公開日 2021/10/16 08:00
変更日 2024/06/21 10:16
男性 大学生 勉強 撮影協力:恵泉女学園大学
2016年に放送され、今もなお根強い人気を誇っている、まさにタイBLドラマの金字塔ともいえる作品が『SOTUS(ソータス)』。主演のひとりを務めるシントーの日本デビューも決定し、再び注目を集めているこの作品を、今回は徹底解剖!キャストやネタバレを含むあらすじを一挙紹介します。
『ソータス』は、2016年にタイのGMMTVが制作したBLドラマです。新入生受け入れ制度「SOTUS」が存在する、大学の工学部を舞台に繰り広げられる、先輩アーティットと、後輩コングポップによる、青春ストーリーです。
ちなみに「SOTUS」は、Seniority(敬意)、Order:(秩序)、Tradition(伝統)、Unity(団結)、Spirit(精神)の頭文字。ソータス制度とは、実際にタイの大学で行われている新入生教育制度で、先輩が後輩に厳しい命令を下し、後輩は反発することは許されない…というなかなか過酷なもの。ただ、このソータス制度、最近は保護者からのクレームで、廃止する学校も増えているのだとか。
『ソータス』は本国タイでも爆発的ヒットとなり、タイ国内のさまざまな賞を受賞。続編となる第2シーズンや、主演のクリスとシントーによるバラエティ番組も放送されました。
日本では、2020年6月にGYAO!にて配信が開始され話題に。2021年5月にはコミカライズされ、同年11月には日本語版の小説もリリースされるなど、今なお多くのファンを魅了し続けています。
とある大学の工学部では、新入生受け入れ制度「SOTUS」が存在し、3年生の指導役である“ワーガー”が、1年生を厳しく指導します。理不尽な指導の数々は、一見、後輩いびりのようにも見えますが、実は後輩を想う先輩たちの愛情の裏返し。
しかし、曲がったことが嫌いな新入生のコングポップは、そんな理不尽な指導に率先してモノ申します。ワーガーのリーダーを務める“ヘッドワーガー”、アーティットにも物怖じせず意見するコングポップ。対立しあうふたりですが、徐々にコングポップがアーティットに惹かれるように。
コングポップの気持ちに気づき、どうふるまえばいいのか戸惑うアーティット。すれ違いを繰り返しながらもふたりの距離は徐々に縮まっていき、ついにはお互いが、かけがえのない存在であることを認めます。
ここからは本作に登場する、魅力たっぷりのキャスト陣を紹介します。
ワーカーのトップ、ヘッドワーカーでみんなから恐れられている存在。でも実は、人一倍仲間思いの優しい性格の持ち主。甘い飲み物ピンクミルクが大好きだったり、コングポップに好意を寄せられていると知ってからは、彼の想いに何とかこたえようとしたり…。
ドラマの回を重ねるにつれてどんどん見せられるキュートで乙女(失礼!)な面に、ギャップ萌えした人は数知れず!まさに「世界一カワイイ嫁先輩」なのです。
アーティットを演じるのは、クリスことピーラワット・シェーンポーティラット。子役時代からさまざまなドラマに出演しているベテランで、GMMTVの看板俳優です。
バラエティなどで見せるお茶目な姿や、ファンサービスの素晴らしさなど、知れば知るほどクリスの人間的魅力に気づきます。
彼自身『ソータス』への思い入れは深く、「今後、シントー以外の俳優とは、BL作品はやらない」と公言し、ファンを歓喜させてくれました。(実は彼は敬虔なクリスチャンなので、今後BLドラマに出演するのは難しいかもしれません…)
ちなみにクリスは、ミュージシャンとしても大活躍!歌はもちろん、ギターやドラム、ラップもこなす多彩ぶりでファンを魅了しています。
正義感が強い1年生コングポップは、冷静ながらもまっすぐで熱い心の持ち主。いきなりアーティットに「先輩を僕の妻にします」とみんなの前で宣言して、見る人の度肝を抜いたかと思えば、アーティットを大切に思うあまりに、言いたいことがいえなかったり、すれ違ってしまったり、というもどかしい姿を見せることも。
そんなコングホップを演じるのは、シントーことプラチャヤー・レァーンロード。今作でブレイクしたシントーは、その後、クリスと共演した『Friend Zone』に『I’m Tee, Me Too』のほか、『He’s Coming To Me〜清明節、彼は僕のお墓の隣にやってきた』など、ヒット作に次々と出演。
今後は、BLドラマ『Paint with Love/ペイント・ウィズ・ラブ』、よしながふみの漫画「西洋骨董洋菓子店」が原作のドラマ『Baker boys』が控えています。
そして朗報!なんと日本でのデビューも決定!2022年春には待望の来日ファンイベントも開催する予定です。