公開日 2025/02/24 12:00
変更日 2025/02/24 12:00
SEOUL, SOUTH KOREA - NOVEMBER 21: Jin of boy band BTS is seen on departure at Gimpo International Airport on November 21, 2019 in Seoul, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/GC Images)
昨年放送され大反響だった『Venue101 Presents JIN SPECIAL』(NHK総合)完全版が、2025年2月15日に放送された。これはもはやBTS JINに魅入られるための特別番組だったのではないかと思った。ワールドワイドハンサムに思わずジワる体験について、コラムニスト・加賀谷健が解説する。
ぼくはJUNG KOOKにはぞっこんだし、テテことVのメロウな音楽を愛聴しているし、愛すべきJIMINちゃんの魅力についてもいくらでも語っていたが、JINさんに一度魅入られてしまうと、もうJIN一色になる。あの目力は、イコール魔力であり、あの見てるぞポーズは、イコール魅入られる猶予みたいなものだという、また他の公式がどんどん作られてしまう。JINとは、かくも蠱惑的な存在なのか……。
2月15日に放送されたARMY待望の『Venue101 Presents JIN SPECIAL 完全版』(NHK総合)は、JINのJINによるJINのためのJINに魅入られる特別番組だった。ARMYからの質問コーナーでは、自分がハンサムだと思う瞬間について「今です」と平常運行で語気を強めるJINが、歌唱パートに移る。フレーズ終わりのビブラートの美しさは言わずもがなだが、JINがちょっと視線をあげてみせる瞬間、画面越しではややローアングルで仰ぎ見る彼の神々しい余韻をどう言語化したらいいというのだろう?
わかったからもう。頼むから。と思ってみたものの、こちらはぞっこん魅入られタイム中のため、ただただ、その狂おしいまでの甘いときめきに浸っていたいとひれ伏すばかり。世界が降伏してなおかつ幸福感を抱かせてくれる人。それがワールドワイドハンサム、ワールドワイドスーパースターJINである。番組では、MC斎藤司とのトークコーナーがあり、ソファに座るJINが高笑いしながら「僕はスーパースターJINです」といってポーズを決める姿が、ハイライトとなった。歌唱ラストは、1stソロアルバム『Happy』のリード曲「Running Wild」。どのフレーズもハイトーン、ビブラートが素晴らしい。2番ヴァースで「Don’t forget about the times we shared」と歌われるところは、うるっとなる。ワールドワイドハンサムにジワる体験は、さらに細かく検証する必要がある。
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コラムニスト / アジア映画配給・宣伝プロデューサー / クラシック音楽監修。 クラシック音楽を専門とする音楽プロダクションで、企画・プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメン研究」をテーマに、“イケメン・サーチャー”として、コラムを執筆。 女子SPA!「私的イケメン俳優を求めて」連載、リアルサウンド等に寄稿の他、CMやイベント、映画のクラシック音楽監修、解説番組出演、映像制作、 テレビドラマ脚本のプロットライターなど。2025年から、アジア映画の配給と宣伝プロデュースを手がけている。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。