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【57回百想芸術大賞】熾烈だったTV部門受賞はどのように決定された?知られざる舞台裏

公開日 2021/05/20 20:34

変更日 2024/08/02 15:19

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韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる【百想芸術大賞】。毎年誕生する多くの韓国ドラマの中で、芸術的に高評価された名作韓国ドラマがついに決定した。韓国のみならず、日本や海外の多くのドラマファンが見守った今年の百想。熾烈だったTV部門受賞結果はどのように選考され決定されたのか?知られざる舞台裏に迫る。

注目の「最優秀演技賞」、「助演賞」、「新人賞」はまさに大激戦だった!

「男性最優秀演技賞」”怪物”のような恐ろしい演技力を披露したシン・ハギュン

https://naver.com/anabella1129/222350447527

「男性最優秀演技賞」は、キム・スヒョン(tvN「サイコだけど大丈夫」)、ソン・ジュンギ(tvN「ヴィンチェンツォ」)、シン・ハギュン (JTBC「怪物」)、オム・ギジュン(SBS「ペントハウス」)、イ・ジュンギ(tvN「悪の花」)と錚々たるトップ俳優が並んだ。

そんな中でも「怪物」でまさに”怪物”のような恐ろしい演技力を披露したシン・ハギュンと、「悪の花」で二面性ある役を繊細な演技で演じきり視聴者の共感を得たイ・ジュンギ、「サイコだけど大丈夫」で内面の虚しさ、寂しさを巧みに表現したキム・スヒョンに票が集まった。2次審査の結果、シン・ハギュンが5票をイ・ジュンギが1票、キム・スヒョンが1票を獲得した。

評論家は受賞となったシン・ハギュンの熱演に対し、「演技が本当に恐ろしいほど没入感が強かった」、「これまでシン・ハギュンの演技が負担だという考えもあったが、今回微妙な細かな感性までよく織り交ぜていた」と高く評価している。視聴者の中でも「神」ハギュンと呼ばれた怪演は、本当に鳥肌ものだった。


「女性最優秀演技賞」はキム・ソヨンVSシン・ヘソン

https://entertain.naver.com/read?oid=241&aid=0003116742

「女性最優秀演技賞」は、キム・ソヨン(SBS「ペントハウス」)、キム・ソヒョン(KBS 2TV「月が浮かぶ川」)、ソ・イェジ(tvN「サイコだけど大丈夫」)、シン・ヘソン (tvN「哲仁王后」)、オム・ジウォン(tvN「産後養生院」)といったこちらも錚々たる俳優たちが並んだ。

「ペントハウス」で、悪女チョン・ソジンを熱演し、狂気じみた演技で視聴者をドラマの中に引き込んだキム・ソヨンと、「哲仁王后」で、自由奔放な青瓦台のシェフの魂が宿った朝鮮時代の王妃役を繊細かつ高い密度で表現したシン・ヘソンが戦いを繰り広げた。

1回目の投票から二人の演技に対する反応が50対50と半々にわかれた。更に2回目の投票でも激しく対立。ユン・ソクジン教授はキム・ソヨンの演技について、「キム・ソヨンの極端な姿が最大に明らかになった作品だった。あまりにも極端なキャラクターだったが、キム・ソヨンの演技の正当性を付与するのに十分だった」と述べた。

更にシン・ヘソンの演技に対しても「シン・ヘソンは、柔軟で多様な感情を見事に演じた。男の内面をもつ女性の姿をコミカルで時には感性で演じた。1つのキャラクターで様々なバリエーションを見せてくれた」と話した。
最終審査の結果、5対2でキム・ソヨンが受賞に輝いた。



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Writer Nana