公開日 2020/06/26 21:00
変更日 2024/08/01 11:41
Photo by Presley Ann/Getty Images for LACMA
『パラサイト 半地下の家族』をはじめ、世界から大注目の韓国映画。サスペンスやアクション、ヒューマンドラマなど多様なジャンルで名作・傑作揃い!本記事では“IMDbレーティング”や“Ranker”をもとに、本当におすすめできる韓国映画TOP30をご紹介します。
2015年公開の映画。『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンが最強のスナイパーを好演!
舞台は日本統治下の韓国。日本政府要人と親日派を暗殺する部隊が上海に召集されるが、実はターゲットはこの暗殺団の方。主人公はまんまと敵のお膝元である京城に招かれてしまう。果たして暗殺団の命運はいかに?
日本人からすると少し見づらい設定ですが、第36回青龍映画賞の最優秀作品賞を受賞している韓国映画の名作です。
2017年公開の映画。Webコミックを原作とし『猟奇的な彼女』のチャ・テヒョンらが出演しています。
主人公は殉職した消防士のキム・ジャホン(チャ・テヒョン)。冥界へやって来た彼は、成仏して新たな人生を始めるため7つの地獄で裁判を受けることに。一見、人として完璧なはずのジャホンだが、鬼や怨霊の登場により転生に暗雲が立ち込める…。
韓国映画では珍しいファンタジー映画。韓国ではとてつもない人気を誇り、続編である『神と共に 第二章:因と縁』とともに観客動員数1000万人の大台を突破しました!
ぺ・ドゥナ主演作。2017年に実際に起きた事件を映画化し、カンヌ国際映画祭でも上映された社会派人間ドラマ。
大手通信会社のコールセンターで実習生として働き始めた高校生のソヒ(キム・シウン)は、指導役の若い男性チーム長が自殺したことにショックを受け、やがて自身も凍てつく真冬の貯水池で遺体で発見される。捜査を担当する刑事ユジン(ペ・ドゥナ)は、彼女を自死に追いやった労働環境を調べ始める。
2005年公開、16世紀の李氏朝鮮時代を描いた歴史時代劇。
舞台は燕山君治世下の李氏朝鮮。一攫千金を狙って漢城にやって来た二人の男が王に仕えることになり、宮廷の陰謀や策略に巻き込まれる様子を描く。
公開当時、韓国映画史上最高の動員記録を達成した映画。大鐘賞をはじめ数々の映画賞を受賞!
ドラマ『シスターズ』で主演の一人を演じたことでも話題となったパク・ジフ主演。監督・脚本を務めたキム・ボラの自伝的な作品。
1994年、空前の経済成長を迎えていた韓国・ソウル。14歳のウニ(パク・ジフ)は、家族とともに団地で暮らしながらもどこか満ち足りない日々を過ごしていた。そんなとき、ウニが通う漢文塾に女性教師のヨンジ(キム・セビョク)がやってくる。不思議な魅力を持つヨンジにウニは徐々に心を開いていき…。
2016年公開の映画。『チェイサー』『哀しき獣』など暴力的で生々しい作品で知られるナ・ホンジン監督作。
舞台はのどかな田舎の村、谷山(コクソン)。平和な村で、村人が家族を惨殺する事件が連続的に発生する。しかし死因も不可解な事件だったため捜査は難航、挙句の果てに村の山奥に最近引っ越してきた日本人の男が関係しているという噂がたち始める。
捜査を担当する警察官のジョング(クァク・ドウォン)はそんな噂をまともに取り合わなかったが、事件と日本人の男との関連性を調べていく中で事件の核心に迫ることに…。
リアリティサスペンスというよりは呪いなどの超常現象を扱った作品で、特に事件の真相が分かるラストは非常に衝撃的です。
2018年公開の映画。村上春樹の短編小説『納屋を焼く』を原作としたイ・チャンドン監督作品で、主演はユ・アイン、スティーヴン・ユァン。
原作とは異なり、舞台は韓国。幼なじみのイ・ジョンス(ユ・アイン)とシン・ヘミ(チョン・ジョンソ)はある日偶然再会して恋仲に。その後ヘミはアフリカに旅立ち、怪しげな男ベン(スティーヴン・ユァン)を連れて帰国する。ジョンスとベンはヘミの紹介で知り合いになるが、ある日ベンはジョンスに不可解な発言をして…。
村上春樹らしい繊細な描写と韓国映画のマッチは絶妙!特にベン演じるスティーヴン・ユァンの怪演は圧巻。彼は映画『ミナリ』にも出演していましたね。
2007年公開の映画。『バーニング 劇場版』を手掛けるイ・チャンドンがメガホンをとり、チョン・ドヨン、ソン・ガンホが出演しています。
未亡人となったシネ(チョン・ドヨン)は、幼い息子とともに夫の故郷である密陽市に引っ越し、新しい人生のスタートを切ります。幸せな人生を送れると思えたある日、息子を誘拐されるという悲劇が彼女を襲い…。
チョン・ドヨンの演技が素晴らしく、第60回カンヌ国際映画祭では主演女優賞を受賞しています。
2013年公開の映画。『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシク出演作。
韓国最大の犯罪組織ゴールドムーンの理事であるイ・ジャソン(イ・ジョンジェ)。彼の裏の顔は、潜入捜査中の警察官だった。やがて長年の任務により、彼は警察官としての正義感と兄弟分との絆に揺れ動く。そんな中、ゴールドムーンの会長であるソク(イ・ギョンヨン)が急死。ジャソンはこれをゴールドムーン崩壊の絶好の機会と信じ、後継者争いに名乗りを上げる。
香港映画『インファナル・アフェア』を彷彿とさせる設定で人気を博し大ヒット。韓国映画を代表するノワール作品です。
2016年公開の映画。『SEOBOK/ソボク』のコン・ユ主演、監督はアニメ監督出身のヨン・サンホ。
舞台は時速300キロ以上で走行中の高速鉄道の車内。妻と別居中のソ・ソグ(コン・ユ)は娘スアンの祖母に会いたいという希望を叶えるため釜山に向かう。しかし車内で発生したゾンビのパンデミックに巻き込まれることになり…。
韓国映画では珍しいゾンビ映画。海外の映画祭では高い評価を受け、のちに続編となる『新感染半島 ファイナル・ステージ』が公開されるなど、非常に高い人気を誇る作品です。