する中、10代で入隊することは意外だった。軍隊では第27師団イギジャ部隊に配属。イギジャは「勝つぞ!」という意味で江原道の華川(ファチョン)郡に駐留。その後助教となって、20歳の若さで新兵教育を担当し、特級戦士の名誉にも輝き、大隊長からの表彰も受けている。そして除隊すると映画『朝鮮魔術師』やドラマ『仮面の王イ・ソン』などで活躍。さらに『ロボットじゃない~君に夢中!~』など恋愛ドラマでも主演となり、大人の男に成長。この成功例から、体力も気力もある若いうちの方が良いと、早めに兵役に就く俳優が増えてきた。

兵役後は敵なしのカバンクォン!

現役で兵役を終えた、または服務中のスターはまだまだいる。俳優のイム・シワンやイ・スンギも特級戦士に選ばれたほどだ。もっとも、健康問題で社会服務要員となっても、また後方の軍楽隊や広報担当でも、兵役にきちんとついた以上は評価されるべき。
しかし韓国では、現役で兵役を終えた芸能人には「カイムパンジクォン(까임방지권)が与えられる」という言い方もある。これは「悪口を受けない権利」という意味で、略してカバンクォンとも呼ばれる。実際にある権利ではなく、きちんと兵役を終えたことを評価して、他のスキャンダルには目をつぶろうというネット用語。多少のトラブルで炎上しそうになっても、それ以上に多くのファンが火消しをしてくれるのだ。
韓国では、きちんと兵役を終えていないと一人前の男として認めない風潮が根強く、軍でも優遇されていると思われがちな芸能人は特に風当たりが強い。しかし、逆にきちんと軍務を勤め上げて立派な男と認められると。大きなステップアップにつながることもある。
2000年代には「兵役は芸能人の墓場」といわれてきたが、現在は兵役後に人気を復活させた歌手や俳優は少なくない。芸能人にとって兵役は、除隊後の活動を見越して自分を鍛える機会になったともいえる。

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