公開日 2025/02/12 20:00
変更日 2025/02/12 20:00
TOKYO, JAPAN - AUGUST 3: (L-R) Kang Ji-young, Seung-Yeon aka Seungyeon, Park Gyu-Ri aka Gyuri, Nicole Jung and Heo Young Ji of South Korean girl group Kara attend the press conference for 'Imoto no WIFI' on August 3, 2023 in Tokyo, Japan. (Photo by Jun Sato/WireImage)
歴代大ヒットドラマのOSTを歌ったアーティストを振り返り、現在までの活躍を追う、題して【韓国ドラマOSTプレイバック】! 2回目の今回は、K-POPブームの火付け役となり、日本でも”ヒップダンス”が大流行した「KARA」にフォーカス。一昨年は8年ぶりにグループとして再始動。あまり知られていないですが、実は大ヒットドラマのOSTも歌っている彼女たち。これを読めば「KARA」のことがまるっとわかります!
まずは、グループのこれまでの活動を簡単に振り返ります!
2007年にデビューした「KARA」。「SS501」を輩出したDSPメディアに所属し、「Fin.K.L.」の妹分として結成されました。
当初はギュリ、スンヨン、ソンヒ、ニコルの4人組でしたが、ソンヒが脱退しハラとジヨンが新加入。明るく快活なイメージへとコンセプトチェンジし、5人組で再スタートを切ります。
2009年には、シングル「Honey」で音楽番組初の1位を獲得。その後リリースした「Mister」の“ヒップダンス”が本国で大きな話題となり、一躍トップアイドルの仲間入り! 特にこの「Mister」が日本で大ヒットし、「KARA」の名前を広く知らしめるきっかけとなります。
2014年、ニコルとジヨンがグループを離れると、新メンバーとしてヨンジが加入。4人で活動を再会し、ファンミーティングを行うなどファンとの交流イベントを多数実施。この後も活動が続くと思いきや、2016年1月、ギュリ、スンヨン、ハラの契約が終了。それぞれ別の事務所と契約を締結し、各メンバーは否定していたものの、グループは事実上解散状態に。
その3年後である2019年。メインメンバーであったハラがこの世を去ります。日本でも大きく取り上げられ、当時「KARA」の再結成は絶望的と言われていました。
しかし、その後も互いに交流を続けていたメンバーたち。ついに、悲しみと苦難を乗り越え2022年に再結成! デビュー15周年を記念したアルバムのリリース、日本では3都市計5公演の大規模ツアーを開催しファンとの約束を果たしました。
2024年8月には日本で約2万人のファンを動員するライブを開催。さらに、各メンバーはソロでファンミーティングを行うなど、現在に至るまで活発に活動しています。
次に現在活躍する各メンバーのプロフィール、現在までの活動を紹介します!
パク・ギュリは、1988年5月21日生まれ。韓国・ソウル特別市出身。「KARA」の頼れるリーダーであり、ラジオパーソナリティー、女優としても活躍。
幼少期から芸能活動を始め、1995年のドラマ『今日は良い日』で子役としてデビュー。2007年に「KARA」でデビューを果たすと、美しい歌声と美貌から「女神」と呼ばれるように。
グループ活動休止後、『恋の花が咲きました ~2人はパトロール中~』や『皇后の品格』に出演。映画『Revive by TOKYO24』(2018年)では主演を務め、モナコの映画祭で〈SFファンタジー映画賞〉も受賞しています。
しかし、再結成後の活動真っ只中である2024年7月。仕事中に頬骨と眼窩を骨折し、手術と回復のため一時的に活動を中断。病院着姿をSNSにアップし、ファンからは心配の声が寄せられましたが手術は無事成功。8月の東京公演から再び精力的に活動を続けています。今年2月には単独でファンミーティングを開催。バレンタインシーズンに日本のファンと温かな交流を図る予定です。
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ハン・スンヨンは1988年7月24日生まれ。韓国・ソウル特別市出身。
「KARA」ではリードボーカルを担当。伸びのある歌声と明るい笑顔でグループの成功に大きく貢献。活動休止後は、女優としてのキャリアを積み、2013年のドラマ『チャン・オクチョン-張禧嬪-』で本格的に演技活動を開始しました。
その後、2014年漫画原作の『女子漫画 靴』でドラマ初主演。2016年には隠れた名作として今なお日本でも愛される『恋のドキドキ♡シェアハウス~青春時代~第1章』で主人公の1人を演じ、翌年にはシーズン2も放送され女優として才能を開花させます。
2017年1月にファーストソロミニアルバム『宇宙』、2019年には『青空へ』をリリース。ソロアーティストとしても活動し「KARA」の再結成を経て2024年10月には単独ディナーショーを開催。今後も日本でのイベント開催に期待が膨らむスンヨンです!
「KARA」の元気印、チョン・ニコルは1991年10月7日生まれ。アメリカ・カリフォルニア州出身。韓国名とアメリカ名の両方を持ち、活動名として「ニコル」を使用しています。
グループではメインラッパーとメインダンサーを担当。2014年にグループを脱退した後、アメリカでダンスとボーカルのトレーニングを受け、同年11月に韓国でソロデビューアルバム『First Romance』をリリース。日本でもソロ活動を展開し、2015年に『Something Special』を発売すると、翌年には初のソロライブ、2018年にはファンミーティングを開催しています。
2024年は「NICOLE Fan Con 2024」と題した日本ファンコンサートを開催。モデルとしても活躍するニコルの美しいスタイル、パワフルなダンスで魅せるステージに今後も期待大です。
カン・ジヨンは1994年1月18日生まれ。「KARA」では最年少メンバーですが、年齢を感じさせない大人びたオーラと、はじけるような笑顔のギャップが魅力。
2014年に「KARA」を脱退した後、イギリスへ留学し英語と演技を習得。その後、日本の芸能事務所と契約し、「知英(ジヨン)」の名前で女優として本格的に活動を開始します。
ドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』でゆきめ役を演じたほか、映画『暗殺教室』シリーズや『レオン』などに出演し、日本での知名度は大きく上昇。「JY」名義で歌手としても活動し、ドラマ主題歌などを担当しました。
2024年11月には、日本の芸能事務所「スウィートパワーインターナショナル」に所属したことが事務所の公式ホームページで発表され、再び日本での女優&歌手活動の開始を予告。2025年3月には大阪と東京でのソロファンミーティング開催が決定しています!
ホ・ヨンジは、1994年8月30日生まれ。2014年、KARAの新メンバーオーディション「KARAプロジェクト」で選ばれ、グループに加入。
グループ活動に加え、バラエティーやドラマでも活躍し、『また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~』や『内省的なボス』『十八の瞬間』など話題作に出演しました。
女優活動の傍ら、日本でも来日ファンミーティングを度々開催。日本のファンと交流をはかり、「KARA」の名前を大事に活動を続けていました。2023年9月には、初のソロシングル『Toi Toi Toi』をリリース。同年のオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』では特別審査員も務めています。
明るく素直な性格が魅力的なヨンジ。バラエティー番組でもその魅力が光り、共演者やファンも彼女の人間力を絶賛。今では「KARA」を代表するメンバーへと成長したヨンジのさらなる飛躍を期待したいですね。
最後に、「KARA」や、各メンバーが参加したドラマのOSTをご紹介! グループの魅力が発揮されている楽曲から、歌唱力の目立つバラードまで、世界観を堪能できる3曲を厳選しました。(①、②は公式より公開されている動画・音源がなく、関連動画を添付しています)
ドラマのファンであれば一度は聞いたことがあるはず! 2009年に放送されたKBSドラマ『花より男子-Boys Over Flowers』のOST第2弾に収録されている『Love is Fire』。「KARA」の代表曲『Pretty Girl』『Honey』などを手掛けた作曲家コンビによって制作されました。
アップテンポでエネルギッシュなポップダンスナンバー。メンバーたちの明るく元気なボーカルが際立ち、ドラマ内で各登場人物が持つ”恋の情熱”をテーマにした印象的な一曲です。
2014年に放送されたMBCドラマ『夜警日誌』のOST。本作で主演を務めた俳優チョン・イルと「KARA」のメンバーニコルがデュエットで歌っています。2人は元々親交があり、その繋がりから実現したのだそう。作中の主人公とヒロインの切ない恋心をテーマにしており、2人の清らかなボーカルはドラマへの没入感を高めます。名シーンで流れることから、今もなおファンから愛される楽曲です。
フジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』の主題歌に起用された「JY」が歌う一曲。ポップなナンバーと本音を素直に伝える歌詞が世の女性の共感を呼び大ヒット! 執筆時点でMVの再生回数が4700万回を突破し、彼女を代表する曲となりました。
活動休止、メンバーチェンジを経てファンと共に守り抜いたグループ「KARA」。音楽活動はもちろん、OSTへの参加、バラエティー番組など、これからも様々な姿を見せてほしいですね。
すでに今年3月、有明アリーナで行われる「Kstyle PARTY」への出演も決定しており、今年も大活躍の予感! 音楽シーンに舞い戻った「KARA」の、さらなる進化に期待が膨らみます!
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気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。