COLUMN コラム

伝説の“腰振りダンス”から今へ!KARAの軌跡を辿る【韓国ドラマOSTプレイバック No.2】

公開日 2025/02/12 20:00

変更日 2025/02/12 20:00

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歴代大ヒットドラマのOSTを歌ったアーティストを振り返り、現在までの活躍を追う、題して【韓国ドラマOSTプレイバック】! 2回目の今回は、K-POPブームの火付け役となり、日本でも”ヒップダンス”が大流行した「KARA」にフォーカス。一昨年は8年ぶりにグループとして再始動。あまり知られていないですが、実は大ヒットドラマのOSTも歌っている彼女たち。これを読めば「KARA」のことがまるっとわかります!

K-POPグループ「KARA」の今まで

まずは、グループのこれまでの活動を簡単に振り返ります!

2007年にデビューした「KARA」。「SS501」を輩出したDSPメディアに所属し、「Fin.K.L.」の妹分として結成されました。

当初はギュリスンヨン、ソンヒ、ニコルの4人組でしたが、ソンヒが脱退しハラとジヨンが新加入。明るく快活なイメージへとコンセプトチェンジし、5人組で再スタートを切ります。

2009年には、シングル「Honey」で音楽番組初の1位を獲得。その後リリースした「Mister」の“ヒップダンス”が本国で大きな話題となり、一躍トップアイドルの仲間入り! 特にこの「Mister」が日本で大ヒットし、「KARA」の名前を広く知らしめるきっかけとなります。

2014年、ニコルとジヨンがグループを離れると、新メンバーとしてヨンジが加入。4人で活動を再会し、ファンミーティングを行うなどファンとの交流イベントを多数実施。この後も活動が続くと思いきや、2016年1月、ギュリ、スンヨン、ハラの契約が終了。それぞれ別の事務所と契約を締結し、各メンバーは否定していたものの、グループは事実上解散状態に。

その3年後である2019年。メインメンバーであったハラがこの世を去ります。日本でも大きく取り上げられ、当時「KARA」の再結成は絶望的と言われていました。

しかし、その後も互いに交流を続けていたメンバーたち。ついに、悲しみと苦難を乗り越え2022年に再結成! デビュー15周年を記念したアルバムのリリース、日本では3都市計5公演の大規模ツアーを開催しファンとの約束を果たしました。

2024年8月には日本で約2万人のファンを動員するライブを開催。さらに、各メンバーはソロでファンミーティングを行うなど、現在に至るまで活発に活動しています。

「KARA」現在のメンバーと活動

次に現在活躍する各メンバーのプロフィール、現在までの活動を紹介します!

「KARA」パク・ギュリ

パク・ギュリは、1988年5月21日生まれ。韓国・ソウル特別市出身。「KARA」の頼れるリーダーであり、ラジオパーソナリティー、女優としても活躍。

幼少期から芸能活動を始め、1995年のドラマ『今日は良い日』で子役としてデビュー。2007年に「KARA」でデビューを果たすと、美しい歌声と美貌から「女神」と呼ばれるように。

グループ活動休止後、『恋の花が咲きました ~2人はパトロール中~』や『皇后の品格』に出演。映画『Revive by TOKYO24』(2018年)では主演を務め、モナコの映画祭で〈SFファンタジー映画賞〉も受賞しています。

しかし、再結成後の活動真っ只中である2024年7月。仕事中に頬骨と眼窩を骨折し、手術と回復のため一時的に活動を中断。病院着姿をSNSにアップし、ファンからは心配の声が寄せられましたが手術は無事成功。8月の東京公演から再び精力的に活動を続けています。今年2月には単独でファンミーティングを開催。バレンタインシーズンに日本のファンと温かな交流を図る予定です。

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「KARA」ハン・スンヨン

ハン・スンヨンは1988年7月24日生まれ。韓国・ソウル特別市出身。

「KARA」ではリードボーカルを担当。伸びのある歌声と明るい笑顔でグループの成功に大きく貢献。活動休止後は、女優としてのキャリアを積み、2013年のドラマ『チャン・オクチョン-張禧嬪-』で本格的に演技活動を開始しました。

その後、2014年漫画原作の『女子漫画 靴』でドラマ初主演。2016年には隠れた名作として今なお日本でも愛される『恋のドキドキ♡シェアハウス~青春時代~第1章』で主人公の1人を演じ、翌年にはシーズン2も放送され女優として才能を開花させます。

2017年1月にファーストソロミニアルバム『宇宙』、2019年には『青空へ』をリリース。ソロアーティストとしても活動し「KARA」の再結成を経て2024年10月には単独ディナーショーを開催。今後も日本でのイベント開催に期待が膨らむスンヨンです!

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「KARA」チョン・ニコル

「KARA」の元気印、チョン・ニコルは1991年10月7日生まれ。アメリカ・カリフォルニア州出身。韓国名とアメリカ名の両方を持ち、活動名として「ニコル」を使用しています。

グループではメインラッパーとメインダンサーを担当。2014年にグループを脱退した後、アメリカでダンスとボーカルのトレーニングを受け、同年11月に韓国でソロデビューアルバム『First Romance』をリリース。日本でもソロ活動を展開し、2015年に『Something Special』を発売すると、翌年には初のソロライブ、2018年にはファンミーティングを開催しています。

2024年は「NICOLE Fan Con 2024」と題した日本ファンコンサートを開催。モデルとしても活躍するニコルの美しいスタイル、パワフルなダンスで魅せるステージに今後も期待大です。

「KARA」カン・ジヨン

カン・ジヨンは1994年1月18日生まれ。「KARA」では最年少メンバーですが、年齢を感じさせない大人びたオーラと、はじけるような笑顔のギャップが魅力。

2014年に「KARA」を脱退した後、イギリスへ留学し英語と演技を習得。その後、日本の芸能事務所と契約し、「知英(ジヨン)」の名前で女優として本格的に活動を開始します。

ドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』でゆきめ役を演じたほか、映画『暗殺教室』シリーズや『レオン』などに出演し、日本での知名度は大きく上昇。「JY」名義で歌手としても活動し、ドラマ主題歌などを担当しました。

2024年11月には、日本の芸能事務所「スウィートパワーインターナショナル」に所属したことが事務所の公式ホームページで発表され、再び日本での女優&歌手活動の開始を予告。2025年3月には大阪と東京でのソロファンミーティング開催が決定しています!

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「KARA」ホ・ヨンジ

ホ・ヨンジは、1994年8月30日生まれ。2014年、KARAの新メンバーオーディション「KARAプロジェクト」で選ばれ、グループに加入。

グループ活動に加え、バラエティーやドラマでも活躍し、『また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~』や『内省的なボス』『十八の瞬間』など話題作に出演しました。

女優活動の傍ら、日本でも来日ファンミーティングを度々開催。日本のファンと交流をはかり、「KARA」の名前を大事に活動を続けていました。2023年9月には、初のソロシングル『Toi Toi Toi』をリリース。同年のオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』では特別審査員も務めています。

明るく素直な性格が魅力的なヨンジ。バラエティー番組でもその魅力が光り、共演者やファンも彼女の人間力を絶賛。今では「KARA」を代表するメンバーへと成長したヨンジのさらなる飛躍を期待したいですね。

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「KARA」が参加したOST3選

最後に、「KARA」や、各メンバーが参加したドラマのOSTをご紹介! グループの魅力が発揮されている楽曲から、歌唱力の目立つバラードまで、世界観を堪能できる3曲を厳選しました。(①、②は公式より公開されている動画・音源がなく、関連動画を添付しています)

① 韓国ドラマ『花より男子-Boys Over Flowers』より『Love is Fire』

※動画は「Honey」

ドラマのファンであれば一度は聞いたことがあるはず! 2009年に放送されたKBSドラマ『花より男子-Boys Over Flowers』のOST第2弾に収録されている『Love is Fire』。「KARA」の代表曲『Pretty Girl』『Honey』などを手掛けた作曲家コンビによって制作されました。

アップテンポでエネルギッシュなポップダンスナンバー。メンバーたちの明るく元気なボーカルが際立ち、ドラマ内で各登場人物が持つ”恋の情熱”をテーマにした印象的な一曲です。

② 韓国ドラマ『夜警日誌』より『Rain Tears Intead(むしろ雨 涙に)』

※動画はドラマの予告編

2014年に放送されたMBCドラマ『夜警日誌』のOST。本作で主演を務めた俳優チョン・イルと「KARA」のメンバーニコルがデュエットで歌っています。2人は元々親交があり、その繋がりから実現したのだそう。作中の主人公とヒロインの切ない恋心をテーマにしており、2人の清らかなボーカルはドラマへの没入感を高めます。名シーンで流れることから、今もなおファンから愛される楽曲です。

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③ 日本ドラマ『好きな人がいること』より『好きな人がいること』

フジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』の主題歌に起用された「JY」が歌う一曲。ポップなナンバーと本音を素直に伝える歌詞が世の女性の共感を呼び大ヒット! 執筆時点でMVの再生回数が4700万回を突破し、彼女を代表する曲となりました。

これからも「KARA」の活動から目が離せない!

活動休止、メンバーチェンジを経てファンと共に守り抜いたグループ「KARA」。音楽活動はもちろん、OSTへの参加、バラエティー番組など、これからも様々な姿を見せてほしいですね。

すでに今年3月、有明アリーナで行われる「Kstyle PARTY」への出演も決定しており、今年も大活躍の予感! 音楽シーンに舞い戻った「KARA」の、さらなる進化に期待が膨らみます!

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ERRY

気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。