公開日 2021/01/30 19:00
変更日 2024/06/20 20:46
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2018年3月、韓国芸能界を代表するベテラン俳優チョ・ミンギの死は、韓国だけでなく日本でも報じられました。その理由は信じがたいものでしたが、今回の記事では、プロフィールと代表作3つにスポットを当て、生前の彼の活躍についてご紹介します。
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『快刀ホン・ギルドン』と並び、韓国の”庶民のヒーロー”である『一枝梅』を題材とした時代劇です。平均視聴率20%台を最終回までキープし続けた、2008年の大ヒットドラマです。
反逆者の濡れ衣を着せられた父イ・ウォノ(チョ・ミンギ)を目の前で惨殺され、ショックで記憶喪失になった貴族の少年ギョム。コソ泥のセドル(イ・ムンシク)に救われ、彼の息子”ヨン”として育てられます。
一方で、セドルの本当の息子チャドルはセドルの引き受けた仕事のせいで権力者の家に養子に出され、”シフ”という名前に改名させられることに。
13年後、ヨン(イ・ジュンギ)はあることで牢に入れられますが、そこで自分の生き別れの姉と出会います。しかし姉は処刑され、ヨンは父と姉の敵を打つべく、夜な夜な両班の家へ入り込み、盗みを重ねます。
現場に梅の絵を置いていくことから、ヨンは”イルジメ(一枝梅)”と呼ばれるようになりました。そんな中で、姉を告発し死に追いやった張本人がシフ(パク・シフ)であることを知ったヨンは……。
チョ・ミンギはこの『イルジメ』の劇中、王の忠臣でありながら敵対する勢力により反逆者の烙印を押され、民の前で残酷に処刑されてしまうイ・ウォノを演じています。
ギョム(ヨン)の優しい父親ぶりと、無念のうちに処刑される場面では、視聴者が思わず胸を打たれるほどの迫真の演技を見せてくれます。
最強のヒットメーカーが結集した、言わずと知れた韓国時代劇の名作です。壮大なスケールとそれに負けない重厚なストーリー、そしてトンマン王女役のイ・ヨウォンとミシル役のコ・ヒョンジョンの対決が話題となり、高視聴率を叩き出しました。
7世紀の新羅。王室はミシル(コ・ヒョンジョン)に掌握されていました。
「北斗七星が8つになるとき、ミシルに対抗できる者が現れる」の予言通り、真平王の子として生まれた双子の姉妹チョンミョン(パク・イェジン)とトンマン(イ・ヨウォン)。2人は生後間もなく生き別れになりましたが、運命に導かれるように再会します。
しかしチョンミョンはトンマンをかばい命を落とし、王になる決意をしたトンマンは仲間の力を得てミシルを倒し女王として即位しますが……。
チョ・ミンギはトンマン王女の父親で、自分の無力さから双子を引き離したことを悔やみ続ける真平王を演じました。人間味をあふれさせながら威厳を見せています。