公開日 2024/10/25 12:00
変更日 2024/11/05 15:50
©DROP Inc.
中国エンタメの日本展開を行う株式会社ドロップ 代表の安田加奈子さんの連載がスタートいたしました!第1弾の寄稿は、この夏大きな話題となった『中国時代劇ドラマファンミーティング~時を超えた出会い2024・夏~』の前編をお届けいたします。ぜひご覧ください。
Kboardをご覧の皆さんはじめまして。
ドロップ代表の安田加奈子と申します。
私たちは、中国のエンターテイメントを日本に紹介するという事業を行っています。
具体的には、中国のアイドルや歌手、俳優の方々を日本にお呼びし、ライブやファンミーティングなどを開催しており、これまで中国初のグローバルボーイズグループ「INTO1」や韓国のサバイバルオーディション番組「ボイプラ」や「ガルプラ」で人気を集めた中国アイドル(略して中華ドル)、個性的でパワフルな「熊猫堂ProducePandas」などの日本ライブやファンミーティングなどを手掛けてきました。
今回はそんな弊社のイベントの中でも、日本初の試みといえる、中国大陸から人気の俳優さんをお呼びしたイベント『中国時代劇ドラマファンミーティング~時を超えた出会い2024・夏~』について、前編・後編に分けてご紹介できればと思います。
ご参加いただいた方も、行けなかったという方も、一緒に少し時間を巻き戻して、あの暑い夏の日に戻りましょう!
それではさっそく、スタートです!
時は2024年8月3日、公演前日。
無事に中国現地から飛行機が飛び立ったのを確認して、我々スタッフは空港でお出迎えをしました。
ロストバゲージなどもなく、無事にホテルにチェックインし、そこから打合せです。
翌日の出発時間からステージの立ち位置や内容、ソロパフォーマンスに至るまで細部を入念に確認。今回初めて日本のファンに直接会うという出演者も多く、「日本のファンはどんなことを知りたいと思ってる?」や、「日本のファンはクールな感じが好き?それとも可愛い感じが好き?」など、リサーチに余念がありません。
中でも前日までドラマの撮影に入っていたリウ・ハイクアンさんは、夕方の便で東京に到着。さぞお疲れなのではと思いましたが、到着するなり公演で披露する予定のピアノ演奏の最終確認をしたいとのこと。すぐにホテル近くのピアノスタジオを手配し、そこからなんと4時間以上もスタジオにこもり、ピアノの練習をされていました。
無理をされているのではないかと心配する我々スタッフに、「日本の皆さんに初めて会うからちゃんとした音楽を届けたいんだ」とはにかんだ笑顔を向けられました。その誠実な姿勢にスタッフみな、「明日の公演は絶対失敗できない!」と、緊張感が高まるのでした…
当日は出演者の方々も朝早くから会場入り。
控室に着くなり、4人それぞれメイクと髪型のセットを進めていきます。同時にステージでは最終リハーサルが行われました。イベントの流れはもちろん、特にソロパフォーマンスの部分の確認が念入りに行われ、歌いだしの部分や、ステージでの動きを皆さんそれぞれ細かくチェックされていました。
入念なリハーサルで時間が押してしまいましたが、いよいよ開演です!
「時代劇あるある!ジェスチャーゲーム」では、リハーサルの際に見せていたお題が“乗馬”や“拱手”(きょうしゅ)など簡単なものだったため、“スローモーションで剣を避ける”などの一捻りした本番のお題に、皆さん大苦戦!
最初にチャレンジしたAチームのリウ・ハイクアンさんとチェン・ジェンユさんは、チャレンジ終了後に「リハーサルの時と全然違う!」「こんな難しいなんて聞いてない」と思わず不満爆発。ステージ袖にいた舞台監督がそんな2人の様子をにんまりと眺めているのを私は目撃したのでした…(笑)。
一方、ユー・ビンさんとジー・リーさんのBチームで出てきたお題は、“刀”。ユー・ビンさんの“剣”という回答を正解にしたところ、Aチームから異議ありの声が! “刀”と“剣”は違うものなのですね…勉強になります!
最終的に3問正解で勝利したAチームには日本のお菓子をプレゼント。
賞品のお菓子は事前アンケートでジー・リーさんとユー・ビンさんが食べたいと書いていたものだったのですが、勝ったのはリウ・ハイクアンさんとチェン・ジェンユさんチームというオチがつきました(笑)。
ゲームの後はソロパフォーマンスがスタート。
皆さん、初めて日本で生歌を披露するということで、とても緊張されていました。日本語の歌にチャレンジされる方は、舞台袖で最後まで発音を確認されていました。
…ですが、皆さん、さすが役者さん!本番に強い!!
完璧に歌い上げていましたね!
そしてトリとなるリウ・ハイクアンさんのパフォーマンスの後には、前日8月3日が誕生日のリウ・ハイクアンさんをサプライズでお祝いしました!リウ・ハイクワンさんはチョコレートケーキがお好きとマネージャーさんから聞いていたため、写真入りのケーキを準備。
元々イベントの日程を調整している際にも、「4日であれば、東京でリウ・ハイクワンさんの誕生日をみんなで一緒にお祝いできるね」と出演者の皆さんで話していたので、無事に実現できて何よりでした!
ステージ終了後には、楽屋でロウソクを立てて願い事もして…
みんなで美味しくいただきました!