公開日 2019/10/01 09:00
変更日 2024/06/20 19:19
大阪鶴橋のキムチ
日本を代表する2大コリアンタウン、東京・新大久保と大阪・鶴橋。どちらも全国的に知られるコリアンタウンでありながら、歴史や成り立ち、性質、雰囲気など、全く違うというのはご存知ですか?行ったことがある方もない方も、韓国好きなら要チェック!2つのコリアンタウンそれぞれの、知っておきたい特徴をまとめました。
鶴橋の焼肉通り
大阪のコリアンタウンは、JR鶴橋駅が起点。駅の改札を出ると、細い路地に焼肉店がズラリ! 関西に住む方の間では、鶴橋駅のホームでは焼肉の匂いがすると言われている程、“鶴橋=焼肉”、“鶴橋=韓国料理”というイメージが根付いています。鶴橋駅がある大阪・生野区のコリアンタウンには、戦前や戦後に日本へ渡来した在日朝鮮人1世の方々の生活の場が発展したという歴史も。食材や日用品など売られていた暮らしの中の市場が、大規模なコリアンタウンに発展して全国に知られるようになりました。
【大阪】鶴橋のキムチ屋
鶴橋のエリアにはJR鶴橋駅から直結する鶴橋商店街をはじめ、6つの商店街があります。どの商店街も、食材や衣料品などの店舗が軒を連ねる生活密着型。キムチや調味料など、韓国食材に特化した店舗もたくさん見掛けられます。散策するだけでも、地元の活気が感じられる楽しい商店街!他の場所ではなかなか手に入らない韓国食材などが、手ごろな値段で購入できるのも魅力的です。
韓流ファンの方が訪れる“生野コリアンタウン”は、 JR鶴橋駅から歩いて10分ほどの場所に3つの商店街が連なっていて、“御幸通商店街(みゆきのもりしょうてんがい)”という名称があります。コリアンタウンが形成された歴史の中での旧住所から“猪飼野(いかいの)コリアタウン”、また、JR桃谷駅からも近いことから“桃谷コリアンタウン”などと呼ばれることも。2002年の日韓ワールドカップ開催、その後の韓流ブーム到来を皮切りに、大規模なコリアンタウンへと変貌を遂げた御幸通商店街には、韓国コスメショップ、韓国グルメ屋台、韓国カフェなどがズラリと並んでいます。珍しい韓国食材や日用品、雑貨などが販売されている店舗もあり、地元の人々の生活と観光スポットが共存しているようなイメージです。