公開日 2022/08/26 20:00
変更日 2024/08/21 12:34
SEOUL, SOUTH KOREA - JUNE 26: Actor Byun Yo-Han, Lee Byung-Hun, actress Kim Tae-Ri, Kim Min-Jung, actor Yoo Yeon-Seok during a press conference of tvN drama 'Mr. Sunshine' at Patio9 on June 26, 2018 in Seoul, South Korea. (Photo by JTBC PLUS/Imazins via Getty Images)
圧巻の映像美や名脚本、俳優たちの卓越した演技力で世界中を魅了し続ける韓国ドラマ。高クオリティな作品制作の為、現在平均で120億ウォン(約12億円)台、1話当たり7億5000万ウォン(約7千600万円)ほどの莫大な制作費がかけられていると言われているが、それを上回る巨額の制作費が投入された、韓ドラ10作品をご紹介したい。
まさにシンドローム級の人気を誇り、現時点で22年最高のドラマと言っても過言ではないだろう。自閉症スペクトラム障害で、記憶力が天才的な弁護士ウ・ヨンウの話を描いた法廷ヒューマンドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。
愉快な笑いと共感いっぱいの温かいストーリーで、ENAというマイナーチャンネルにも関わらず、初回0.9%で出発した視聴率は、その面白さが口コミで広がり最終話は17.5%と爆上がり。特に声のトーンから手振り、歩き、目つきなどキャラクターに完璧に溶け込んだパク・ウンビンの言葉は必要ない名演には、絶賛の声が相次ぎ、「ウ・ヨンウ熱風」「パク・ウンビン熱風」を巻き起こした。
素朴なヒューマンドラマのようだが、なんと本作、制作費だけ約200億ウォン(約20億円)が投入されたと伝えられており、制作費の大半はクジラなどのCGに使われているのではないかと推測されている。
組織の裏切りで韓国に来ることとなったイタリアのマフィア弁護士が、ベテランの悪徳弁護士とともに悪党の方法で悪役を一掃する話を描いた『ヴィンチェンツォ』。『熱血司祭』など人気ブラックコメディジャンルを数々手がけてきた脚本家の新作で、更にソン・ジュンギのドラマカムバック作という事で放送前から注目を集めていた本作。『王になった男』の演出を手掛けたキム・ヒウォンPDらしい、クールなエンディングも話題となった。
総制作費は約200億ウォン(約20億円)で、俳優たちの出演料がかなり大きな割合を占める。さらに、コロナにより撮影が不可能だったために、ドラマ序盤のイタリアの風景などは全てCGであったことも高騰した理由だそうだ。自然なCGは、序盤からダイナミックな雰囲気を醸し出し、視聴者を大きく引き込むことに成功した。