COLUMN コラム

BTS Vにときめいた2024年を振り返る。客演からウィンターソングまで独自解説!

公開日 2025/01/21 20:00

変更日 2025/01/21 20:00

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BTS V にときめかなかったことなんてあるだろうか? 他のアーティスト曲に客演しようが、魅力的なソロ曲をドロップしようが、Vは常にぼくらをときめかせてくれる。イケメン研究をライフワークとするコラムニスト・加賀谷健が、2024年のVを振り返りながら、独自の視点で解説する。

JUNG KOOKの癖を指摘するハイライト

音楽作品以外にも目を向ける必要があるだろう。BTS JIMINJUNG KOOKが兵役前にニューヨーク、済州島、札幌を回る旅番組『Are You Sure?!』(ディズニー+)の済州島編、第4話にVがゲスト出演している。2人でも3人でも自由気ままな旅番組のワチャワチャなテンションは変わらないのだが、Vがきてこそのハイライト場面がある。

ご飯を食べるため、宿泊場所から移動する過程である。JIMINはひとり車、KOOKとVはそれぞれバイクに乗る。移動中の3人がドライブ気分で音楽をかける。ミュージックオンという字幕が表示される。ただ機器の都合上、他の音をキャッチすると音楽がとまってしまう。すると信号待ちのKOOKが、ノリノリで手をたたくものだから、何度も音楽がとまってしまう。Vが注意してもKOOKはまた手拍子してしまう。というやり取りがなんとも微笑ましく繰り返される。「うっかりしてた」と反省するKOOKに対して、呆れ顔のVが「癖なんだな」と指摘する。

ソロ活動を追ったドキュメンタリー映画『JUNG KOOK : I AM STILL』(以下、『I AM STILL』)でもそうだった。ぼくがカウントした限り、同作中のKOOKは、23回以上も手をたたいている。拍手はKOOKの癖なのである。Vの指摘によって、KOOKの単なる癖が音楽をとめてまでもなお単独でなりやまない音楽的な魅力があることに気づかされる。客演、自作問わず、自分がやりたいようにソロをやるVだからこそ、BTSメンバーのポテンシャルも際立たせることができる。『I AM STILL』ではさらにレコーディング中のKOOKのところに入ってきて「今日は何曲?」とさりげない。さりげないけれどマジカル。ある位は、パク・ヒョシンとのデュエット曲「Winter Ahead(with PARK HYO SHIN)」(2024年11月29日リリース)とビング・クロスビーとのクリスマス・デュエット「White Christmas(with V of BTS)」(2024年12月6日リリース)で、ふたつのウィンターソングをさらりと兄弟曲的に仕上げてしまう。兵役をまっとうする2025年のVはどれほどマジカルなのだろう?

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加賀谷健

コラムニスト / アジア映画配給・宣伝プロデューサー / クラシック音楽監修。 クラシック音楽を専門とする音楽プロダクションで、企画・プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメン研究」をテーマに、“イケメン・サーチャー”として、コラムを執筆。 女子SPA!「私的イケメン俳優を求めて」連載、リアルサウンド等に寄稿の他、CMやイベント、映画のクラシック音楽監修、解説番組出演、映像制作、 テレビドラマ脚本のプロットライターなど。2025年から、アジア映画の配給と宣伝プロデュースを手がけている。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。