【中国エンタメ日本展開のトップランナーによる寄稿第6弾】『中国ドラマファンPOP-UP』イベントレポート第2弾とイベント予告！

人気Youtuber李姉妹さんがトークショーに登場！

『中国ドラマファンPOP-UP』のトークショー企画第2弾にお招きしたのは、中国に関心がある方であれば1度はお名前を耳にしたことがあるであろうYouTuberの李姉妹さん。中国語や中国の文化、旅行について発信するYouTubeチャンネル「李姉妹ch」は登録者数約38万越えを誇り、最近は中国ドラマに関連した動画も多く発信されています。

　　

李姉妹のお二人。右がお姉さんのゆんさん、左が妹のしーさん

POP-UPを見に来るのを楽しみにしてくれていたそう
　　　　　　　

トークショーは、お2人それぞれの推しの話からスタートしました。

ゆんさんの推しドラマは『瑯琊榜』で、推しは同作にも出演されているワン・カイ（王凱）さん。

ワン・カイ（王凱）さんの声が特にお好きだそうで、最新ドラマもウォッチされているとのこと。最近では『家族の名において』のタン・ソンユン（譚松韻）さんと共演した作品『フライト・トゥ・ユー～君との距離〈マイル〉』が日本でも放送されました。航空会社を舞台に鬼教官と女性パイロットが繰り広げる爽快なラブストーリーです。

ぜひチェックしてみてください。

しーさんの推しドラマは往年の名作、『明蘭～才媛の春～』。まだ中国でドラマ話数を40話以内に制限する規制が始まる前の作品のため、全73話とかなりの長編作品です。しかしそのボリュームも感じさせないくらい、様々なタイプの女性たちの複雑な人間ドラマに引き込まれ、一気見してしまうそう。

　　　　

推しの俳優さんは、私も大好きなチャン・ルオユン（張若昀）！ 彼の代表作『慶余年～麒麟児、現る～』の第2シーズン『慶余年２～麒麟児、挑む～』も今年の7月からいよいよチャンネル銀河で配信予定とのことで、いまから待ちきれませんね！

結ばれなかったカップルが次のドラマの主役に抜擢？！中国ドラマあるある！

李姉妹さんが中国ドラマの日本人気を実感したのは、2024年5月に実施した『中国ドラマ総選挙』という企画だそうです。当初は500人くらいの方に好きな中国ドラマを投票してもらえればいいかなと思っていたそうですが、最終的には3,800人以上が投票に参加し、反響の大きさにとても驚かれたそうです！

26位の『尚食(しょうしょく)～美味なる恋は紫禁城で～』は、『瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～』のシュー・カイ（許凱）さんとウー・ジンイエン（呉謹言）さんが再共演した話題作。

　　　　

「中国には男二（中国語読み：ナンアール）と呼ばれる役柄があり、主人公の女性を好きになるも報われない恋敵を指します。宮廷ドラマは皇帝ありきなので、皇帝が登場する場合、その恋敵が結ばれることがありません。『瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～』で男二を演じたシュー・カイ（許凱）さんもそんな役どころでした」とゆんさん。

『尚食(しょうしょく)～美味なる恋は紫禁城で～』で結ばれなかった2人が繰り広げる恋愛ドラマということで、2人を観ているだけで幸せ！という視聴者が多く、話題になりました。

　　　

中国では人気ドラマで結ばれなかった2人が別の作品で再共演するというのはよくあることだそうです。しーさんがはまったという『蒼蘭訣～エターナル・ラブ～』も同じ展開になったそうで、「『蒼蘭訣～エターナル・ラブ～』でイケメン！ と注目していたのが男二役のジャン・リンホー(張凌赫)さんです。その後、結ばれなかったユー・シューシン(虞書欣)と『雲之羽 ～揺らめく愛、刹那の二人～ 』で再共演して、やっぱり！ となりました」と語るしーさん。

ドラマを見て気に入った2人を、時代や設定、役柄を変えながら、様々なドラマで追える… というのも中国ドラマの魅力の1つですね。

　　　　

中国語学習をしている方におすすめの『中国ドラマ』

そして話は中国語学習に役立つ中国ドラマの話に。李姉妹のお2人から、勉強したいレベルに合わせて3つの作品をおすすめしてもらいました。

　　　

中国語学習をはじめたばかりという初級編でおすすめなのは『家族の名において』です。

現代劇をあげた理由として、「時代劇は一部現代で使って問題ない表現もありますが、判断が難しいと思うので現代劇を参考にするのがいいかと思います」とゆんさん。

中でも『家族の名において』は、主人公たちの子供時代からドラマがスタートするので、会話表現が比較的簡単で、家庭を舞台にした日常会話を学べる点がおすすめのポイントだそうです。

　　　　

中級編の『それでも、家族～All is Well～』は、しーさんいわく、「嫁姑問題や兄弟で親の面倒を誰が見るかなど、中国の家族が抱える問題がたくさん登場します。文化面でも勉強になるかと思います」とのことでした。

　　　　

上級編としてあがったのは『30女の思うこと～上海女子物語～』です。上海が舞台の作品のため、上海語や上海なまりが登場するため上級編に選んだそう。

主人公の3人の女性たちはきれいな標準語を話しているそうで、学習の参考にするのは問題ないそうです。買い物シーンやレストランでの食事シーンも多いので語学面はもちろん、都会で生きる女性たちの悩みやライフスタイルが分かり、現代の中国人女性像を理解するにも役立つかもしれません。

　　　　

今回おすすめしてもらった3作品はどれもストーリーが面白いとお2人が太鼓判を押す作品たち。

最後にゆんさんから、「ドラマも面白くないと勉強も苦痛になってしまうと思います。まず1回目はドラマのストーリーをしっかり楽しんで、2回目は単語にフォーカスして見るなど、回を重ねるごとに見方を変えて繰り返し見るのがおすすめです」とアドバイスをいただきました。

　　　　　

4月25日、26日に中国時代劇ドラマファンミーティング第2回の開催が決定！

トークショーの最後には、2025年4月25日（金）と26日（土）の2日間、東京のヒューリックホールで開催する『中国時代劇ドラマファンミーティング～時を超えた出会い2025・春～』の告知をさせていただきます！

　　　　

今回お越しいただく俳優さんはなんと5人と前回より更にパワーアップ！

『2024・夏』にご参加いただいたユー・ビン（于斌）さん、リウ・ハイクアン（劉海寛）さん、ジー・リー（紀李）さんに加え、新たにワン・イージョウ（王翌舟）さん、シュエ・バーイー（薛八一）さんの来日が決まりました。

　　　　

中でもジー・リー（紀李）さんは、最初の告知の際は、撮影からどうしても抜けられなさそうとのことで、泣く泣く参加を見送っていました。しかし告知後、あまりにもたくさんの方に、「ジー・リー（紀李）さんに参加してほしい！ 」とラブコールをいただきまして、再度ダメ押しでジー・リー（紀李）さんにご相談。するとなんと、ジー・リー（紀李）さん自ら撮影チームに数日でも撮影を早められないか相談してくださったそうです…！ その後無事に、来日する2、3日前には出番が終わりそうということになり、急遽参加が決まりました！

　　　　

ご本人も日本のみなさんからの来てほしい！という声にとても喜んでおり、来日を楽しみにされているそうなので、またぜひ温かい声援で迎えられればと思います。

　　　　

そして今回初参加いただくのは、このお2人です！

『陳情令』聶明玦役のワン・イージョウ（王翌舟）さん

『陳情令』でジー・リー（紀李）さんのお兄さん役を務められたワン・イージョウ（王翌舟）さん。今回ジー・リー（紀李）さんとの夢の“兄弟共演”が実現することになりました！

実力派俳優として活躍されるワン・イージョウ（王翌舟）さん。『陳情令』や映画『乱魄』の他にも、ゴン・ジュン（龚俊）主演の『ラブ・ヒーロー～私のカレはイケメン消防士～』にも出演。（U-NEXTやhuluで配信中）

日本に来るのはなんと8年ぶり！ とのことで、今から楽しみにしてくださっているそう。歌もお好きとのことなので、ソロステージも楽しみです。

　　　　

『祈今朝 ～失われた記憶、共鳴する愛～』洛埋名役のシュエ・バーイー（薛八一）さん

続いては、若手俳優の注目株、シュエ・バーイー（薛八一）さんです！

シュエ・バーイー（薛八一）さんはなんとデビュー作が日本の作品だそうで、2019年にNHKで制作・放映された『ストレンジャー～上海の芥川龍之介～』でルールー役を務められました。

ご本人もずっと日本に縁を感じてくださっていたそう。出演依頼をすると、「ぜひ！」と快諾いただきました。

最近では、シュー・カイ（许凯）さんとユー・シューシン（虞書欣）さん主演の『祈今朝＜ききんちょう＞～失われた記憶、共鳴する愛～』に出演。妖艶で美しい訳ありの双子の兄・洛埋名を演じられ、お顔を見たことがある！という方も多いのではないでしょうか？

そしてシュエ・バーイー（薛八一）さんといえば忘れてはいけないのがアイドルとしても活躍されている点です。2021年にWeTVで放映されたサバイバルオーディション番組『創造営2021』に出演。その端正な顔立ちと、幼少期から習っていたという中国舞踊をベースとしたダンス力で視聴者を魅了しました！

シュエ・バーイー（薛八一）さんは日本に来るのも初めてとのことで、イベントはもちろん、日本滞在も楽しんでもらえればと思います。

　　　

『中国時代劇ドラマファンミーティング 時を超えた出会い～2025・春～』は、2日間で全4公演の開催を予定しています。いずれの公演もトークショーやゲームなど、内容が異なるのはもちろん、今回は更に観客のみなさんとステージ上で交流できるような内容も企画中です。ぜひたくさんの回に足を運んでもらえると嬉しいです。チケットは現在ローチケで絶賛発売中！

みなさまのご来場を、お待ちしております。

　　　　

中国時代劇ドラマファンミーティング～時を超えた出会い 2025・春～　ローチケお申込み

　　　　

安田加奈子さんのコラムを見る

【第1弾】『中国時代劇ドラマファンミーティング～時を超えた出会い2024・夏～』（前編）

【第2弾】『中国時代劇ドラマファンミーティング～時を超えた出会い2024・夏～』(後編)　

【第3弾】中国ドラマ・映画・バラエティー番組の2024年トレンド速報！

【第4弾】2024年中国エンタメトレンド速報！〜中国のコンサート市場最前線＆増加する日中アーティストの海外公演〜

【第5弾】「中国ドラマファンPOP-UP」イベントレポート第1弾

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