公開日 2021/10/16 20:00
変更日 2024/06/20 21:12
使用人から皇后にまで昇り詰めて、民に「賢后」と称えられた妃の愛と半生を描いた『賢后 衛子夫』は、実在の妃をもとにした中国時代劇ラブロマンス作品です。 今回は、そんな本作のあらすじやキャスト、視聴方法をご紹介します。
中国・前漢時代、「不争、不顯、不露(争わず、感情を表に出さず、才能をひけらかさない)」という生き方を貫いて、皇后にまで昇り詰めた衛子夫という女性がいました。
謙虚で賢明な彼女は、中国史において「賢后」と慕われています。
『賢后 衛子夫』は、幼少期からの波乱万丈の衛子夫の人生と、彼女が皇后になって皇帝と並ぶほどの権威を持つ存在に至るまでのサクセスストーリーを描いた作品です。
宮中に渦巻く嫉妬や愛憎劇、王室からの嫌がらせ等、数々の苦難を乗り越えて真実の愛に辿り着く物語にきっと釘付けになるでしょう!
出演者はアジアで注目される美男美女の豪華俳優陣が集結しました。
そのキャストを彩る煌びやかなセットや衣装からも目が離せません。
また、17億円という莫大な製作費を投入。
漢王朝で最も栄えた武帝時代が緻密に再現されていて歴史ドラマとしても楽しめる作品となっております。
貧しい暮らしながらも、母と兄弟姉妹たちと仲良く逞しく生きていた子供時代の衛子夫(えいしふ)。
家族の絆を大切にする心優しい少女でした。
世の中は飢えに苦しむ庶民で溢れていて、治安も悪く、強奪行為が目の前で行われるのも珍しくない時代です。
それでも、弟の衛青(えいせい)や幼馴染の段宏(だんこう)と共に、幸せな幼少期を過ごしていました。
ある日、占い師に「子夫は疫病神だ。」と言われた衛子夫。
引っ越す際に子供たちの中で彼女だけが置き去りにされてしまいます。
それ以来、段宏とも疎遠に……。
独りぼっちになった衛子夫は母に手渡されたわずかな食糧を手にして、難民が行き交う道を歩いていました。
すると、道端で腕を怪我して倒れている易寒(えきかん)を見つけます。
子夫は自分のわずかな食糧を分け与え、そのお礼として「不争、不顯、不露」という言葉を彼から教えてもらいました。
その後、騒ぎに巻き込まれたせいで行き倒れになっている衛子夫の前に、母と兄弟たちが「子夫を独りにはできない。」と彼女を探し求めて現れます。
無事に家族と再会できた衛子夫は、見知らぬ男・易寒から授けられた言葉を胸に刻み、健やかに成長していきました。
時は経ち、衛子夫は大人になり、弟の衛青と共に平陽府の使用人として勤めていました。
王朝では、新皇帝として即位した劉徹(りゅうてつ)が、強大な権力を持つ祖母に言われるがままで実権を握れていません。
そのせいで忠臣2人を失い、何もできない自分に苛立ちを覚えていました。
民の暮らしは全く良くなっていません。
王朝の官僚である韓嫣(かんえん)は黄金の玉を民に追わせてそれを「卑しい者どもだ」と嘲笑う始末。
韓嫣の黄金の玉遊びの騒ぎの中で、馬車に轢かれそうな子供たちを助けたせいで、衛子夫は追われる身となってしまいます。
咄嗟に逃げ込んだ屋敷の部屋の中には、生き別れた幼馴染・段宏の姿が……。