公開日 2022/06/05 19:00
変更日 2024/08/06 12:13
SEOUL, SOUTH KOREA - MAY 18: Actor Park Seo-Joon and actress Kim Ji-Won attend the press conference for KBS Drama 'Fight For My Way' at Times Square on May 18, 2017 in Seoul, South Korea. (Photo by The Chosunilbo JNS/Imazins via Getty Images)
優れた脚本力でぐいぐい引き込まれるのが韓国ドラマの力。近年、新人脚本家が手がけたドラマが続々ヒットを飛ばし、ドラマ界に新しい風を吹き込んでいる。本記事では、新人ながら百想芸術大賞で脚本賞を受賞した名作も!デビュー作からヒットを飛ばした韓国ドラマの脚本家10人をご紹介!
別れた恋人が高校時代に撮影したドキュメンタリーが突然人気を集め、再びカメラの前に集まることになり、経験する、若者たちの“初恋逆走ロマンス”
本作を手がけたイ・ナウン脚本家は、本作が地上波ドラマデビュー作。ウェブドラマ『全知的片思いの視点』でドラマの世界に足を踏み入れたが、特別書くことを学んだこともなく、専攻者でもなかった。
29歳の若い脚本家が作り出したキュン&エモすぎる世界観にチェ・ウシク、キム・ダミという映画界の若手スターたちの熱演も加わり、日本でも深くハマる沼人が続出した。本作は今年の百想で「脚本賞」にノミネートを果たした。
ソウルにあるセレブ御用達のデパート、ソンウン百貨店。ここでは上流階級の顧客だけを担当するVIPチームが活躍していた。次長として働くジョンソン(チャン・ナラ)は仕事も充実し、チーム長を務める夫のソンジュン(イ・サンユン)とも満ち足りた生活を送っていた。そんなある日ジョンソンの元に「VIPチームに夫の女がいる」というメールが届く。ソンジュンの潔白を信じたいジョンソンだったが、夫の動向を調べるうちに、同期で親友のヒョナ(イ・チョンア)、ワーキングママのミナ(クァク・ソニョン)、そして契約社員から抜擢されたユリ(ピョ・イェジン)など、VIP チーム内に疑わしい女性の存在がちらつく。VIPチームの女性たちはそれぞれにある事情を抱えていた。そしてソンジュンもまた妻には明かせない大きな秘密があるのだった。一方その頃、経営陣の間ではVIPチームを利用して次期後継者の座を狙う動きがあり…。
張感溢れる展開が話題となり、韓国で話数を重ねるごとに自己最高視聴率を更新し続けた超話題作『VIP』も、新人作家チャ・ヘウォン脚本家が手がけた作品だ。
SBSの関係者の言葉によれば、チャ・ヘウォン作家は2017年SBS脚本公募展ミニシリーズ部門優秀作受賞者出身で、過去平凡な会社員だったという。シナリオ執筆のために、実際のデパートの従業員だけでなく、高級ブランドや海外のカジノなど、VIPマーケティングチーム担当者を取材したそうだ。一部ではペンネームを使うチャ作家が、新人作家ではないかも知れないという疑惑が提起されるハプニングもあったほどその優れた筆力が認められた。