公開日 2020/09/27 10:51
変更日 2024/07/31 14:53
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96-%E5%90%9B%E3%81%93%E3%81%9D%E3%81%8C%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1-DVD-BOX1-%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B9/dp/B07N1RMJMK
警察が舞台のドラマは数多くありますが、2018年に韓国で放送された『ライブ~君こそが生きる理由~』は、事件そのものだけでなく、警察官として働く人々にフォーカスし、リアルな日常や感情を描いた点が特別。 警察版の『ミセン-未生-』とも言われ、アメリカでのリメイクも決定しているこの名作ドラマをご紹介します。
http://program.tving.com/tvn/tvnlive/9/Board/View?b_seq=1&page=1&p_size=10
通常の警察系ドラマでよくある、事件と事件解決にフォーカスしたストーリーに加え、警察として働く人たち一人一人の抱える葛藤にもフォーカスしているところが魅力です。
登場する事件も、凶悪犯罪、性犯罪、家庭内暴力、ネグレクトによる児童虐待、売春、違法賭博、飲酒運転、デモ、喧嘩など様々で、さらに警察内部の汚職や、殉職、メディアの警察に対する取り上げ方、世間の警察に対する見方・態度など、非常に考えさせられる内容が多く盛り込まれています。
主人公がもともと警察を目指していたエリートではない、というところもポイント。ごくごく普通の人がたまたま警察を目指すことになったというストーリーのため、視聴者が共感できるポイントが多く登場しています。
チョン・ユミが出ているお仕事もので、リアルっぽいなと思い、視聴開始。一週間で無理なく完走できた。もっとかかるかなぁと思ってたのに、面白くて何話か続けて観てしまう。考えさせられるとこもあり、ジーンとさせられる箇所も多々。とにかく飽きることがない。
噂には聞いていた韓国の若者の就職難。怪しい会社でインターンをしつつ、正社員を夢みていたが、会社が潰れるという憂き目をみるサンス、めちゃくちゃ優秀なのにセクハラやパワハラまがいの面接に落胆し、なかなか内定を取れないジョンオ。そんなふたりが、偶然のきっかけから警察官を志す。
試験を突破し、厳しい訓練にも耐え、試補として警察官の第一歩を歩み始めた若者たち、が主役にみえながら、回を重ねていくと、彼らの上官たち=巡査長、警部、警部補らの警察官たちの物語も絡めた群像劇になってゆく。。
特にぺ・ソンウ演じるヤンチョンは、鬼教官として登場し、次に上官になるのだけど、独特のルックスやアクの強いキャラクターも含め、最初はちょっと苦手だったが、進んでくに連れて段々その良さがわかってくる。不器用なサンウがヤンチョンに次第に認められていくプロセスが丁寧だし、後半はヤンチョンが主役なのでは?という活躍をみせ、存在感を発揮してゆく。
韓国映画の中ではとにかく無能であるか、極悪であるかという描かれ方が多い韓国警察だが、やはり本当はみんながみをやなそうじゃないよね、と思う。本作の警官たちは総じてみなマジメで、でも家族のことや自らの夢、そして仕事に対する使命について、考え、悩んでいる。
『ミセン』ファンの方がたくさん観ているのも納得。確かにあの名作に比肩するドラマだと思う。ラスト回のヤンチョンの言葉(仕事に対する使命についてのこと。ホントに切実でシビア)は長く心に残りそう。感動しました。
素晴らしいドラマだった。
こんなにアジョシ達に泣かされるなんて。
韓国ドラマって、同期や同僚、先輩後輩、親子…の関係を温かく描いてくれる。
全てが幸せなわけじゃなくて、辛くて苦しいこともたくさんあるんだけど、そんな中で、人と人との関係、温かさがその表情や態度、視線に出てる。
脚本家さんが伝えたいことが、しっかり詰まっているドラマだと思う。
素敵なドラマをありがとうございました。
http://program.tving.com/tvn/misaeng/14/Board/View
この作品は恋愛要素がかなり控えめのお仕事ドラマのため、以下のようなドラマが好きな人はきっと気に入るのではないかと思います。
・『ミセン-未生-』
・『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』
・『シグナル』
・『刑務所のルールブック』
・『椿の花咲く頃』
・『梨泰院クラス』
・『あなたが眠っている間に』
・『サイコだけど大丈夫』
・『賢い医師生活』
など。