公開日 2021/10/21 11:00
変更日 2024/06/20 21:12
CANNES, FRANCE - MAY 11: Chinese actress Fan Bingbing arrives for the screening of the film 'Ash Is Purest White' in competition at the 71st Cannes Film Festival in Cannes, France on May 11, 2018. (Photo by Mustafa Yalcin/Anadolu Agency/Getty Images)
日本でもアニメやゲームになるほど人気で有名な中国古典を中国一の美女・ファン・ビンビン主演で映像化したテレビシリーズ『封神演義』。 彼女が熱演する妖艶な悪女「妲己(だっき)」は大反響を呼びました。 今回はそんな本作のあらすじ、キャスト、視聴方法をご紹介します。
本作は中国最古の王朝として知られる殷王朝の崩壊が描かれています。
その元凶となった「妲己」は殷の最後の皇帝・紂王を堕落させて国を滅亡に導いたとされる美女として有名です。
堕落した贅沢三昧な様子の一部は、「酒池肉林」という故事成語で知れ渡っています。
妲己を演じたのは、中国のエンターテイメント界のトップをひた走る女優のファン・ビンビン。
若い頃からドラマや映画に出演して注目を集め、様々なメディアでその美貌を披露しています。
ハリウッド映画にも多数出演し、世界レベルで活躍する彼女。
演じる役柄も他の人が真似出来ないような個性的なものが多いです。
本作は妖怪や仙人が登場する幻想的な映像表現が特徴の作品ですが、その中でも彼女が演じた妲己はひときわ輝きを放っていました。
このドラマを見れば、ファン・ビンビンの魅力がきっと伝わります!
殷王朝時代、天変地異から人類を救済する創造神・女媧がいました。
人々が女媧を祀る宮殿に紂王が参詣した際、彼は女媧の神像の美しさに欲情して「妾にしたい」という詩を読み、宮殿の壁画に自分の帯刀を突き刺します。
その無礼な態度に激怒した女媧は、元始天尊に紂王を罰するように命じたのです。
側近の奸臣達は、神を手に入れるのは難しいことを進言し、代わりに絶世の美女であると噂の妲己を紂王に勧めました。
妲己は冀州候・蘇護の娘で、彼女には伯邑考という愛し合う婚約者がいました。
しかし奸臣たちは無理矢理にでも妲己を後宮に迎え入れようとします。
その話を聞いた伯邑考は妲己との駆け落ちを決意。
しかし、そのような行動をしてしまえば彼がいる西岐は焼け野原となるのは必至。
そして、蘇護は女に溺れている暴君紂王に反旗を翻すことにします。
娘を守るために戦う事を決意した蘇護は、飛び火を避けるために伯邑考だけを西岐の地へ返しました。
愛し合う妲己と伯邑考は、そのために離ればなれとなります。
その頃、女媧から命を受けた元始天尊が、直ちに弟子の姜子牙(太公望)と申公豹を呼び出していました。
先に到着したのは、姜子牙を出し抜いた申公豹で、彼に女媧からの命令を告げようとします。
遅れてきた姜子牙は、激怒され追い返されそうになりましたが、天から全てを見ていた女媧はそれを制止。
彼にもチャンスを与えるように告げたのです。
地上では紂王の命令に従わない事が引き金となって戦争が勃発し、紂王の大軍勢が冀州に向けて進軍。
蘇護の城はたちまち包囲されました。
激しい攻防の中、蘇護は最愛の息子を戦闘で失ってしまいます。
戦いが続く中、冀州の城は兵糧攻めで食糧が無くなりつつありました。
敗北を悟った蘇護は、娘を失うならば心中しようと妲己に刀の剣先を向けます。
妲己も父の気持ちを理解してそれを受け入れようとしていましたが……。