公開日 2021/10/22 11:00
変更日 2024/06/20 21:12
JIAYUGUAN, CHINA - APRIL 12 2021: A view of the ancient fort of Jiayu Pass, the western end of the Great Wall of the Ming Dynasty (1368-1644) and the vital passage of the famous Silk Road, in Jiayuguan city in northwest China's Gansu province Monday, April 12, 2021. The fort was first built in 1372, and is regarded among the best-preserved forts and gates on the Great Wall. (Photo credit should read Feature China/Barcroft Media via Getty Images)
『三国志 Three Kingdoms』は、25億円もの製作費をかけた超大作ドラマ。 誰もが知る古典「三国志」を、直球で硬派に描写した本格派のドラマです。 今回は、そんな本作のあらすじやキャスト、視聴方法をご紹介します! ぜひご参考にしてくださいね。
『三国志 Three Kingdoms』は、2010年製作の中国ドラマです。
幾世紀も愛され続けてきた古典三国志を、忠実に本格的に描いた大作。
構想に4年、撮影と編集に2年を費やし、総製作費25億円、動員したエキストラは延べ15万人と中国の本気が詰まった作品となっています。
全95話。内容の充実ぶりに、中国で放送がはじまると視聴率ランキングを独走し続けました。
およそ80年にわたる年月を濃密に描いた脚本は、これまでの映像化作品では省かれがちだったエピソードもたくさん網羅しています。
「赤壁の戦い」や「三顧の礼」、「連環の計」などの有名エピソードはもちろんのこと、他のエピソードも丁寧に描かれていることが特徴。
「三国志」の流れがとても分かりやすいのも魅力です。
三国志と言えば魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、長編を生かし、どの人物もじっくり描きこまれています。
登場する重要なキャラクターはなんと約100人!
名前のついた総登場人物数は300人に達します。
何万人のエキストラを投入した戦闘シーンは、圧巻の一言!
豪華なセットも楽しめます。
メガホンをとるのは、ガオ・シーン。
日本でも放映された「新・上海グランド」などを手がけ、数々の受賞歴のある名監督です。
音楽は、「紅いコーリャン」「秋菊の物語」などの映画音楽を手がけた名匠チャオ・チーピン。
キャストも豪華メンバーを揃え、チェン・ジンビン、ルー・イー、ニー・ダーホンなどが熱い演技を披露しています。
三国志マニアも、まったくの初心者でも同じように楽しめるドラマです。
舞台は、後漢末期。世の中は乱れていました。
賄賂や搾取が横行し、貧しい民衆は不満を募らせて各地で反乱が起こります。
権力を握った董卓は、献帝が幼い点を良いことに政治を思うままにし、配下の者たちを悩ませていました。
そんな中、反董卓派の中心、王允は宴会を催します。
そこへ曹操が、招待されてもいないのに顔を見せました。
表向きは董卓に従う様子を見せていた曹操は、董卓にへつらう者だとして、宴の参加者たちから拒否されます。
それをなだめて、曹操を迎える王允。
曹操は宴の席で、董卓を打つべきだと宣言、王允に叱られて追い出されてしまいます。
しかし、腹のなかで曹操を認めていた王允は、その後密かに自らの書斎に曹操を招き「七星の剣」を託します。
日頃、董卓に従順な様子を見せている曹操。
董卓の家臣からの信頼も厚く、剣を懐に入れたまま董卓に対面しても疑われませんでした。
折しも、董卓は昼寝中。
剣を構える曹操ですが、日の光が剣に反射して、董卓は目を覚ましてしまいます。
とっさにその場を取り繕い、剣を献上するとごまかした曹操。
董卓は、しばらくして曹操の真の目的に気づき、彼を捕まえることを命じます。
曹操は商人に身をやつして、逃亡するのですが……。
日本刀を構える人物
出典元:PIXTA