ホァン・シャオミン他主演！中国ドラマ『聊斎志異』のあらすじ、キャスト、視聴方法まとめ

『聊斎志異』ってどんなドラマ？

2005年に放送された中国のドラマ。
原作は蒲松齢作の同名短編小説で、神仙や幽霊、妖怪などが登場する物語を集めた短編集です。

日本でも明治以降には翻案や翻訳が行われ、芥川龍之介や太宰治らが『聊斎志異』の翻案作品を書くなど、著名人たちに大きな影響を与えたと言われている作品です。

1987年には『聊斎志異』に収められている物語が、レスリー・チャン主演の香港映画『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー/倩女幽魂』として映画化され、大ヒットしたことでも話題になりました。

本作は、『聊斎志異』の中から、「畫皮」「陸判」「阿寶」「小謝與秋容」「小倩」「小翠」の、6つの物語を各6話の全36話で構成されたオムニバス形式のドラマです。

出演は『射雕英雄伝<新版>』のフー・ゴーや、『流星花園～花より男子～』のレイニー・ヤン、「台湾四小天王」と呼ばれるジミー・リンなど、多くの実力派俳優たちが勢揃いしています。

1つの物語が短編で収められているので、長編ドラマが苦手な人にもおすすめのドラマ。
人気俳優たちの熱演と、中国古典ホラーが魅力いっぱいの作品です。

『聊斎志異』のあらすじ

「畫皮」
画才を認められ絶賛された主人公・王安旭。
ある日、妻の従兄から珍しい画皮が手に入ったので、これに美人画を描くよう頼まれます。

美人画を描き始めた安旭でしたが、完成した絵を見た時に驚くのでした。
そこに描かれた女の顔に見覚えがあったからです。

従兄から美人画の催促を受けるも、手放すことが惜しくなった安旭は、何かと理由を付けては渡さずにいました。
しかし、従兄は安旭の隙をついて、美人画を持ち帰ってしまいます。

美人画を眺めながら晩酌していた従兄。
窓が開いたので閉めに行き戻ってくると、美人画に描かれていた女の姿が消えています。

振り向くと、そこには美人画とそっくりの女が立っていたのでした。
従兄はその女と一緒に酒を飲み交わすことにします。

翌日、従兄が目を覚ますと、女の絵は消えたままです。
そして、一緒にいた女も姿を消していたのでした……。