公開日 2020/04/03 11:00
変更日 2024/06/20 20:11
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仕事のストレス・人間関係・子育て…毎日つかれちゃいますよね。日本より競争社会が激しい韓国。そんな韓国でベストセラーに輝き、なおかつ日本語版も出ている「読むと心が軽くなる韓国のエッセイ・書籍」をご紹介します。サラッと読めて面白いです。現状に悩んでいる方、悩み過ぎずにまず読んでみてください。
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著者:ペク・セヒ
訳:山口ミル
なんとなく気持ちが沈み、自己嫌悪に陥る。
ぼんやりと、もう死んでしまいたいと思いつつ、
一方でお腹がすいてトッポッキが食べたいなと思う……。
気分障害と不安障害を抱える女性が、精神科医とのカウンセリングを通して、
自分自身を見つめ直した12週間のエッセイ。
韓国で若い世代を中心に40万部を超えるベストセラー!
人間関係や自分自身に対する不安や不満を抱え、繊細な自分自身に苦しんだ経験のある
すべての人に寄り添う1冊です。
3冊目の「死にたいけどトッポッギは食べたい」は精神的な障害を抱えた著者が、医師と対話と並行して書かれたエッセイ。
著者は患者の視点で、自分が抱える悩みに対峙します。
読者は著者と医師の会話を傍観するような感じです。
著者の書き方は結構なまなましい描写も多く、非常に読みやすいです。
しかも、私たちが抱えている「漠然とした不安や悩み」を言語化してくれるようで、自分の抱える悩みと著者の悩みを思わず同一視してしまいます。
著者とは違う文化に生きてきたはずの日本人読者でも、深く共感できて自分を曝かれるような気分になるはずです。
いかがでしたか?
韓国の本というとウェブトゥーンや漫画をイメージする方も多いかと思いますが、韓国のエッセイ市場は今盛り上がりを見せています。
本記事でご紹介した3冊はいずれも「生き方」について考え直す良い機会になってくれるはず。
「今後、大きいライフイベントがある」「転職を考えている」「漠然とした将来の不安がある」
そんな時は少し休憩して、半日だけでも読書の時間を作ってみてもいいのではないでしょうか。