公開日 2022/01/15 18:00
変更日 2024/08/19 12:43
HOLLYWOOD, CALIFORNIA - NOVEMBER 08: (L-R) Park Hae Soo, HoYeon Jung, and Lee Jung-jae attend the \"Squid Game\" Guild Screening at NeueHouse Los Angeles on November 08, 2021 in Hollywood, California. (Photo by Vivien Killilea/Getty Images for Netflix)
21年は地上波、ケーブルはもちろん多様なOTTサービスも加わり高クオリティドラマが続々登場!本記事ではシネ21が実施した映画評論家、記者と共にテレビ評論家計30人が選ぶ、2021年を輝かせた韓国ドラマシリーズTOP10を専門家のコメントと共にご紹介!日本で人気の作品から、本国で話題の隠れた名作まで一気にチェック!
2021年のある日、光州の外郭道路工事現場で身元不明の遺骨が発掘される。
そしてそれから41年前、1980年ソウルの春。さかんに大学街を熱くした民主化の熱気とは関係なく、お金儲けにしか余念がない医学生ヒテ(イ・ドヒョン)は帰郷のため光州を訪れていた。
そこでヒテは友人であるイ・スリョン(クム・セリョク)の代打としてフラれるためにお見合いにやって来たミョンヒ(コ・ミンシ)と会うことになるだが…
現地専門家が選ぶ2021年を輝かせた韓国ドラマは?ランキング8位は、「五月の青春」。
「百想芸術大賞」で男性新人演技賞を受賞(「18アゲイン」)したイ・ドヒョンと、コ・ミンシというフレッシュな若手俳優たちで贈る80年代のレトロで切ない青春ラブストーリー。
高い視聴率を叩き出したわけではないですが、ドラマファンの中では“ハマって抜け出せない”と話題の作品で、高い確率で21年のおすすめドラマに挙げられている作品です。
号泣必至の切ないロマンスで「第2のミスターサンシャイン」と視聴者から謳われている、2021年の名作です。
「1980年、光州を現在時制で語る数多くの悩みが込められた、なんとも隅がない密度の高い時代劇」
「歴史的傷を繊細に再現した話だった。1980年光州を方法論から接近するよりも恋愛物語と共に解き明かした試み」
良い作家を目指していたゴーストライターだったが、日雇いの家事手伝いになってしまった、何者にもなれないまま道をなくしたブジョン(チョン・ドヨン)と、役割代行サービス事業をしながら金こそが愛だと考える、結局何者にもなれそうにない自分自身が怖くなったガンジェ(リュ・ジュンヨル)。互いに出会うことのない世界に生きていた二人が、初めて一つの空間で会うことになるのだが…。
現地専門家が選ぶ2021年を輝かせた韓国ドラマは?ランキング7位は、「人間失格」。
スクリーンで大きな存在感を誇っていたチョン・ドヨン、リュ・ジュンヨルといった豪華俳優陣がドラマで出会うことに加え、近年「夫婦の世界」や「怪物」など名作ドラマを誕生させているJTBCの10周年記念ドラマだけあって、大きな期待が寄せられていた作品。
「人生」というずっしりとした重みのあるテーマを描いた本作は、好き嫌いは分かれるかと思いますが、そのメッセージ性の強さに涙すること間違いなしです。
「死という主題を多様に眺めながら黙々と語る。憂鬱と孤独を遠くから覗きながらもそこで止まらない勇気がありがたく感じられる暖かい作品」
「チョン・ドヨンの悲しみいっぱいの表情、絶望のセリフ、そしてひどく悲観的な思考方式は同時代の兆候であり、韓国社会の今日を見せた」