公開日 2020/04/09 18:43
変更日 2024/06/20 12:15
バイオリンを弾く女性
身体は30歳だけど、心は高校生!?韓国ドラマ『30だけど17です』はシン・ヘソン×ヤン・セジョン主演のヒーリングラブコメディです。人気イケメン俳優アン・ヒョソプやイ・ドヒョンも出演。気になるストーリーとキャスト情報を紹介します!【2023/05/16 更新】
このドラマの最初のポイントは、ウジンがソリは“バスの事故で亡くなってしまった”と思っていること。17歳の時、たまに見かけるソリに恋していたウジンは、ジャージの名札に書かれたノ・スミが彼女の名前だと思いこんでいました。
事故にあったバスにはソリと一緒に友人のノ・スミも乗っていて、その後のニュースでノ・スミが亡くなったことを知ったウジンは、自分のせいでソリが死んでしまったと強いショックを受けます。それからずっと心を閉ざし、他人の人生に関わらないよう生きてきたウジン。再会してもソリは死んだと思っているため、あのときの少女だとは全く気づきません。
一方のソリは10年以上も昏睡状態だったので、心は17歳のまま。同年代のウジンのことを“おじさん”と呼び、高校生のチャンには同年代のような感覚で接します。親代わりだった叔父夫婦は行方不明、家も売られていて帰る家がないという絶望的な状況の中、30歳という自分の年齢を受け入れ一人立ちするために奮闘します。
そんなひたむきなソリを見て、最初は冷たく接していたウジンも徐々に心を許すように。ソリと一緒に過ごしていくうち、事故当時のフラッシュバックが起こって苦悩するウジンの葛藤も伝わってきます。それと同時に過去の傷に向き合うことでウジンの心は癒され、人間らしさを取り戻していきます。
このドラマ最大の見どころは、ソリとウジンのロマンスの行方。ソリが初恋の人だと知ったときウジンがどんな反応をするのか、果たして2人はお互いを受け入れることが出来るのか。彼らの距離が近づくたびに、少しずつ真実が明らかになっていきます。行方不明の叔父夫婦やソリを探している友人との再会を予感させるエピソードなど、緊張感のあるエピソードからも目が離せません。
そしてドラマを盛り上げているのは個性的なキャストたち。ソリの一番の味方であるチャン、家政婦のジェニファーは主役の二人にとって最も頼もしい存在となります。チャンは昔と変わってしまったウジンを常に心配する優しい甥っ子。大好きなソリが困っているときには自分のことのように心配して助けてくれます。ジェニファーはソリを娘のように見守り、常にサポート。ウジンが悩んでいるとき、ジェニファーが的確に心に響く助言をするシーンはとても印象的です。
コミカルで明るいメンバーがたくさん登場するこのドラマ。チャンの友人たちは家に度々押しかけ無愛想なウジンにお構いなしで話しかけますが、いつの間にかみんなが集まるとほのぼのとした雰囲気に。周囲の人々のおかげでウジンとソリそれぞれの問題も少しずつ解決していきます。
人が抱えている傷は人と触れ合うことで癒される。このドラマにはそんなメッセージが込められているのかもしれません。悪役となる登場人物が無く、全体的に穏やかな作品なので心温まるヒューマンドラマやラブストーリーが観たい人におすすめです!
以上、イクラがお届けしました!