公開日 2021/08/23 16:19
変更日 2024/06/20 21:23
アブストラクト【背景・シリーズ】
Netflixドラマ『愛の不時着』でブレイクしたソン・イェジン。2000年のデビュー以来、数々のヒット作に出演、韓国ドラマ、映画界を代表する女優です。 今回は、ソン・イェジンが20代で出演した映画、ドラマをご紹介いたします。
ソン・イェジン(손예진/孫藝珍)
1982年1月11日生まれ。
1999年化粧品のCMモデルでデビュー。
2001年、MBC『おいしいプロポーズ』で主演デビュー。
透明感があって、儚いイメージがありますが、反面芯の強い女性を演じることも多いですよね。20代の頃のソン・イェジンについて、ドラマ『恋愛時代』で共演したカム・ウソンは「責任感が強くて、自己管理もしっかりした方」とインタビューで語っています。また『四月の雪』で共演したペ・ヨンジュンも「「集中力があり、考える力も演技も幅広く、俳優としての技量はかなりのもの。実際の年齢差を感じさせないほど成熟している女優だ」と話しています。
昨年『愛の不時着』で日本でも大ブレイクしたソン・イェジンは、これまでもたくさんのヒット作に出演していますが、今回は、デビュー直後、20代で出演した作品を紹介いたします。
(C)KBS
シム・へウォンは、小さい時から心臓が弱く、「思いっきり走ること」が夢だった。今は元気になり、先輩でルームメイトのオ・ジャンミと共に、フローリストとして活き活きと働いている。
ある日へウォンはジャンミと山に花の撮影に出かけ、彼女とはぐれて足をくじいてしまう。そんなへウォンを助けたのは、ユ・ミヌという青年。5年ぶりに帰国したミヌだが、大学生時代雨の日に運命的な出会いをした初恋の人ウネを突然失った心の傷は癒えないままで、ウネと一緒に来たこの山に再び、一人で登っていたのだった。
雨が降り、日も落ちて、二人は山小屋で一晩を過ごすことに。見ず知らずのミヌを警戒して「私には夫がいるの!」と結婚指輪を見せるへウォン。彼女は、幼いころから家族同様に支え続けてきてくれたパク・チョンジェに、プロポーズされたばかりだった。
山小屋で一晩を過ごすうちに、徐々に打ちとけるようになる二人。翌日、山を降りるが、道々でへウォンの言葉にウネを想い出し、うろたえるミヌ。そしてへウォンは、なぜか“心臓”がドキドキと鼓動するのを感じる。
もう二度と会うことはないと別れた二人だが、その後も山での出来事をなぜか忘れられないでいた。
そんな時、ミヌを追いかけて、突然、パク・チョンアが現れる。彼女はチョンジェの妹で、へウォンとは親友なのだが…。
ミヌは、ウネの父親を訪れていた。そしてへウォンも、自分に心臓を提供してくれたドナーの家族がいるという、茶畑が一面に広がるこの土地を訪れていた。
美しい緑の茶畑が広がり、清々しい“夏の香り”の中で、再会するミヌとへウォン。
そして偶然にもへウォンの婚約者のチョンジェのプロジェクトで
ミヌはアートディレクターとして
へウォンはフローリストとして
ミヌを好きなチョンアは広報担当として、一緒に働くこととなる。
二人の“心”に芽生えたこの思いの行方は..
ユン・ソクホ監督の“四季シリーズ”第三弾。
夏のリゾートを舞台に、不思議な運命でつながった2人の切ない恋物語です。
全羅北道の茂朱(ムジュ)リゾートや、全羅南道の宝城(ポソン)の茶畑などの美しい風景とドラマの後ろで流れるシューベルトのセレナーデがユン・ソクホ作品らしい世界を作り出しているドラマです。
今改めてみると、少々古風な感じもしなくもないですが、映像の美しさは一見の価値あり。
このドラマでソン・イェジンは、心臓移植手術を受けたフローリストの女性、シム・ヘウォンを演じています。ヘウォンが出会ったのが、恋人を事故で失ったユ・ミヌ(ソン・スンホン)という青年。亡き恋人への思いを抱いたままヘウォンに惹かれていく自分に戸惑いながらも、2人は必然のように近づいていきます。
出演当時ソン・イェジンは21歳。白いワンピース姿や、つばの広い帽子などのファッションが清廉なイメージをさらに強くしていて、幅広い層から支持を集めました。
Amazon Prime Video channelKで配信中。