公開日 2020/02/20 08:30
変更日 2024/06/20 19:22
올림픽대로,한강대교,노들섬,동작구,한강,서울
ソウル・漢江に浮かぶ無人島「ノドゥル島」が2019年秋、複合文化施設としてオープン!音楽、自然、文化が融合する空間に生まれ変わりました。イベント開催をはじめ、グルメ・カフェが充実しており、フォトジェニックなポイントも盛り沢山で観光にもオススメ!施設概要や成り立ちの歴史、入店ショップなどをご紹介します。
1960年代までは、水遊びできる場所として人々が訪れていた「ノドゥル島」。以降、60年余りの間、放置されたままの状態になっており、最初に再生構想が持ち上がったのは2005年でした。過去にオペラハウス、漢江芸術島などを造成する案が進められていきますが、莫大な費用が原因となってどれも失敗に。長期の事業保留、家庭菜園への一時利用など、様々な紆余曲折を経て、2019年9月28日、複合文化施設としてオープンしました。工事に費やされた費用は、なんと583億ウォン!オープン日には、大々的なオープニングイベントが開催され、音楽を中心とした文化施設であることがアピールされました。2019年12月21日~2020年2月16日までは、スケート場もオープン。季節にちなんだ特別イベントの実施が、今後も期待されます。
ノドゥル島で、「ビオトープ」と呼ばれる野生動植物の生息地としてのレベルを上げるために活用されているのが、「ジムグリガエル」。絶滅危機動植物に指定されているジムグリガエルは、生態環境のマスコットとしても知られる存在で、ノドゥル島では、文化複合施設の設計や工事と共に、ジムグリガエルの生息地環境を整えたり、実際に移住させたりするプロジェクトも進められていきました。
文化複合施設「ノドゥル島」のロゴには、自然の柔らかさがイメージできるカラーと、ユニークなハングル「노들(ノドゥル)」の文字が組み込まれています。このロゴも、実はノドゥル島を象徴する大きな意味があるのです!文字のパーツで、「島の上に根を下ろす建物・植物」、「島の上で留まる太陽・会話」、「水面に反射されて揺れる夕焼け・島」などを表現。ピンクやブルー、グリーン系で構成されたロゴのカラーには、「踊る雲」、「風の色」、「夕焼けの色」、「晴れた空の色」、「川に映された森の色」、「さらさらと流れる漢江の水の色」、「浅瀬の水の色」といった、島の自然環境を意味しています。