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【連載コラム①】韓流・華流ブームがもたらしたライター道の転機「韓流作品との出会い」

公開日 2022/05/29 22:00

変更日 2024/08/06 12:02

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2003年、日本で「冬のソナタ」が放送され、大旋風が巻き起こりました。そんな時、海外ドラマライターの私に韓国ドラマの記事を書く仕事が舞い込みました。熱狂的な第1次韓流ブームの中、目まぐるしい取材と執筆の日々が始まり、ライター道に転機が訪れました。私が体験した韓流・華流ブームを振り返ってみたいと思います。

 

 
“ファンミーティング”という言葉を知ったのも、この頃です。初めてのファンミ取材はイ・ビョンホンさんでした。ホテルのボールルームで大々的に開催され、彼のカリスマ性に圧倒されました。同じ時の来日だったか、記憶が定かではないのですが、「美しき日々」のPRを行っていたビョンホンさんが、チェ・ジウさんの吹替えを担当していた田中美里さんと対談することになり、私はその記事を書くことになりました。対談が終わると、韓国メディアが美里さんを直撃取材し、ビョンホンさんは一人で立っていました。咄嗟に私は「カムサハムニダ」と言いながら握手を求めると、ビョンホンさんも「カムサハムニダ」と言いながら、右手のひじに左手を添える握手をしてくれて、私は「これがテレビなどでよく見る韓国式の丁寧な握手!」と感動したのを覚えています。
 
 

最近のイ・ビョンホンさん
 
 
 

そこから数年、数え切れないほどの来日取材をこなしました。少し(かなり!?)困ったのは、韓流取材は時間がアバウトだということ。記者会見などの開始時間が30分~1時間ほど遅れてもイライラしてはダメだし、急に取材開始時間が1時間早まったからすぐに来てと言われても慌ててはダメだと知りました。当時、まだ子供が小さくて、取材時間がどんどん後ろ倒しになった際には、幼稚園の延長保育を急きょ頼まなければいけないことになった時もありました。ライター道、というか、生活スタイルが大きく変わりました。

あっ、ビョンホンさんだけは取材時間が遅れることは絶対になく、15分前スタートになるくらいきちんとしていて、いつも助かりました(笑)。
 
 

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