公開日 2021/11/19 20:29
変更日 2024/06/20 21:12
BERLIN, GERMANY - FEBRUARY 09: Tang Yan aka Tiffany Tang attends the 'Django' premiere during the 67th Berlinale International Film Festival Berlin at Berlinale Palace on February 9, 2017 in Berlin, Germany. (Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images)
『王女未央-BIOU-』は陰謀によって全てを失った王女の復讐劇を描いた中国時代劇ラブロマンス作品です。 復讐に燃えるヒロインが敵国の中で壮絶な闘いを繰り広げていく様子は話題となり、2016年に中国で最もヒットした時代劇ドラマとなりました。 今回は、そんな本作のあらすじやキャスト、視聴方法をご紹介します。
家族と名前を奪われた王女。
敵国に身分を偽って潜入し、追い詰めていく復讐劇を描いた中国ドラマ『王女未央-BIOU-』は、手に汗握る展開が魅力の作品です。
命がいくつあっても足りないと思ってしまうほどの敵の陰謀や策略がヒロインを待ち受けています。
それをどのようにして切り抜けていくのかが見どころです!
敵国の中で孤独な闘いをしているヒロインにも心強い味方が現れ、その男性に恋をしてしまいます。
決して好きになってはいけない相手ということもあり、なかなか素直になれないヒロイン。
さらに性格が全く違うもう1人の皇子も登場して、複雑な恋模様が展開されます。
復讐と恋愛のシナリオが絡み合う点もこの作品の面白いところです。
ヒロインを演じたティファニー・タンと相手役の皇子を演じたルオ・ジンは、以前から実際に交際していました。
何と、この作品の共演がきっかけで結婚!
大きな話題となりました。
演者の実生活にも影響を与えるほど濃厚なラブストーリーが展開される本作。
心優しき皇子と冷酷な皇子との間で揺れ動く三角関係の恋模様の行方は一体どうなるのでしょうか?
中国・南北朝時代。
雪が降りしきる厳しい寒さの中、涼の国で王女が誕生しました。
誕生した瞬間、降り続いていた雪は止み、雲の隙間から金色の光が差し込んだのです。
その赤子は馮心児(ふうしんじ)と名付けられ、出産に立ち会った高僧から「鳳凰の目をしている」と告げられます。
それが吉兆なのか凶兆なのか……この時には分かりません。
しかし、王女には死線を越えなければならないほどの試練が待ち受けていることは確かでした。
高僧が立ち去った直後、魏軍が涼国へ帰順を求めて現れます。
そして、涼王は民を戦禍から守るために魏に降伏するという苦渋の決断をするのです。
時は経ち、馮心児は祖母によって大切に育てられ、美しい女性へと成長しました。
長年魏で人質として軟禁状態となっていた涼王と久しぶりに再会する日がやってきます。
祖母の誕生日を祝うために、涼王は帰国することを許されたのです。
催しで祖母を喜ばせようと考えた馮心児。
男装して灯篭を買い出しに行きましたが、彼女が気付かない所で涼国内では何やら不穏な動きが……。
父と会える喜びで浮かれている馮心児。
そのような不穏な動きがあるとは露知らず、買い物に夢中です。
お目当ての灯篭は無事に購入できたものの、事故で灯篭の一部が空に飛び立ってしまいました!
侍女の君桃(くんとう)と共に慌てて追いかける馮心児。
その際、たまたまその場で食事をしていた魏の皇子・拓跋濬(たくばつしゅん)を足蹴にしてしまいますが、彼のおかげで無事に灯篭を取り戻すことに成功!
男装した馮心児の身なりをみて、「女のようだ」と小馬鹿にする拓跋濬。
それを聞いた君桃は激怒して刀を抜いて斬りかかり、襲われた拓跋濬は「恩人に手を上げるのが涼の習わしか?」と彼女たちの野蛮な行動に驚きました。
その後口論となりましたが、騒ぎで人だかりができていたため、その場を立ち去ります。
その日の夜、父と感動的な再会を果たした馮心児は、祖母の誕生日を祝いながら幸せな時間を過ごしていました。
しかし、そこへ叱雲南(しつうんなん)率いる魏軍が機を見計らって乱入してきて、涼王に謀反の罪を着せて殺害してしまいます。
魏国から護衛として同行していた李敏峰(りびんほう)もこの騒動に便乗して馮心児たちに襲いかかりました。
祖母や君桃も餌食となり涼国は一夜にして滅亡してしまい……。
Wooden figurines of men and women with hearts on blue background
出典元:PIXTA