COLUMN コラム

映画「パラサイト 半地下の家族」、あなたがまだ知らないかもしれない12の豆知識

公開日 2020/04/17 17:06

変更日 2024/09/19 10:19

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映画「パラサイト」に関してのまだまだあまり知られていない真実と、解説をご紹介します。これを読んで、映画をもう一度見れば、より一層「パラサイト」を楽しめるかも…!映画「パラサイト」を見たことある方向けに書いていますので、ネタバレ盛りだくさんです。ご注意ください。

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映画「パラサイト」のもともとのタイトルは「ロールシャッハ」になる予定でした。

恐らく、精神医学者のヘルマン・ロールシャッハから来ていると思われます。
ヘルマン・ロールシャッハは後述する「スキゾフレニア(精神分裂症)」を研究していたそう。

その後、映画のタイトルは「デカルコマニー」に変更されました。
デカルコマニーは、現代では左右対称の絵をいいます。
実は、ヘルマン・ロールシャッハが精神分裂症の診断に用いたものも、左右対称の絵なのです。

その後、映画タイトルは「パラサイト(原題:寄生虫)」に決まりました。

4.スキゾフレニア(精神分裂症)

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ギジョンがダソンの絵を見て、「右下はスキゾフレニアゾーンといいます」と解説しながらヨンギョの不安をあおります。

スキゾフレニアは、日本では昔は「精神分裂病」と呼称されていました。
現在は「統合失調症」と呼び、一般的に妄想や幻覚、異常行動といった症状がみられるそうです。

ところで、映画の終盤のギウの語りはかなりリアルな妄想をしているのがわかります。

ギウは脳を損傷し、傷害が残りましたが、同時にこの病も患ったかもしれません。

5.グンセ登場の伏線

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追い出された元家政婦ジョンウンの夫グンセは借金取りに追われて、地下室で生活をしています。
グンセの登場は、元家政婦ジョンウンが明かしましたが、その前からグンセの存在を示す伏線があります。

それは、ダソンの先生になるギジョン(ジェシカ)と、ダソンの母親ヨンギョの会話シーン。

このシーンの奥にはキッチンが映っていますが、会話の途中、画面の真ん中にあるキッチンの照明がひとりでに消えます。

グンセ以外にこんなことする人いないですよね。

6.半地下はあまり珍しくない

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貧乏なキム家の住む「半地下」は、韓国ではあまり珍しくありません。

韓国に半地下が多い理由は、北朝鮮との対立がきっかけ。

昔、北朝鮮工作員が韓国でテロ行為を起こす事件がありました。
そのため、当時の政府は防空壕に利用するために建物に必ず「地下室」を作るように建築法で決めたのです。

韓国は坂道が多いので、地下室は完全な地下にならず、半地下の部屋が沢山誕生しました。

2020 パラサイト 半地下の家族

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