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【ヒューマンドラマ時代へ】愛の不時着までの韓国ドラマの歴史と最近のヒット傾向に迫る

公開日 2020/07/18 16:54

変更日 2024/08/07 17:50

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現在Netflixで配信中の「愛の不時着」、「梨泰院クラス」の一大ヒットをきっかけに日本で新たなブームを巻き起こしている韓国ドラマ。今回は冬ソナの大ヒットから現在の新ブームに至るまで変化を遂げてきた韓国ドラマの歴史を辿り、そして韓国では今どんなドラマがヒットしているのか、最近の韓国でのヒット傾向にも迫る!

http://www.fnn.co.kr/content.asp?aid=50d01c57b6ee442988e992e8316a63f3

第一次韓流ブームは、2003年4月 – 9月にNHKBS2の海外ドラマ枠で『冬のソナタ』(通称「冬ソナ」)が放送され人気を博したことにより始まったとされる。ヨン様ことペ・ヨンジュンが一大ムーブメントを巻き起こし、他の韓国俳優にもスポットが当たる。ヨン様をはじめ、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴン、ウォンビンが”韓流四天王”と呼ばれ、大フィーバーを巻き起こす。

https://news.naver.com/main/read.nhn?oid=073&aid=0002362450

この頃日本では木村拓哉主演の月9「プライド」や、「オレンジデイズ」など若者を中心としたフレッシュで今時な雰囲気の恋愛ドラマが流行。山崎豊子の名作小説を原作とした「白い巨塔」が唐沢寿明主演でリメイクされた頃である。

一方でこの頃韓国ドラマは、”純愛”、”初恋”をテーマとした哀愁を感じさせるストーリーがメインで、どこまでもヒロインを一途に愛す主人公と、健気でどこかか弱いヒロインという設定が多かった。記憶喪失や出生の秘密など日本ドラマにはなかなかない設定が、斬新でドラマティックだった。主に中高年の女性がブームの牽引役となったが、2005年からNHK総合で放送された韓国時代劇ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』は、不幸な家庭環境に生まれた主人公チャングムが、いじめに遭いながらも人生を切り開いていく健気なでたくましい姿に、女性だけでなく中高年男性も夢中になり、『ぱちんこCR宮廷女官チャングムの誓い』が作られるなど大ヒットとなった。



第二次韓流ブーム KPOPが流行し、ツンデレ男子がブームに (2009年〜2012年頃)

https://entertain.naver.com/read?oid=277&aid=0002236558

東方神起、BIGBANG(ビッグバン)、少女時代、KARAなどKPOPアイドルたちが日本で一大ブームを巻き起こし、アジアのプリンスチャン・グンソク主演「美男<イケメン>ですね」が大ヒットした第二次韓流ブーム。

この頃の韓国ドラマは、「美男<イケメン>ですね」や「メリは外泊中」などバンドに焦点を当てた作品がヒットし、「イタズラなKiss」や「花より男子~Boys Over Flowers」など日本ドラマのリメイクも盛んに行われた。「美男<イケメン>ですね」、「トキメキ☆成均館スキャンダル」「華麗なる遺産」など”ツンデレ男子”や”男装”が流行し、韓国ドラマは涙が止まらない純愛モノから、イケメンに胸キュン、更に笑いまで散りばめられた明るいイメージへと変化を遂げた。

https://entertain.naver.com/read?oid=277&aid=0002262998

日本では一大チャン・グンソクブームが巻き起こり、今まで韓国ドラマやKPOPに関心が無かった層からも大きな反響を呼んだ。この「美男<イケメン>ですね」というドラマがきっかけでKPOPに興味を抱いたという方も非常に多かったという。雑誌「anan」でチャン・グンソク を表紙モデルとして抜擢した際には、書店とコンビニなどで品切れ状態が続出したのだとか。第二次韓流ブームは、”韓流ドラマは年配層のもの”という概念を覆し、日本の若者を韓国ドラマやKPOPに引っ張り込むきっかけとなった。



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Writer Nana