公開日 2022/05/20 22:00
変更日 2024/06/21 10:22
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ラストにとんでもないどんでん返しが待ち受けているのは、韓国のサスペンス/ミステリー映画の醍醐味です。韓国で大ヒットになった作品から、社会問題を痛烈に描いた作品についても紹介します。記事に配信サイトのリンクを設けていますので、気になる映画があれば要チェックです。【2023/07/31 更新】
中国に住む韓国人男性グナムには、払いきれない借金があります。ギャンブルに目がなく、時には気性が荒くなることも…。そんな中、グナムの借金を肩代わりするという話が舞い込みました。
ただし、韓国に渡り“ある人物”を殺害すれば、の話。
借金を返し、行方の知れない妻を探すためにグナムは韓国に密入国しますが…。
刺激が欲しい人には、おすすめのサスペンス映画です。
○KINENOTE スコア:77.8
静かな街で次々と起こる、殺人事件。犯人として捕まったのは、障がいを持つ男でした。男の母親は、彼の無実を証明しようとしますが…。
ウォン・ビンの復帰作として、注目された映画作品。また母親役を務めた、キム・ヘジャの切羽つまりまくっている演技にも、要注目です。
○KINENOTE スコア:78.4
聴覚障害者学校に赴任することとなった美術教師のイノ。赴任して早々、生徒に対する虐待を目の当たりにします。しかも学校だけでなく地域ぐるみで隠ぺいしようとしていました。イノは告発に動きますが、加害者への判決があまりにも軽く、加害者の教員たちはそのまま学校に復帰してしまいます…。
実際にあった事件を知った俳優のコン・ユが自ら映画化して告発し、大きな反響を呼んだ結果、その聴覚障害者学校は廃校になりました。実際に韓国世論を動かしたメッセージ性の高い映画です。
○KINENOTE スコア:79.7
1986年華城市の用水路から、女性の遺体が発見されました。地元警察のパク刑事が捜査にあたるも、犯人に繋がる手がかりは見つかりません。
そんな中、ソウルから来たソ刑事が捜査に加わります。ソ刑事の介入により、捜査は大きく進展しますが…。
ポン・ジュノが描くのは、韓国で実際に発生した華城連続殺人事件。でも話は完全オリジナル。結末がどうなるかは、全く想像がつきません。
○KINENOTE スコア:80.2
1987年のソウルにて、若者の遺体が発見されました。若者の状態から、警察の拷問により死に至ったのは明らかです。では若者はなぜ命を落としたのでしょうか?
当時のソウルは軍事政権であり、翌年にはソウルオリンピックが控えています。韓国の歴史を深く知りたい人は、おすすめの映画です。
○Kinenote スコア:81.6
簡単に説明するのなら、韓国版「仁義なき戦い」でしょう。犯罪組織のトップが倒れ、後継者争いが勃発。さらに警察から潜入捜査が入っているとなると、ただ事では済まされません。
犯罪組織に潜入している刑事こそが、映画の主人公。韓国ノワールに外れ無しです。
〇KINENOTE スコア:81.9
貧乏一家がお金持ち一家に入り、安定職を得る話です。コメディ要素はありますが、中身はドロドロのサスペンス・スリラー。
本作は世界にも認められ、非英語圏初のアカデミー賞受賞作品となりました。
〇Kinenote スコア:82.2