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【連載】韓流&K –POPスター取材裏話第2回 イ・ビョンホン、ハリウッドへの道!

公開日 2020/01/20 15:07

変更日 2024/06/20 19:55

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ヨン様ことべ・ヨンジュンのライバルとして第一次韓流ブームを牽引したイ・ビョンホン(49)はいまやハリウッドで大活躍。その軌跡を取材裏話を交え書きました。

第一次韓流ブームの頃、四大天王と呼ばれていたのはぺ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、ウォンビン、そしてイ・
ビョンホンでした。この4人のなかで、ビョンホンがここまでハリウッドで躍進するとは当時は予想していませんでした。

VENICE, ITALY – AUGUST 30: Lee Byung Hun walks the red carpet ahead of the ‘Roma’ screening during the 75th Venice Film Festival at Sala Grande on August 30, 2018 in Venice, Italy. (Photo by Dominique Charriau/WireImage)

しかし、2009年アメリカの人気アニメを原作にした 『G.I.ジョー』で現代に生きる忍者ストームシャドー役でハリウッドデビューを果たし、2013年には続編「G. I ジョーバック2リベンジ』にも同じキャラで続投。迫真の演技はもちろん真っ白なコスチュームでキレキレのアクションと肉体美を披露し話題に。

また、同年にはブルース・ウィリス、ジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレンらが引退したCIAの元凄腕スパイに扮するアクション映画「RED レッド」(2010)の続編『REDリターンズ』にも主要キャストとして参戦。元CIAエージェントで自家用ジェット機を所有するセレブな「世界一の殺し屋」と称されるハン・チョバイをクールにかつ時にコミカルに好演しました。

TOKYO, JAPAN – NOVEMBER 24: (R-L) Actress Helen Mirren and actor Byung-hun Lee attend the ‘Red 2’ premiere at Tokyo International Forum on November 24, 2013 in Tokyo, Japan. (Photo by Jun Sato/WireImage)

さらに2015年には『ターミネーター』シリーズ最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に新型ターミネーターT1000役で出演し、翌年には日本映画『七人の侍』をベースに西部劇の名作『荒野の七人』をリメイクした『マグニフィセント・セブン』では主演メンバーでナイフを巧みに操るガンマンを演じ、世界から注目を集めるなど着実に駒を進めているのです。

チャーミングな人たらしぶりが強味

その背景には4人のなかで、いちばん人懐っこい、いい意味で人たらしなところが関係していると思います。

ビョンホンを単独インタビューしたのは、ハードボイルド映画「甘い人生』(2005)の釜山ロケのときでした。この作品で2006年百想芸術大賞の男性最優秀演技賞や映画評論家協会賞主演男優賞を受賞。代表作のひとつとなっただけでなく本作がハリウッドのエージェントと契約するきっかけとなったのです。

ホテルの総マネージャーを務めながら、裏の世界では黒社会のボスの片腕でもある裏表のある役を存在感たっぷりに演じました。

撮影後、ホテルの部屋での取材で、ビョンホンはTシャツ、パンツに素足というくつろいだ雰囲気でした。持参したお土産を見るなり「それは食べもの?だったらいま、いただきます」
ちょうど小腹が空いていたのか、笑顔ですぐお菓子を手に取ってもらえて持っていったかいがあったと編集者と目配せ、心のなかでガッツポーズでした。

素足でお菓子をパクつく、そんな自然体のオフの姿をさらけ出しても、チャーミングで魅了されました。

ちなみに、言いにくいことも茶目っ気たっぷりに言えるのも魅力で、
かつてファンミーティングで「ありがたいことに日本のファンの方からお菓子をよく送っていただくのですが、できたら賞味期限の長いお菓子にしていただけると嬉しい」と発言して笑いをとったこともありました。

SEOUL, SOUTH KOREA – JANUARY 16: South Korean actor Lee Byung-Hun attends the press conference for ‘A Single Rider’ at CGV on January 16, 2017 in Seoul, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)

インタビューのなかでいちばん印象に残っているのは父親を早くに亡くしたときのことを聞いたときでした。
「これからは自分が母と妹を支えなければという責任を強く感じました。たしかに生活のために仕事をこなさないといけない状況でしたが、俳優であることは自分にとって天職だという気持が少なからずあったから頑張れたのだと思います」
 実はのちに父親の死後、莫大な借金を返しながら演技をしていたと知ったのですが、当時から高い意識で仕事に取りんでいたことが身を結び、いまの成功があるに違いありません。

スターの写真を撮らせたら右に出るものはいないと評される写真家チョ・セヨンさんに取材したときに、ビョンホンの高校の先輩だと知って彼について聞いてみました。
「芸能人のなかで唯一、私のことを先輩と呼ぶのが彼で一緒に飲むこともあるのですがオープンで親しみやすい人柄です。親近感とクールなカッコよさが同居する俳優ですね」
 でも、仕事に対しては、積極的で欲が深いタイプだそうで、あとラスト一枚で撮影を終わろうとしても「ノッてきたところだから、もっと撮ってください!」と自らアピールすることも。
撮影のたびに、常に自分でアイデアを出して仕事をポジティブに楽しむ姿勢にはいつも好感を持つと話してくれました。

大物の写真家にも愛される存在なのです。

アメリカに自宅を購入、ハリウッド進出に拍車が!

2013年にビョンホンは名家出身の女優イ・ミンジョンと結婚。
2015年に息子が誕生し3人家族になりました。

SEOUL, SOUTH KOREA – AUGUST 10: South Korean actors Lee Byung-Hun and Rhee Min-Jung (Lee Min-Jung) pose for photographs before their wedding at the Hyatt Hotel on August 10, 2013 in Seoul, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)

昨年の初めには、アメリカ・ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオの近くにある住宅200万ドル(約2億2000万円)相当を購入したことがニュースになりました。
ハリウッドでの仕事が増えたビョンホンは、撮影のために短くても3~4カ月、長いと6カ月ほどアメリカに滞在する必要があります。そのため現地にも拠点をもち、家族とも過ごせるように家を購入したようです。

ハリウッド進出前から英語のレッスンに力を注ぎ、自宅にはジムを作ってパーソナルトレーナーの筋トレを受け、着々と準備してきたビョンホンですが、米国に家を持ったことで益々、ハリウッドでの活躍に拍車がかかりそうです。

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