COLUMN コラム

韓国美容整形ウラ事情と注目の天然美女優シン・ヘソン

公開日 2020/05/20 17:09

変更日 2024/10/17 17:08

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美容整形が盛んな韓国の背景とお直しなしの天然美女優たち、なかでも人気急上昇のシン・ヘソンの魅力を取り上げてみました。

韓国と言えば整形大国で有名です。日本の青山と称される江南(カンナム)には美容整形外科の病院が並ぶ整形ストリートがあり、カンナム美人と言う代名詞で整形してきれいになった女性が呼ばれているほどです。

高校を卒業するときに親が娘に美容整形をプレゼントするとか、お見合いする前に娘と母親が同じようにお直して良縁を狙うとか、ご当地ではいろんな逸話が聞かれます。私も韓国の取材コーディネーターさんが「姪が顎の骨を削ったのですが、あれは相当痛いそうです」と言う話をさらっとされたときはびっくり!なかなか身内に顎の骨を削った人はいないのではないでしょうか。

美容整形は韓国の一大産業であるようで、日本で毎年行われる旅に関する一大イベント『旅行博』でも韓国は美容整形の病院がブースを出しているのです。また台湾に行った時に韓国の美容整形病院の宣伝の看板が多くあったのに驚きました。

一説によると昔、韓国にいる美人はすべて中国に連れていかれたとか。中国に隣接する北朝鮮に美人が多いのはそのせいだとも言われています。そこで韓国では整形に対してあまり抵抗がないのだと聞いたことがありますが、美に対する意識、外見至上主義は世界的に見ても群を抜いているのではと思います。

かつて中国で元祖韓流スターと言われるほど人気を誇った俳優のアン・ジェウクが中国の女優と共演したときに「あなたはここを直せば完璧な顔になるのに」とアドバイスして猛反発されたと語っていました。

韓国と日本のお直しの違いとは?

日本の芸能人も美容整形をしている人は多いですが、ほとんどが原型を修正して、なるべくわからないようにやります。ところが韓国ではまるっきり原型を変えてしまう人もいて驚かされます。ネット社会の韓国、芸能人の過去の学生時代の写真と現在の写真を比べるサイトを見て、あまりの別人ぶりに椅子から転げ落ちそうになったこともありました。

でも取材コーディネーターさんによると芸能人は実は日本で整形している人が多いそうです。その理由は韓国の病院は守秘義務が守られず、「あの女優がうちで整形した」と漏らす医者が多いからだそう。

また、芸能人の整形話のなかではトップシンガー&俳優でハリウッドデビューも果たしたRAIN(ピ)がデビュー前に二重まぶたにしようと相談に行ったところ「あなたはそのままのほうがバランスが良い」と言われやめたと言う話が有名です。韓国では男性の場合は一重まぶたのほうが魅力的だと思われているようで、お直しする人は少ないようです。

LOS ANGELES, CA – OCTOBER 14: Jung Ji-hoon attends the Hammer Museum 16th Annual Gala in the Garden with generous support from South Coast Plaza at the Hammer Museum on October 14, 2018 in Los Angeles, California. (Photo by Emma McIntyre/Getty Images for Hammer Museum)

天然美女優はこんな人たち

そんな整形美人が多いからこそ韓国女優の中で天然美人は貴重な存在。

お直しなし(多少のプチ整形はありかもですが)と認定されている主な女優をラインナップしてみました。

RAIN(ピ)と結婚したキム・テヒ。

美貌に加えソウル大学卒という才媛です。

SEOUL, SOUTH KOREA – OCTOBER 26: South Korean actress Kim Tae-Hee attends promotional event for the “O HUI” 2014 Beautiful Face, Campaigns on October 26, 2014 in Seoul, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)

国民的女優イ・ヨンエ、チョン・ジェヨン、ソン・ヘギョ、キム・ヒソン、チョ・ヨジョン、ハン・ヒョジュ、パク・シネ、ソン・ジヒョ、コン・ヒョジンなどです。

そのなかに入ると思われる天然美人で、最近、私が注目しているのがドラマ『黄金の私の人生』『30だけど17です』に主演したシン・ヘソンです。

1989年8月31日ソウル生まれの30歳。身長173cmのナイススタイル。ドラマ『秋の童話』に主演したウォンビンに憧れ、将来の夢は女優に。両親の反対を押し切って 国楽(韓国の伝統音楽) 芸術高校に進み、世宗大学演技科卒業。大学時代は一時時休学して映画会社を回るなど女優としての仕事を探していましたが願いが叶わず、27歳で初めて主演を掴んだ遅咲きです。

ちなみに、国楽(韓国の伝統音楽) 芸術高校時代、イ・ジョンソク、カン・ハヌルも同じ学校で、当時から二人はイケメンで有名で、「その隣の席は大当たりだった!」とKBS 2TV『ハッピートゥゲザー3』に主演したときにコメントしていました。

彼女を初めて見たとき、ときには一重まぶた、ときには二重まぶたになる目がとても印象的でした。普通、韓国女優ならくっきり二重に整形してもいいはずが微妙なままにしていたからです。でもこの目が演じているときに口ほどに饒舌にものを言います。

本人も「ときにはブスに見える自分の顔が好き」とコメントしていますが、なぜかパーフェクトにお直しした女優より、非常に存在感が感じられるのです。

シン・ヘソン主演おすすめドラマ2選

ヘソンは、初主演した『黄金の私の人生』で目覚ましい活躍を見ます。本作は、韓国で最高視聴率47.5%を記録した大ヒット作でパク・シフ5年振りの地上波復帰作として話題を集めました。

SEOUL, SOUTH KOREA – OCTOBER 27: South Korean actress Shin Hae-Sun attends during 2018 The Seoul Awards at Kyunghee University on October 27, 2018 in Seoul, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)

能力があるのに正社員になれなない恵まれない環境のヒロインのジアン(シン・ヘソン)と財閥3世のドギョン(パク・シフ)の恋を中心に、互いの家族などの人間模様を織り交ぜながら描き出すヒューマンドラマ。2017年9月~2018年3月にKBS週末ドラマとして放送され、視聴率も初回20.7%から順調に右肩上がり。平均視聴率34.0%、最終回は47.5%と最高視聴率を記録して有終の美を飾りました。2017年KBS演技大賞では大賞、作家賞など5冠受賞の快挙!

この作品で主演に抜擢されたヘソンは家族や状況に翻弄されながら強気に立ち向かうヒロインを感情豊かに演じ視聴者の共感を誘い、「国民の娘」とも称されるようになりました。その整いすぎていない顔立ちの表情の多彩さが親しみやすさを生んだのだと思われます。

ヘソン人気はファッション業界にまで影響を及ぼし、本作でヒロインが着た服やバッグなどが検索され、売れ行きに大貢献したそう。

次作の『30だけど17です』は、17歳の時に事故で昏睡状態になり目を覚ましたら30歳になっていた元天才少女バイオリニストのソリ(シン・ヘソン)と、恋した女性を失い17歳で心を閉ざした30歳の舞台美術家ウジン(ヤン・セジョン)のロマンスストーリー。ひとつ屋根の下で暮らすことになった不器用でピュアな2人が心を通わせていく切なさとコミカルさを織り混ぜたストーリーに癒されます。本作は韓国で同時間帯視聴率1位を独走しました。

ヘソンは、13年間の昏睡から目覚め急に大人になり戸惑うヒロインを健気にチャーミングに演じ注目を集めました。思いっきりはしゃぐときの笑顔や涙の演技の落差がとても魅力的でした。

シン・ヘソン主演のこの2作は激推し作なのでぜひ観てみてくださいね。

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