公開日 2022/06/10 11:30
変更日 2024/06/21 10:22
Leslie Cheung Kwok-wing in the Chen Kaige's movie \"Farewell to My Concubine\". July 1992 (Photo by POST STAFF PHOTOGRAPHER/South China Morning Post via Getty Images)
文化や言葉が違っても、愛の形に変化はありません。中国の恋愛映画は、愛の形を美しい映像を駆使して繊細に描いているのが特徴。また、中国以外の外国人監督がメガホンを取った映画もあります。一味違う恋愛映画を探している人は要チェックです
中国が世界に誇る、名作恋愛映画です。
1993年第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。
京劇を軸にした恋愛模様は、映画公開から30年経った今観ても新鮮に映るでしょう。
色鮮やかでありながらも繊細さを感じるシーンは、中国映画の醍醐味です。
映画は、京劇養成所からはじまります。
養成所で出会った男性2人は芸を磨き、大スタートなります。
2人は親友以上の関係になりますが、時代は許してくれません。
時代は1938年で、日本の占領下にあった頃です。
イーは特務機関員の身分であり、抗日派から敵対視されていました。
中国から香港に逃げたワンは「マイ夫人」となり、イーの暗殺を試みます。
しかし、イーとワンは激しい恋に溺れるのでした。
ちなみに、イーは妻帯者であるので実質的に不倫状態。
めちゃくちゃドロドロしています。
手紙がきっかけとなり繰り広げられる、切ないラブストーリー。
日本人監督である岩井俊二が描くのは、主人公チィファの揺れ動く心。
亡くなった姉の代わりに、姉の同窓会へ出席したチィファ。
同窓会で出会ったのは、初恋の相手であるイン・チャンです。
イン・チャンが思い続けていた相手は、チィファの姉。
チィファは姉のふりをして、イン・チャンと文通するのでした。
ジャンルは香港映画ですが、中国も映画製作に関わっていますのでご紹介します。
主演は、日本でも絶大な人気を誇った俳優の金城武です。
彼が演じるのは、実業家のルー・ジン。
超がつくほどのグルメで、有名料理人が手掛けた料理でも満足できないほど。
唯一ルー・ジンの舌を満足させた人物こそが、見習い美人シェフのションナン。
2人は反発しながらも、恋という名前の料理を生み出すのでした。